KDDIは10日、「コミックマーケット89」に配置する車載型基地局に施すラッピングイラストの一般公募を、イラストコミュニケーションサービス「pixiv」上で開始した。イラストの公募は、コンテスト形式で行われ、投稿されたイラストのなかから10作品をKDDIが選考。その後、au Webサイト上で一般投票を行い最優秀賞を決定する。最優秀賞作品は、12月29日から31日まで東京ビッグサイトで開催される「コミックマーケット89」での車載基地局ラッピングに採用するほか、投稿者には賞金30万円を贈呈する。イラストは、「コミケ参加者を応援」をテーマとしたオリジナルキャラクター、もしくはauのCMキャラクターである「三太郎」をモチーフにしたものである必要がある。pixivでタグ「auイラコンC89」を設定して投稿すると応募が完了となる。募集期間は、11月29日までで、一般投票は12月4日から14日にかけて行われる。
2015年11月10日KDDIは10日、12.9インチタブレット「iPad Pro」(Apple製)を今週中に発売することを明らかにした。同社が取り扱うのはWi-Fi+Cellularモデルで、au 4G LTE、WiMAX 2+に対応するとしているが、価格などの詳細はアナウンスされていない。iPad Proは、米Appleが9月に開催したスペシャルイベントで発表し、11月の発売を予告していた新型iPad。iPad史上、最大となる12.9インチのディスプレイを搭載する。Appleでは、専用スタイラスペン「Apple Pencil」やキーボードカバー「Smart Keyboard」を純正アクセサリとして用意しているが、KDDIで取り扱うかは明らかにしていない。主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、高さ約305.7mm×幅約220.6mm×厚さ約6.9mm/約723g。ディスプレイ解像度は、2,732×2,048ピクセル。チップにはA9Xを搭載する。背面には800万画素、前面には120万画素のカメラを内蔵。通信面では、au 4G LTE、WiMAX 2+をサポート。Wi-Fiモデルにはストレージ容量32GB/128GBの2モデルが用意されているが、Wi-Fi+Cellularでは128GBモデルのみ。そのほか、IEEE802.11a/b/g/n/acに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.2などに対応する。カラーバリエーションは、シルバー、ゴールド、スペースグレイの3色。前述のとおり、KDDIは価格等をアナウンスしていないが、Appleが発表した128GB/Wi-Fi+Cellularモデルの価格は、税別128,800円となっている。
2015年11月10日KDDI、沖縄セルラーは6日、auケータイおよび電子書籍専用端末「biblio Leaf SP02」向けの電子書籍サービス「LISMO Book Store」を終了すると発表した。サービス終了日は2016年4月30日。「LISMO Book Store」は2010年12月、「biblio Leaf」向けに開始した電子書籍サービス。翌2011年4月にAndroidスマートフォン向け、9月にauケータイ向けにサービスを拡充した。しかし今回、スマートフォンやタブレットの普及により利用者が減少したとして、提供終了を告知。利用者には今後、Webサイトやメールなどで案内していく。サービス終了日は2016年4月30日。月額コースは、2015年11月9日に新規申し込みを終了する。月額サービスの自動退会は2016年1月18日で、コンテンツの販売は2016年2月29日に終了。なお、販売終了後のポイント利用は不可。現在サービスを利用中のユーザーは、終了後もダウンロード済みの機器で、コンテンツを引き続き閲覧可能。両社は今後、auスマートフォン向け電子書籍サービス「ブックパス」といったサービスの拡充に務めるとしている。
