米Googleは8月21日(現地時間)、モバイル検索と同様に、デスクトップでの検索結果においても、Twitterのリアルタイムツイートが表示されるようになったと発表した。発表時点では、英語版のデスクトップ検索でのみこの機能は有効となっている。Googleは今年5月、Googleの検索結果にリアルタイムツイートを表示させることでTwitterと提携を発表。第1弾として、英語でのモバイル検索(アプリとブラウザ)の結果において、リアルタイムツイートが表示されるようになった。Googleはこの機能について、「何かが起こっている時に、リアルタイムの情報を得るための素晴らしい方法。Twitterを使っている組織や人々にとって、最も関連性のある瞬間に世界のオーディエンスにリーチするための手段」と説明している。デスクトップでも「NASA Twitter」と検索してみたところ、最新のツイートが写真付きで2つ表示された。右側の矢印をクリックすると、過去のツイートをさかのぼることができる。
2015年08月24日Google Xのライフサイエンス・チームがXラボを離れてAlphabetの事業子会社として独立する。Google+でAlphabetのSergey Brin社長が明らかにした。ライフサイエンス・チームはGoogle Xにおいて、プロアクティブなヘルスケアを実現するテクノロジを開発しており、昨年1月に血糖値をモニターするスマートコンタクトレンズの開発プロジェクトを発表して大きな話題を呼んだ。新会社は、ソフトウエアエンジニア、腫瘍学者、光学専門家など様々なサイエンティストから成り、これまでライフサイエンス・チームを率いてきたAndy Conrad氏をCEOとする。事業報告構造は変わるが、目標は変わらず、他のライフサイエンス企業と協力しながらR&D初期の段階にある新しいテクノロジを臨床試験へと発展させる。
2015年08月24日知りたい場所の地図がすぐに見ることができるGoogleマップ。様々な機能が搭載されているこのアプリでは、目的地や現在地を表示させるだけにとどまらない多彩な使い方が可能です。この記事では、待ち合わせやルート確認など知っておくと役立つ使い方を紹介していきたいと思います。今回は「地図の向きを変える方法、向きを直す方法」について。***地図を読むのが苦手な場合、進行方向に地図を傾けないと目的地の位置が分からないという方も少なくないのではないでしょうか。もし、Googleマップ内の地図を傾けたい場合は2本指で画面をピンチした状態のまま、傾けたい方向につまみを回すように指を回転させれば、マップも回転して好きな方向にむけることが可能です。ただし、デバイスの機種によって感度が違い、2本指を画面につけてすぐに回転ではマップが回らないかもしれません。その場合は、2本指で軽く押さえた状態で回転させるとうまくいくかと思います。そして、回転させたマップを元のように北側が画面上部にくるように戻すのは簡単。画面右上の方位磁石のマークをタップするだけです。
2015年08月23日知りたい場所の地図がすぐに見ることができるGoogleマップ。様々な機能が搭載されているこのアプリでは、目的地や現在地を表示させるだけにとどまらない多彩な使い方が可能です。この記事では、待ち合わせやルート確認など知っておくと役立つ使い方を紹介していきたいと思います。今回は「片手でマップのズームイン・ズームアウトを行なう方法」について。***Googleマップを使っていて意外に困るのが、外出時、荷物を持っていて片手しかスマホ操作に使えない時ではないでしょうか。マップは出していても、目的地が近づいていざ地図の詳細を見るため拡大したい場合、荷物を地面においての操作は面倒。Googleマップは実は片手操作でもマップの拡大・縮小が行えるようになっています。方法はまず拡大したい部分をダブルタップ。ただし、2回目のタップの際に指は画面から離さず、そのまま画面下方向にスライドさせます。これでマップが拡大に。また、逆に上方向にスライドさせるとマップが縮小します。この方法を使えば、スマホを持った手の親指で簡単にズームイン・ズームアウトが可能です。
2015年08月22日米Googleの先進技術・サービス開発チーム「ATAP(Advanced Technology and Projects)」が進める組み立てスマホの開発プロジェクト「Project Ara」が遅延している。2015年に端末を市場テストする予定だったが、公式Twiterアカウントから2016年にずれ込んだことを公表した。「Project Ara」で開発する端末は、ディスプレイ、バッテリー、カメラ、スピーカーなどのパーツをフレームにはめ込むことで完成するスマートフォン。好みのパーツを利用できるほか、ディスプレイが破損するなど一部のパーツが壊れても、それを容易に取り替えられるなど、既存のスマートフォンにはないメリットがある。エントリーモデルでは50ドルから100ドルになるとしている。当初の計画では、プエルトリコでパイロットテストが行われる予定だったが、8月13日に「Market pilot re-route.」とテストの見直しを述べるコメントが投稿された。そして、8月17日には「When? 2016.」とし、当初の計画から遅れが生じていることが確認できる。現在は、米国の複数エリアでのテストを試みることを明らかにしている。When? 2016. #yeswearelate #ProjectAra— Project Ara (@ProjectAra) 2015, 8月 17遅延の理由について、Twitter公式アカウントは多くを語っていない。一時は端末の落下試験でパーツが外れてしまうことが原因と推測されたが、これについては、ジョークであると否定している。それ以外の要因としては、パーツの取りつけ、取り外しのための署名機能のテストを繰り返していること、永久磁石は採用しないなど、現状の断片を述べるにとどまっている。