2015年11月09日ナターシャ、KDDI、はてなの3社は4日、Webコミックの更新を一括チェックできるサービス「Pinga」(ピンガ)を提供開始した。利用は無料。「Pinga」は、Web上で発表されているコミックの更新を、リアルタイムで一括チェックできるPC・スマートフォン/タブレット向けWebサービス。利用はブラウザ経由となる。はてなはサービス開発とデザイン全般を担当。ナターシャとKDDIはその他の部分を担当し、運営は3社で行っていく。サービス開始時点では、comicoやマンガボックスなど、出版社・個人合わせて73サイト・732作品の更新チェックに対応。登録作品を更新順に表示する「新着マンガ」、気に入ったWebコミックを登録・管理する「お気に入り」などのほか、Webコミックに関するニュースや特集記事も配信。また、SNSなどで話題になった作品を掲出する「いまホットなWebマンガ」、運営側が独自に注目する「注目のマンガ」といったコーナーを用意し、Webコミック作品の告知、啓蒙を進める。なお、「お気に入り」登録には、twitter ID、Facebook ID、はてなIDのいずれかでログインする必要がある。更新チェック対応サイトは下表の通り。(C)行徒妹・河田雄志 2013, (C)武論尊・原哲夫/NSP 1983 (C)NHN comico Corp.(C)新久千映/NSP 2011 (C)黒川依/NSP 2015 (C)酉川宇宙/NSP 2014 (C)暮石ヤコ/NSP 2015 (C)大島千春/NSP 2014 (C)新久千映/NSP 2014
2015年11月05日KDDIはこのほど、SDN技術を活用したイントラネットサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch 2(KDDI WVS 2)」で「Microsoft Azure」との閉域網接続オプションを提供開始した。オプションは、「Microsoft Azure」の閉域網接続サービス「ExpressRoute」の接続事業者であるエクイニクス・ジャパンが提供する「Equinix Cloud Exchange」を活用したもの。これにより、「KDDI WVS 2」の閉域網との簡単で迅速な接続を提供する。同オプションを利用すれば、アクセス回線やネットワーク機器の手配をせずに、異ルート冗長構成で二重化されたセキュアかつ高信頼な環境で「Microsoft Azure」を利用できる。また、すでに閉域での接続を提供中の「KDDI クラウドプラットフォームサービス」や「AWS」などと組み合わせることで、ハイブリッドなICT環境を迅速に構築できる。利用料金(税抜価格)は、100Mbps回線の帯域確保型で、初期費用0円、月額料金36万4000円。月途中で申込/解約するケースでは、利用日数分の日割額となる。また別途、利用に応じたExpressRouteの月額料金が必要となる。
2015年11月02日KDDI研究所は29日、日本語音声合成ソフトウェア「N2」のWindows版およびLinux版ソフトウェア開発キット(SDK)を発売した。これにより、スマートフォンやタブレットに加え、ロボットやIoTデバイスにも音声読み上げ機能を搭載できるようになった。「N2」はKDDI研究所が独自開発した、インターネット接続なしにデバイス単体で動作が可能な音声読み上げソフトウェア。HMM音声合成方式とよばれる、統計的な音声モデルを用いる音声合成方法により、品質を高く保ちながら必要なデータサイズを抑えることが可能なため、端末上で音声合成に必要な高速処理・省サイズを実現できる。2011年より、Android版の「N2」TTSライブラリSDK、日本語TTSアドオン「N2 TTS」の提供を開始。2013年からは、iOS版TTSライブラリも提供している。実装例として、auの音声アシスタント「おはなしアシスタント」のほか、KDDIのクラウドサービス「クラウドオートコール」での音声メッセージ合成などのサーバシステム、KDDIホームページに掲載している社長メッセージの音声読み上げにも利用されている。今回のWindows版およびLinux版の提供により、対応OSは、Windows Vista以降、RHEL 6以降、Debian GUN/Linux 7以降、Ubumtu 12.04 LTS以降、Raspbian、Android 1.6以降、iOS 5以降となる。入力文字コードはUnicode(UTF-16)、出力形式は32kHzサンプリング、16bitリニアPCM。声質は男声10種類と女声10種類が用意されている。