2015年08月21日米Googleは8月18日(現地時間)、無線LANルーター「OnHub」を発表した。モバイルアプリ「Google On」(Android、iOS)を使った簡単なセットアップとネットワーク管理で、安定して高速な無線LAN環境を構築できる。価格は199.99USドル。北米において数週間中に販売開始になる予定で、同日よりGoogle StoreやWalmart.comなどオンラインストアで予約注文の受け付けが始まった。OnHubをブロードバンドモデルに接続し、Google Onアプリのガイドに従うだけでセットアップは完了する。OnHubの上面はスピーカーになっており、Androidデバイスを用いた場合はOnHubが発するオーディオトーンでセットアップコードを受け取れる。電源を入れるとスピーカーの周囲が光り、OnHubはライトを4つの色に変化させてネットワークの状態などをユーザーに伝える。OnHubは円筒型のデザインをしており、本体サイズは7.5インチ(高さ:19.05センチ)×4.6インチ(直径:11.68センチ)、重さは1.9ポンド(862グラム)。ポート類は、WANポート×1(10/100/1000 Mbps)、LANボート(10/100/1000 Mbps)、USB 3.0ポート×1。アンテナは、2.4GHzアンテナ×6、5GHzアンテナ×6を装備する。等間隔に並ぶアンテナによってOnHubの周りにまんべんなく信号が行き渡り、リフレクターを備えた方向には2.4GHzアンテナの信号がブーストされる。無線LAN機能は802.11a/b/g/n/acに対応する。同時接続できるデバイス数は最大128台。またBluetooth 4.0、ZigBee/Threadをサポートする。インターネットへの接続が完了したら、OnHubは自動的に機能アップデートやセキュリティアップデートを取得し、将来的にはBluetooth Smart Ready、Weave、802.15.4などを用いたスマートホームデバイスのハブとしても使えるようになる。OnHubのハードウエアパートナーはTP-LINKだ。ASUSもパートナーになっており、ASUS製のOnHubデバイスが今年後半に登場する予定。
2015年08月19日Googleは8月17日(米国時間)、これまでコードネーム「Android M」で呼ばれていた次期モバイルOSの正式名称を「Android 6.0 Marshmallow」と発表した。Androidのコードネームはアルファベットの順でお菓子の名前が付けられてきた。Android 1.5は「Cupcake(カップケーキ)」、Android 1.6はDonut「ドーナツ)」、Android 2.0/2.1は「Eclair(エクレア)」、Android 2.2は「Froyo(フロヨー:フローズンヨーグルト)」、Android 2.3は「Gingerbread(ジンジャーブレッド)」、Android 3.xは「Honeycomb(ハニカム)」、Android 4.0は「Ice Cream Sandwich(アイスクリーム・サンドイッチ)」、Android 4.1/4.2/4.3は「Jelly Bean(ジェリービーン)」、Android 4.4は「KitKat(キットカット)」、Android 5.0は「Lolipop(ロリポップ)」というコードネームが採用されてきた。こうした経緯から、「Android M」はMから始まるお菓子が正式名称になるとして、同社はYouTubeチャンネル「Nat and Lo」で正式名称発表前に公開した「Android M」に関する動画で、以下のMが付くさまざまなお菓子を紹介。今回、MARSHMALLOW (マシュマロ)に決定したようだ。MOON PIE (ムーンパイ)MADLEINE (マドレーヌ)MARSHMALLOW (マシュマロ)MACAROON (マカロン)MUNFFIN (マフィン)MOCHA (モカ)正式発表に伴い、開発者向けにSDKのファイナル版「Developer Preview 3」が公開され、開発者に「Android 6.0」向けのアプリを準備するよう、促している。「Android 6.0」は、アプリごとにPermissionが許可できる機能、「Android Pay」、「Now on Tap」などがサポートされる。
2015年08月18日Android Experimentsは、Android向けに開発された革新的な実験を披露する場。Googleが提供する「Android SDK」「Android NDK」「Android Wear」のほか、「Cinder」や「openFrameworks」といったオープンソースのC++ライブラリ、それにAndroid対応のボード「IOIO for Android」などを利用して個人や企業が開発し、Google Playで公開しているアプリから面白いアイデアを展示する。開設時、20種類のアプリが公開されている。この中には、加速度センサーを利用して指で描いたお絵描きを3Dにする「Ink Space」、壊れた陶器を修復する3Dパズルゲーム「Kintsukuroi」、モーションによりAndroid Wearスマートウォッチの表面が変わる「Time Mesh」などがある。今後一般からAndroid Experimentsで公開するプロジェクトの応募も開始する。応募はAndroid Experimentsのページより、応募者の名前やメールアドレスなどのほか、プロジェクトの名称、説明、利用した技術、GitHubで公開するソースコードへのURL、YouTube動画のリンク、Google Play Storeのリンクなどを入力する。条件として、Android 4.4(KitKat)以上で動く必要がある(端末は問わず、特定の端末をターゲットとしたものでもよい)。Googleでは、ほかの開発者を鼓舞できるオープンソースプロジェクトで、Androidプラットフォームのユニークな機能、新しい機能を革新的な方法で利用するもの、ユーザーがデバイスとインタラクトする方法を開拓するもの、ユニークでほかにはない視覚美を表現するものなどを探しているとしている。
2015年08月13日Googleのスタートアップ組織のNiantic labsは現地12日、別会社として独立すると発表した。Ingress公式のGoogle+アカウントを通じて、アナウンスした。Niantic labsは、位置情報ゲーム「Ingress」を運営するGoogleの社内スタートアップ。Googleからの独立後についての詳細は明らかにしておらず、公式ウェブサイトを通じて公表していくという。IngressのGoogle+アカウントでは、別会社としての独立のほか、Ingressアプリのダウンロード総数が1200万以上であること、世界各国で開催されたイベントに25万人以上が参加、ユーザーが歩いた距離は地球から太陽までの約1億5000万キロメートルに達しとするデータも公開している。
2015年08月13日米Googleは現地10日、新会社「Alphabet」を立ち上げを発表した。新会社はGoogleの親会社となり、Googleの共同設立者Larry Page氏がCEOに、同じく共同設立者のSergey Brin氏が社長に就任する。Googleは、これまでAndroidとChromeを統括してきたSundar Pichai氏がCEOとして率いる。Alphabetは多数の企業を傘下に抱える親会社として運営される。Googleの株式はそのままAlphabetに移管となり、権利変更もないという。構造としては、Alphabetの下で強いCEOが独立して経営していく。最大の傘下企業となるGoogleは、インターネット製品にフォーカスした「スリムダウンした」企業となる。血糖値を測定できるスマートコンタクトレンズなどのライフサイエンス、最新技術のインキュベーションの場であるX lab、投資部門のGoogle Venturesなどは別会社となり、関連していない事業を切り離すことでマネジメントのスケールを得られるとしている。Pichai氏については、以前からPage氏と同じような意見をもっており、これまでの成果と献身に満足しているとし、「GoogleのCEOとなるときがきた」と信頼を寄せている。Page氏とBrin氏は、適宜傘下企業に首をつっこむが、新ビジネスに真剣に取り組むという。Alphabetを傘とした新しい組織構造により、野心的なことを行う、長期的な視点を持つ、起業家と企業の成功を支援する、事業の透明性を改善するなどのメリットを挙げている。Alphabetという名称については、文字の集まりであり、人類史上最も重要な発明の1つである言語を象徴していること、"アルファ"(ベンチマークを上回る投資)-bet("賭け")でもある、などと命名の意図を説明している。Page氏はGoogle Maps、YouTube、Chrome、Androidなどの代表製品をあげながら、「われわれはクレイジーに見えることをたくさんやってきた」とし、「他の人がクレイジーだと思うようなことをこれからもやろうとしている」と記している。
2015年08月11日米Googleは10日(現地時間)、同社が100%出資する新会社「Alphabet」を設立すると発表した。Googleの共同創業者のひとりである Larry Page氏がCEOを努め、同じく共同創業者であるSergey Brin氏が社長に就任。GoogleはAlphabet傘下となり、上級副社長(senior vice president)だったSundar Pichai氏が、GoogleのCEOとなる。Alphabetでは、インターネット分野を超えて多岐にわたる領域を手がけるGoogleの事業が再編、集約される。メインのインターネット分野から離れた事業、例えばスマートコンタクトレンズ事業などを手がけるLife Sciences(Google X)や、健康、長寿命に関する研究開発を行なうCalicoなどはGoogleから切り離す。傘下となる各事業には、それぞれに強いリーダーシップを持つCEOを置き、事業を発展させていくとする。Alphabetは株式公開企業としてGoogleに置き換わり、GoogleはAlphabetの完全子会社となる。Googleの全株式は、発行数・権利ともに自動的にAlphabet株式に変更されるが、ナスダックでの銘柄は「GOOGL」および「GOOG」のままで取引される。
2015年08月11日米Googleは8月10日(現地時間)、新たに「Alphabet」というホールディングカンパニーを設立し、Googleなどを傘下に置く大胆な構造改革を発表した。Google共同創業者であるLarry Page氏がAlphabetのCEO(最高経営責任者)に、もう1人の創業者であるSergey Brin氏が社長に就任。最大の傘下企業となるGoogleは、プロダクト担当シニアバイスプレジデントだったSundar Pichai氏を新CEOとして再出発する。Web検索から始まったGoogleは、YouTubeを買収して成長させ、ブラウザを開発し、そしてモバイルに進出、インキュベータプロジェクトでは自動運転カーや医療・バイオなども手掛けている。革新的なアイディアを実現するのがGoogleの企業精神だが、変化を生み出し、新たな分野へとアイディアを広げるにつれて、Web企業の枠を超えて事業が拡大し、事業同士の関連性は薄れていた。そこで関連性のある事業同士をまとめ、それぞれが強いリーダーシップを持ったCEOの下で成長できるように複合形態を採用した。アルファベットは人類の最も重要なイノベーションである言葉を表す文字であり、また「Alpha(金融用語のアルファ値)-bet」と読むことでGoogleから培ってきた企業精神が伝わるため、Alphabetという社名を選んだという。