2015年10月29日KDDI、沖縄セルラー電話は、下り最大220Mbpsのデータ通信が可能なモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT W01」(ファーウェイ製)において、新色「Berry」を11月6日より販売する。端末価格は税別28,080円。「Speed Wi-Fi NEXT W01」は、下り最大220Mbpsのデータ通信が可能な「WiMAX 2+ キャリアアグリゲーション」、人口カバー率99%だという「4G LTE」に対応したモバイルルーター。これまでは、青系のMARINEと、白系のWHITEの2色展開だったが、新たにピンク系の「Berry」が追加され3色展開となる。主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約120mm×高さ約59mm×厚さ約10.0mm/約113g。バッテリー容量は2,300mAh。最大連続通信時間は、WiMAX 2+接続時が約480分、4G LTE接続時が約440分。最大連続待受時間は、デフォルト設定時が約730時間、クイックアクセスモード設定時が約36時間。Wi-Fi規格は、IEEE802.11ac/n/a/g/b。最大同時接続数は10台。
2015年10月22日KDDIおよび沖縄セルラーは、5.2インチAndroidスマートフォン「Xperia Z5 SOV32」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を29日より発売する。端末価格は税込み(以下同)84,240円。MNPによる乗り換えの場合、各種割引きが適用されると実質負担額は0円となる。「Xperia Z5 SOV32」は5.2インチサイズのAndroidスマートフォン。ソニーのデジタル一眼カメラ「α」で培ったオートフォーカス技術を活用することで、0.03秒というオートフォーカススピードを実現している。また、画像処理エンジン「BIONZ for mobile」も強化。5倍ズームでの撮影でも解像感のある撮影ができるという。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.1。CPUはMSM8994(オクタコア、2.0GHz+1.5GHz)。内蔵メモリは3GB。ストレージは32GB。外部ストレージはmicroSDXC(200GB)。サイズ/重量は、幅約72mm×高さ約146mm×厚さ約7.3mm/約154g。ディスプレイ解像度は1,920×1,080ピクセル。バッテリー容量は2,900mAh。最大連続通話時間は約1,250分。最大連続待受け時間は約500時間(4G LTE/WiMAX 2+)。IPX5/IPX8に準拠した防水、IP6Xに準拠した防塵性能を備える。通信面では、受信最大225Mbpsの4G LTE(キャリアアグリゲーション)、受信最大220MbpsのWiMAX 2+(キャリアアグリゲーション)をサポート。そのほか、IEEE802.11a/b/g/n/acに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.1、VoLTE、フルセグ/ワンセグ、おサイフケータイなどに対応する。カラーバリエーションはホワイト、グラファイトブラック、ゴールド、グリーンの4色。指定の料金プランを契約することで受けられる割引きサービス「毎月割」が適用された場合の、端末実質負担額は、新規・機種変更とMNPで異なっている。新規・機種変更の場合は、2,124円×24回(総額50,976円)。なお、「auスマートパス」に加入すると割引額が上がり、1,800円×24回(総額43,200円)となる。MNPの場合は、「毎月割」に加え2年間の利用を前提とした割引きサービス「誰でも割」を受けることができる。両方が適用された場合、324円×24回(総額7,776円)。「auスマートパス」加入の場合は0円となっている。
2015年10月21日KDDIは20日、電力小売事業に参入すると発表した。2016年4月からスタートする電力小売の自由化に伴い開始する事業で、本日20日に経済産業省資源エネルギー庁に小売電力事業者の登録申請を行った。同社は約4400万のauユーザーを中心に全国で「auでんき」を提供する。auでんきは、既存の電力会社の変電所、配電線等の設備を使用したサービスで、利用者には、電気料金と通信料金のセット割引やスマートフォンを活用したサービスの提供などを行う予定。サービス提供にあたっては、全国約2500店のauショップやお客さまセンター等を活用したカスタマーサポート体制を構築する。料金プランなどのサービス詳細については発表されておらず、後日アナウンスするという。