Page氏とBrin氏の他は、Eric Schmidt氏がAlphabetのエグゼクティブチェアマンに、David Drummond氏がCLO(最高法務責任者)に就任、Ruth Porat氏がAlphabetとGoogleのCFO(最高財務責任者)を兼務する。8-K文書によると、最大の傘下企業であるGoogleは検索、広告、マップ、アプリ、YouTube、Adnroidと関連する技術インフラを手掛ける。Calico(バイオテック)、Nest(家電)、Fiber(光回線)、Gogole Venture(ベンチャーキャピタル)、Google Capital(同)、Google X(インキュベータプロジェクト)などはGoogleビジネスから分離される。Alphabet Inc.は、株式公開企業としてGoogle Inc.に置き換わる。すべてのGoogle株式は、同じ発行数、同等の権利のままAlphabet株式に切り替わるが、Nasdaq市場において引き続きGOOGLとGOOGとして取り引きされる。
2015年08月11日●パソコン版での共有方法知りたい場所の地図がすぐに見ることができるGoogleマップ。様々な機能が搭載されているこのアプリでは、目的地や現在地を表示させるだけにとどまらない多彩な使い方が可能です。この記事では、待ち合わせやルート確認など知っておくと役立つ使い方を紹介していきたいと思います。今回は「マップ上の場所を他の人と共有する方法」について。***目的地をすぐに検索できるのがGoogleマップの強みですが、しかしいざGoogleマップで調べた場所や待ち合わせ場所を他の人に教えるとなると、どうすればいいのか悩んでしまう方も多いかもしれません。そこで活用したいのがマップの共有機能。目的地の場所を記載したマップのURLを取得して、メールやメッセージアプリ、SNSなどに張り付けることで相手に送ることが可能です。それでは使い方を紹介していきましょう。○PCでマップを共有する方法パソコンからブラウザでGoogleマップを使っている場合は、マップ上にマーカーをつけた上でURLを取得します。マーカーとは、検索した際などマップ上に場所の位置を示すおなじみの赤い印のこと。手順はまず、目的地の検索、またはマップ上にある目的地をクリックしてマップ上にマーカーをつけた状態で、検索フォーム左にある1×3アイコン(検索窓左の三本線)をクリックします。出てきたメニューの中の「地図を共有または埋め込む」を選択するとURLが表示されるので、これを右クリックメニューなどでコピーして、あとはメールなどに張り付ければ完了です。また、URLの文字数が多いのが気になる場合は、URL表示画面の右上に表示されている「短縮URL」の項目にチェックを入れると、Googleの短縮URL サービスで文字数の少ないURLに変換されます。このURLをクリックすると、ブラウザが開いて目的地にマーカーがついた状態のマップが表示される仕組みです。また、スマートフォンやタブレットにGoogleマップアプリをインストールしていたら、アプリで開くこともできます。●モバイルアプリ版での共有方法○モバイルアプリ版は「共有」で利用するアプリを選択スマートフォンやタブレットの場合は、Googleマップアプリから共有が可能。まずはPCの時と同様に検索やタップをして目的地にマーカーをつけます。すると、画面下に目的地名が表示されるので、ここをタップ。その後、情報画面内に「共有」という項目が出てくるのでこれをタップします。もし、「共有」が見つからない場合は、画面右上に1×3アイコンをタップして「共有」を選択する方法でも大丈夫。どちらの方法でも、「共有」をタップすると共有可能なアプリのメニューが現れるので、使いたいものを選択しましょう。共有先のアプリが起動して、目的地名と住所、マップの短縮URLが記載された画面が表示されます。●スマホで現在地を相手に送る○スマートフォンで現在地を相手に送るには?目的地の場所を共有する方法を紹介してきましたが、場所の共有で意外に使うことが多いのが待ち合わせの時。しかし、残念ながら現在のバージョンのGoogleマップでは現在地をすぐに共有できる機能はありません。ではどうすればいいのでしょうか。方法は2つ。ひとつは先に紹介したマップ上をタップしてマーカーを指定して共有する方法で、画面を拡大してから現在地をタップして送ります。ちょっとスマートとは言いがたいですが、一番わかりやすい方法でしょう。もうひとつはGoogleマップに対応しており、なおかつ現在地情報を送る機能があるアプリを利用する方法。例えばLINEではトーク画面の「+」ボタンをタップして「位置情報を送信」を選択し、画面右下の現在地ボタンをタップしてから「この位置を送信」をタップ。相手に現在地をLINEで送ることが可能で、地図はメニューの「マップを起動」でGoogleマップを使って開くことができます。Googleマップの共有機能はちょっとした操作で簡単に目的地の情報を送ることができるのが便利なところ。ビジネスの場ではもちろん、日常のイベントでも活用できるでしょう。マップを送る機会が多い方はぜひ、知っておきたい使い方です。
2015年08月08日米Googleは5日(現地時間)、Nexusデバイスに対し、毎月セキュリティおよびプラットフォームの定期アップデートをOTAで配信すると発表した。対象端末は、Nexus 4、Nexus 5、Nexus 6、Nexus 7、Nexus 9、Nexus 10およびNexus Player。初回のアップデート配信は同日5日から。このセキュリティアップデートには、セキュリティ企業Zimperium zLabsが明らかにした、Androidのメディア再生エンジン「StageFright」に関する脆弱性の修正も含まれている。修正は、Androidのオープンソースプロジェクト経由で公に公開される。Nexusデバイスは少なくとも、購入後2年間はメジャーアップデートを受信できるほか、セキュリティパッチを3年間以上受け取れる。同社は、「セキュリティの優先度は最上級。毎月のデバイスアップデートは、ツールレスでユーザーを安全に保つものだとしている。
2015年08月06日米Googleは5日(米国時間)、自社ブランドのAndroid端末「Nexus」シリーズ向けに同日より無線を利用したOTA(Ovet the Air)形式でアップデートを行うと発表した。今後、セキュリティにフォーカスしたアップデートを毎月行っていく方針だ。対象となるのはNexus 4および同5、6、7、8、9、10とNexus Player。このアップデートには、7月末にZimperiumが明らかにしたメディアライブラリ「Stagefright」が関連する脆弱性の修正も含まれる。同時に、メーカーや通信事業者が修正を提供できるようAndroid Open Source Project(AOSP)にも修正を配信する。Stagefrightの脆弱性については、マルチメディアメッセージ(MMS)を受信するだけでユーザーが気がつかずに感染し遠隔から操作が可能であること、95%のAndroid端末が影響するといわれることなど、注目を集めた。Googleによると、今後Nexusデバイス向けに毎月セキュリティにフォーカスしたアップデートを行っていくという。これらの取り組みを通じて、他のAndroidメーカーや通信事業者にもアップデートを奨励する狙いだと思われる。Androidのセキュリティ問題が懸念される中、Googleはアプリの安全性についても他のアプリから分離して動かす「Application Sandbox」モデルの導入、アンチウイルスのような、アプリの確認のためのスキャンをデバイスに対しバッグラウンドで行う「Verify Apps」、セキュリティのバグ発見に対し報酬を支払う「Android Security Rewards Program」の展開などの取り組みを行っており、公式アプリストア「Google Play」で公開されているアプリの安全性をアピールしている。
2015年08月06日Googleは7月31日、アプリ提供企業向け新サービス「Google Play ストア内検索広告」の提供開始を発表した。アプリの提供企業は、グーグルのAdWordsの「モバイルアプリのインストール」を利用していれば、Google Play ストアへの検索広告を掲載できる。ユーザーが欲しいアプリを検索すると、ジャンルに関連するアプリであれば「Ad」と追加されたアイコンが検索結果の最上位に表示される。Booking.comやNordeus といった企業は、Google Play ストア内検索広告を活用している。Nordeusは導入後に「新しいアプリを今まさに探しているユーザーへのリーチ機会が拡大した」とコメントしている。広告掲載企業に向けた新たなキャンペーンを近日中に実施する。キャンペーンは、広告の文章、リーチしたいターゲット、予算、目標インストール単価を入力することで、プロモーションがを利用できる。キャンペーンは、Google Playへの広告出稿のほか、Google検索、YouTube、AdMob アプリ内広告ネットワーク、Google ディスプレイ ネットワークのサイトでも提供する予定だ。
2015年08月03日●スター機能とは?知りたい場所の地図がすぐに見ることができるGoogleマップ。様々な機能が搭載されているこのアプリでは、目的地や現在地を表示させるだけにとどまらない多彩な使い方が可能です。この記事では、待ち合わせやルート確認など知っておくと役立つ使い方を紹介していきたいと思います。今回は「お気に入りの場所を保存する方法」について。***Googleマップを使って行きたい場所を検索したのはいいけれど、同じ場所を表示させるために何度も検索するのは面倒ですね。また、旅行やデートなどのプランを立てる時に行く予定の場所をマップ上に保存しておいて、出先からスマートフォンで確認できるようにしておくことができたら当日はあわてずにすむはず。Googleマップでは、マップ上の気になるスポットやポイントを「スター(お気に入り)」として保存することが可能です。それではスター機能の便利な点と、使い方を紹介していきましょう。○知っておいて損はないスター機能とは?ブラウザでよく見るサイトをお気に入りとして登録するのと同じように、Googleマップでは、検索などで出したお気に入りの場所をマップ上に「スター」と呼ばれる黄色い☆印として表示・保存させることができます。このスターを登録するメリットは、マップ上に目印がつくだけではなく、同じGoogleアカウントのマップならどの端末からでもチェックできること。つまり、パソコン上から登録したものをモバイルデバイス上で確認できたり、またはその逆も可能です。出かける前にあらかじめ目的の建物やお店、施設を登録しておくと便利でしょう。●パソコンを使ってスターを登録する○パソコン版でスター登録するには続いてはスター機能の登録方法について紹介していきましょう。まずはパソコン版の操作方法から。Googleマップのスター機能を使うには、Googleアカウントでログインする必要があります。ブラウザでGoogleマップを開いて画面右上の「ログイン」ボタンをクリックしましょう。お気に入りの登録方法は場所を検索してから登録する方法と、マップ上でクリックした場所を登録する2通りがあります。検索から登録する方法では、Googleマップの検索フォームに行きたい場所を入力して表示させると、検索フォームの下に場所についての情報ウィンドーが現れるかと思います。このウィンドー内に☆マークがあるので、ここをクリックしましょう。これでスターの登録が完了。お気に入りを保存すると、マップ上の該当場所に黄色い☆印が表示されているはずです。