2015年10月20日KDDIは10月14日、パナソニック システムネットワークス製の法人向けタブレットPC「TOUGHPAD FZ-E1(Windows Embedded 8.1 Handheld モデル)」と「TOUGHPAD FZ-X1(Androidモデル)」の提供を10月下旬より開始すると発表した。「TOUGHPAD FZ-E1/ FZ-X1」は、電気火花や高温度の物体などの点火源に触れると爆発や火災が起こる可能性がある危険な場所でも使用可能な「国内防爆検定」を取得したタブレットPC。人口カバー率99%超であるプラチナバンド(800MHz)の「4G LTE」に対応し、広いエリアでデータ通信を利用できるだけでなく、音声通話も可能となる。実利用面では「高感度近接検知タッチパネル」を搭載しており、画面が濡れていても手袋をしたままで画面操作ができる。そのため、大型プラントや石油・ガス貯蔵庫、化学工場といった作業現場における業務効率化に貢献できるとしている。
2015年10月15日KDDI研究所は9月30日、サーバやスマートフォン、IoTにおける個人情報などの重要なデータを安全に保護するソフトウェア技術を開発したと発表した。この技術は、KDDI研究所が開発した高速ストリーム暗号「KCipher-2」を応用。メモリ内のデータを安全に保護するソフトウェア技術となる。KDDI研究所の暗号化技術とソフトウェア保護技術を組み合わせて、暗号化に用いた鍵データをメモリ内に分散してダミーを生成し、正規の利用者のみが正しく読み取れるようにして強固なセキュリティを実現している。従来方式と比較して約10倍の高速処理ながら、数KBの軽量なソフトウェアで実装できるため、高い処理能力を持たないデバイスでも十分な機能を発揮できるという。同技術で採用した、「暗号化に用いた鍵データをメモリ内で安全に保護する方式」の実用化は世界初としている。なお、この技術の一部は、科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業「ビッグデータ統合利活用促進のためのセキュリティ基盤技術」の体系化の成果となる。
2015年10月02日KDDIとKiiは9月29日、業務提携を行い、法人向けクラウド基盤「KDDI クラウドプラットフォームサービス」の機能として、イントラネット接続型モバイルアプリ/IoTデバイス開発基盤「mBaaS by Kii」を9月30日より提供開始すると発表した。mBaaS by Kiiは、ユーザ管理、モノ管理、データ管理、プッシュ通知、位置情報、アプリ分析などのモバイルアプリやIoTデバイスのサーバー側の機能をクラウド上で利用できるサービス。法人利用者は、自社でのサーバー開発や保守が不要となり、各種機能を搭載したアプリや、IoTデバイスを迅速・簡単・安価に開発することができるという。今回、インターネット回線との接続に加え、イントラネット回線(KDDI Wide Area Virtual Switch)との接続を標準提供することで、セキュアな環境下でのアプリ開発および利用が可能となった。また、mBaaS by Kiiでは、Android Client SDKやiOS Client SDKなどの各プラットフォーム向けSDK(ソフトウェア開発キット)を提供しており、mBaaS by KiiのAPIを直接操作する手段としてREST APIも公開している。利用料金は、ストレージ100GB、APIリクエスト数月間1,000万回、プッシュ通知数月間1,000万回で月額20万円。ストレージ、APIリクエスト数、プッシュ通知は超過分に応じて月ごとの従量課金となる。
2015年09月30日KDDI、沖縄セルラーは、通信の残データ容量をリアルタイムで表示する「デジラアプリ」で、無料視聴・購読が可能な映画、ドラマ、アニメなどのコンテンツを29日より提供開始した。無料視聴可能なコンテンツは、アプリ内に新設された「おたのしみ」ボタンから閲覧できる。ビデオパスやブックパスの有償コンテンツも含まれ、週替わりで提供される。対応機種は4G LTEスマートフォン、iPhone 4Sを除くiPhone、4G LTEタブレット、iPad。一部動画コンテンツの再生には、ビデオパスアプリが必要になる。