●スマホからスターを登録する○任意の場所も3クリックでお気に入り登録が可能どんな場所でも、Googleの検索で出してお気に入りに保存できますが、小さなビルや空き地といった検索データベースにインデックスされていない場所もありますね。そういう場合、マップ上の目的地を直接クリックすると、検索フォームの下に住所や位置情報が表示されるので、さらにこの位置情報画面内に表示されている位置情報をクリックしましょう。すると検索の時と同様に☆マークが現れるので、あとは通常のお気に入り保存同様にクリックすれば登録完了です。○モバイルアプリ版からお気に入りを登録するには?パソコン版に続いて、次はモバイル版での登録方法。こちらもGoogleアカウントでのログインが必須です。方法はGoogleマップのアプリ画面左上にある1×3ボタンをタップして、「ログイン」をタップすればログイン画面に移行します。モバイルアプリ版の場合も、基本的な操作はパソコン版とほぼ同じ。まずフォームで検索するか、またはマップ上の任意の場所をタップして目的地情報のダイアログを出します。ダイアログが出てきたら、その中の目的地名をタップしましょう。すると詳細情報画面に移行するので、その中の☆マークをタップすれば完了です。Googleマップのスター機能は決して派手な機能ではありませんが、簡単な操作で使いどころが多いという点で役立つ機能。仕事・プライベートどちらにでも活用できるでしょう。
2015年08月02日Googleは、同社が提供する翻訳アプリ「Google Translate」をアップデートし、端末のカメラを看板やポスターにかざすことで翻訳される「Instant Visual Translation」機能の対応言語を27言語に拡大させる。Android/iOS向けに数日をかけて提供する。「Instant Visual Translation」は、今年の1月に「Google Translate」に追加された機能。端末のカメラを対象の看板や標識にかざすと、撮影をすることなく、画面上にリアルタイムで翻訳される。これまでは、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の7言語のみの対応だったが、新たに20言語が対応言語として追加される。ただし、日本語はここに含まれていない。追加言語は以下のとおり。ブルガリア語、カタロニア語、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィリピン語、フィンランド語、ハンガリー語、インドネシア語、リトアニア語、ノルウェー語、ポーランド語、ルーマニア語、スロバキア語、スウェーデン語、トルコ語、ウクライナ語など。また、異なる言語の会話をリアルタイムで翻訳する音声会話モードも高速化され、通信速度が遅い環境でもよりスムースに動作するようになる。音声会話モードの対応言語は32言語。
2015年07月30日米Googleが「Google Translate (Google翻訳)」アプリのインスタントビジュアル翻訳機能の対応言語を27言語に拡大し、また音声会話モードの音声翻訳の性能を向上させる。インスタントビジュアル翻訳は昨年5月にGoogleが買収したビジュアル翻訳アプリ「Word Lens」を用いた機能で、モバイル端末のカメラを使って標識や看板などをキャプチャすると、書かれているテキストが画面上でリアルタイムで翻訳される。オフラインでも利用可能。これまで対応言語が英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の7カ国語だったが、ブルガリア語、オランダ語、スウェーデン語、ウクライナ語など20言語が追加された。残念ながら日本語は含まれない。音声会話モードでは設定した2つの言語で話し言葉がリアルタイムで翻訳され、異なる言葉を話す人がモバイル端末を介して会話できる。対応言語は32言語。アップデート後は、通信速度が遅い環境でもよりスムースにレスポンスよく動作するようになる。2つのアップデートはAndroid版およびiOS版のGoogle Translateアプリで利用可能、数日をかけてロールアウトされる。
2015年07月30日米Googleは27日(現地時間)、従来、利用にGoogle+アカウントが必要であった「YouTube」を、Googleアカウントのみで利用できるようにした。Googleは、ひとつのGoogle+アカウントで同社の各種サービスを利用できるようにしているが、「同じアカウントを使えて便利だ」という声がある一方で、「Googleの他のサービスを使うのに、Google+のプロフィールは意味が無い」という意見も確認したとする。これを踏まえ、コンテンツを共有する「Google+」ではSNSとしての面をより追求していく一方で、SNS以外のGoogleのサービスについては、Google+プロフィールではなくGoogleアカウントの利用を段階的に進めていくとした。まずは今後数カ月のうちに、Googleアカウントで「YouTube」のコメント投稿やチャンネル作成などが行えるようにする。投稿したコメントは、YouTubeのみに表示され、Google+上には現れない。また、同社はすでに「Google+フォト」から「Googleフォト」アプリへの移行も進めているとした。
2015年07月29日米YouTubeは7月27日(米国時間)、今後数週間で、YouTubeにおいて動画のアップロード、コメント投稿、チャンネル作成を行う際に、Google+のプロフィールが不要になると発表した。これにより、 YouTubeで投稿したコメントはYouTubeでのみ表示され、Google+では表示されなくなる。逆に、Google+で投稿したコメントはYouTubeに表示されなくなる。ただし、現在、Google+のプロフィールを削除すると、YouTubeのチャンネルまで削除されてしまうので、Google+のプロフィールを削除したくても、数カ月は待つようにとのことだ。このアナウンスは、日本のYouTubeのヘルプにも公開された。なお、YouTubeにGoogle+アカウントとの統合が必須になった新しいコメントシステムが導入されてから、悪質なコメントが増えたためランキングシステムを改善したところ、コメントへの低い評価が35%減ったという。
2015年07月29日Googleは7月28日、報酬型の紹介サービス「Google Apps 紹介プログラム」を開始したと発表した。Google Apps for Workは、Googleが提供する有料のクラウド型グループウェア。ビジネス用のメール、オンライン ストレージ、共有カレンダー、ビデオ会議など、仕事を効率化するためのツールが使えるほか、無料サービスにはない電話によるサポートを提供している。この紹介プログラムは、Google AppsのユーザーがまだGoogle Appsを利用していない知人などにサービスを紹介できるというもの。紹介された知人が有料サービスに登録すると、紹介者には1ユーザーにつきGoogleから1800円の報酬が支払われる。紹介数に制限はないが報酬額には限度があり最大18万(100ユーザー)。参加するには、専用のWebサイトからメンバー登録して紹介用のリンクが取得し、知人にリンクを付けたメールを送信する。なお、報酬を得るには、紹介したユーザーが単一のアカウントであること(マルチアカウントではない)、紹介したユーザーが有料版サービスを120日以上使い続けることなどの条件がある。
2015年07月29日米Googleは27日(米国時間)、サービスの利用に必要なログオンやアカウントについての変更を発表した。これまで利用にGoogle+プロフィールの利用が義務付けられていたサービスで必須ではなくなり、Googleアカウントのみで利用できる。この変更はまず、「YouTube」で有効となる。Googleは各種サービスに対し1つのアカウントでログオンできるようにしているが、これは「便利だという意見がある一方で、Google+のプロフィールを他のGoogleサービスで利用することは意味をなさないという意見もあった」とGoogleは説明している。YouTubeについては、2013年よりコメントする際ににGoogle+アカウントが必須となっている。今回の変更はこれらの声を受けたもので、段階的にGoogleの各種サービスでのGoogle+プロフィールの利用を停止する。かわってGoogleアカウントを利用するが、プロフィールを公開するGoogle+とは異なり他の人による検索やフォローができなくなる。すでにGoogle+プロフィールを作成しており、Google+そのものを利用する予定がないユーザーに対しては、公開されたプロフィールの管理や削除の手段を提供するとしている。変更は数カ月かけて段階的に行われるという。今回の変更はGoogle+の改善の一部となる。Googleによると、5月に発表した「Google+ Collection」などの新機能を加えると同時に、機能の整理も進めている。すでに「Google+ Photos」については「Google Photos」アプリへの機能の移行を進めているほか、「Hangouts」やその他のアプリに位置情報を共有できる機能を追加する準備を進めているという。これらにより、Google+の体験を改善し、エンゲージを強くできるとしている。
2015年07月28日米Slack Technologiesは7月23日(現地時間)、公式ブログにて同社が提供するチームコミュニケーションツール「Slack」がGoogleカレンダーと連携したことを発表した。Slackは、開発者を中心に人気を博しているチーム向けのコミュニケーションツール。今回の連携により、Googleカレンダーに登録したイベントを、指定したチャンネル上に自動で通知することができるようになる。Googleカレンダーは複数連携できるので、たとえば個人用カレンダーを連携して1日のスケジュールを毎朝自分宛に通知するようにしたり、共有カレンダーとチームのチャンネルを連携して会議の15分前に参加者全員に開始時刻を通知するといったことが可能となる。
2015年07月27日米Googleは21日(現地時間)、Googleドライブから直接ドキュメントをデスクトップ版Microsoft Officeで開けるプラグイン「Google ドライブ プラグイン for Microsoft Office」の提供を開始した。同社サイトから無料でダウンロードできる。今回提供されたプラグインは、Microsoft Officeソフトと連携。Google Driveに保存されているWordやExcel、PowerPointなどのOfficeドキュメントを直接デスクトップ版Officeで開き、データ編集後にはドキュメントをGoogleドライブへ直接保存できるようになった。同社では、チームで同じドキュメントを共有したり、複数のデバイスから同じドキュメントにアクセスする場合に便利としている。
2015年07月23日米Googleは21日(現地時間)、Google マップの新機能として、自分の移動履歴を自動で収集して表示する「Your Timeline」を発表した。同日よりWeb版とAndroid版を順次提供していく。Your Timelineは、ユーザーが訪れた場所の履歴を地図と一緒にタイムラインとして残せるサービス。歩行、車、バスや電車などの移動手段も記録できるほか、任意の場所に名称を付けることが可能だ。フォトストレージサービス「Google フォト」との連携で、その場所で撮影した写真も合わせて表示できる。プライバシーに配慮し、閲覧できるのはユーザー本人のみ。また、保存されている履歴を指定して削除することも可能。利用には、Googleのアカウント設定から「訪れた場所」を有効にする必要がある。
2015年07月23日米Googleは現地21日、地図サービス「Google Maps」の新機能として、自分が訪問した履歴を管理できる「Your Timeline」を発表した。Androidとデスクトップ版に対応、順次提供していく。Your Timelineは、ユーザーが訪問した場所の履歴をたどれるサービス。利用には、Googleアカウントで位置情報の履歴となる訪れた場所をオプトインしておく必要がある。Google Maps上に日時とともに訪問ルートを表示し、歩行、車、バスなどの公共機関などの移動手段も記録する。日付からその日の履歴を表示でき、レストランや美術館などのほか、住所に対して「実家」「⚪️⚪️の家」のように名前もつけられるという。写真サービスの「Google Photos」と連携も可能で、そのとき、その場所で撮影した写真を合わせて表示する。プライバシーにも配慮し、Your Timelineはそのユーザーのみが閲覧できる設定になっており、保存するロケーションについても選択できるという。履歴の一部あるいは全行程削除することもできる。
2015年07月22日Googleは8月1日に、フォトストレージサービス「Google+ フォト」を廃止することを発表した。同社はGoogle+上に「Goodbye Google+ Photos, hello +Google Photos!」と題したメッセージを投稿。Google+ フォトにアップロードしたデータは「Google フォト」に引き継がれることを明かし、現行サービスのユーザーにGoogle フォトの利用を呼びかけた。Google フォトは、今年5月にGoogle+ フォトから独立した新フォトストレージサービス。1,600万画素までの静止画と1080pまでの動画を、無料かつ容量無制限で保存できる。
2015年07月22日Google Japanは21日、Googleマップ日本版が10周年となることを記念し、Googleマップの歴史を振り返るとともに、槍ヶ岳のストリートビューの公開を発表した。Googleマップ日本版は、デスクトップ向けが2005年7月14日に、モバイル向けローカル検索が同年7月20日に開始。当初はカーナビ用の地図画像をそのまま表示していたが、モバイル向けのサービス開発に注力していくなかで、乗換案内機能や、現在地を示す「青い点」、駅や空港など建物の構内図を表示する「インドアマップ」などを、まずモバイル向けに実装させていった。「地図を様々な視点で提供することも、Googleが力を入れてきたことの1つ」といい、2005年に衛星写真をマップ上で公開してから、真上や斜め45度から見た衛星・航空写真を提供してきた。また、2012年には自動的に街を3D描画する、3Dモデリング技術も導入した。実際に街を歩くのと同じ目線での現地写真を閲覧できる「ストリートビュー」は2008年から開始。撮影対象地域は、通常の道路から寺社仏閣や観光地、世界遺産等に広がっていった。2013年からは人が担いで撮影するトレッカーも導入し、山々の撮影などが可能となった。今回、Googleマップではサービス開始10年を記念し、トレッカーで撮影した槍ヶ岳のストリートビューを公開する。2011年3月11日に発生した東日本大震災では、Googleは災害関連情報を集めた特設サイトを公開。安否情報を検索・確認できるパーソンファインダーや、被災地の交通が機能しているかを共有する交通事実績情報などの各種サービスを提供した。Googleマップでも震災を機に、過去の画像にアクセスできる「タイムマシン機能」を新たに開発。これは「震災前に撮影されたストリートビューの画像を残して欲しい」という声に応えたもので、被災地の航空写真の更新も継続して記録している。同社は、この10年を振り返り「この旅路において、日本のユーザーの皆さんからいただいたご要望や励ましの声は、私たちにとって何ものにも代えがたい宝物です」と感謝を綴っている。
2015年07月22日Googleは7月14日(米国時間)、「Google Developers Blog: Lighting the way with BLE beacons」において、同社が推進する新しい電子ビーコンに関する取り組み「Eddystone」を紹介するとともに、この取り組みを推進するために多くのデベロッパに開発に参加してほしいと呼びかけた。GoogleはGoogle Mapsをはじめとする位置情報サービスを提供している。電子ビーコンの普及はGoogle Mapsの機能強化に結びつくとともに、パーソナル・アシスタントであるGoogle Nowにもそのデータを転用できるなどの高い相乗効果が期待できる。Googleが電子ビーコンに関する取り組みを進めている背景には、同社の提供しているサービスの質の向上や魅力の向上があると見られる。Googleはこれまで電子ビーコンに関する事業者と取り組みを進め、既存の技術では機能やセキュリティの面で不足があるとし、要求を満たすとともに、オープンな規格として自由に使用できるフォーマットが必要だと指摘。そのために「Eddystone」と呼ばれるオープンなBLEビーコンフォーマット(Bluetooth low every beacon format)を開発して公開したようだ。仕様や実装系はGitHubの下、Apache 2.0ライセンスで公開されている。Googleはすでに今年に入ってからポートランドで電子ビーコンを使った実証実験を開始している。実証実験では電子ビーコンを使ってGoogle Mapsを使ったトランジットサービスの質を向上させるというもの。Google Mapsはすでに多くのユーザにとって欠かすことのできないツールとなっており、今後、この電子ビーコンの取り組みが同社のサービスにどのような変化をもたらすのか注目される。
2015年07月17日