2015年09月29日KDDIは29日、ソニーのAndroidスマートフォン「Xperia Z5」を10月下旬に発売すると発表した。オートフォーカス機能、約2300万画素の高解像度カメラを搭載するなど、カメラにポイントを置いたスマートフォンとなる。Xperia Z5のカメラは、新搭載のセンサーに加え、デジタル一眼カメラ「α」で培ったオートフォーカス機能を備える。オートフォーカススピードは0.03秒で、被写体を瞬時に正確に捉えることが可能だという。また、画像処理エンジン「BIONZ for mobile」を進化させ、5倍ズームでの撮影でも解像感のある撮影が行えるとしている。このほか、逆光や暗がりでも自然な色合いの撮影を可能にするHDRを搭載、「プレミアムおまかせオート」に好みの色合いや明るさの調整機能を付け加え、自分好みの写真撮影も可能とした。その他の特徴として、本体の背面パネルにフロストガラスを採用、表面にマットの感触を施したほか、Xperiaロゴが刻印されたメタルフレームに、表面処理の一種、ブラスト処理をし、背面パネルとの一体感を高めるなど、見た目にもこだわった。高音質なハイレゾ音源の再生、周囲のノイズを減らすデジタルノイズキャンセリングなどの機能も備える。同製品の主な仕様は以下のとおり。OSはAndroid 5.1。ディスプレイサイズは約5.2インチ。RAMは約3GB、ROMは約32GB。外部メモリとして最大200GBのmicroSDXCに対応する。カメラはメインが約2300万画素、サブが約510万画素。連続通話時間はVoLTE時で約1250分、連続待受時間は4G LTE/WiMAX 2+時で約500時間。バッテリ容量は2900mAH。サイズ/重量は、約72(W)x146(H)x7.3(D)mm/約154g。カラーは、ホワイト、グラファイトブラック、ゴールド、グリーンの4色。特徴的なサービス・機能については、通信が下り最大225Mbpsの4G LTE、下り最大220MbpsのWiMAX2+、VoLTE、シンクコール、ボイスパーティに対応。Wi-FiはIEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1が利用可能。このほか、フルセグ/ワンセグ、おサイフケータイ、防水・防塵機能も備える。
2015年09月29日●三太郎も登場KDDIは25日、午前8時より「iPhone 6s/6s Plus」の販売を開始した。新宿にあるKDDIの旗艦店「au SHINJUKU」では発売開始を記念して、セレモニーが開催された。本稿ではセレモニーの模様をお届けする。○auのローズゴールドは「桃金色」iPhone 6sの印象について、同社の田中孝司社長は「個人的には3D Touchの感触が気に入った。UIの進化は完成形に近づいている」と語った。また、スペースグレイ/シルバー/ゴールド/ローズゴールドの4色で展開するカラーバリエーションについては「ローズゴールドが圧倒的に人気。女性のみならず、男性にも人気がある。ただ、ローズゴールドは品薄なので、早くお求めになった方が良い」と言及。auのCM“三太郎シリーズ”にかけ、「au ショップでは、ローズゴールドのことを“桃金色”と注文してください」と話した。KDDIでは、iPhone 6sの発売にあわせて「スーパーカケホ」「スーパーアップグレードキャンペーン」「スーパー快適ネットワーク」といったサービスを訴求していきたい考え。折しも、大手3キャリアは政府から携帯電話料金の値下げ要請を受けたばかりだが、これをネタに田中社長は「KDDIのスーパーカケホは、業界最安値。安倍首相にも喜んでもらえるのではないか」と話し、会場の笑いを誘った。●減収インパクトにどう対応するか○先頭の男性は2年連続で一番このあと、ステージにはiPhone 6sの予約者が10名ほど招かれた。列の先頭にいたのは社会人の男性。聞けば、昨年もau SHINJUKUに先頭で並び、au版iPhone 6を一番に手にしたという。「今日は有給休暇をとってきました。毎年恒例になっています。これから会社によって、新色のローズゴールドを自慢してきます」と嬉しそうに話していた。発売が開始される午前8時に合わせて、会場ではカウントダウンが開始。華々しく幕が上がると、奥からはCMキャラクターでもあるタレントの松田翔太さん、桐谷健太さん、有村架純さんが登場した。○秋商戦はiPhone商戦発売イベントのあと、田中社長は囲み取材に応じた。今後の業績予想について聞かれると、同氏は「(iPhone 6sが発売されることもあり)スーパーカケホの予約数は、足元で良い数字が出ている。秋商戦は、iPhone商戦と言って良い。年末に向けて、手応えを感じている」と回答した。「秋はiPhone、Androidは春商戦と捉えている」と田中社長。KDDIでは各セグメントに合わせた端末を出していくとし、これから冬春に向けてAndroidも出していくとのこと。こちらについても「楽しみにしてて欲しい」と笑顔を見せた。安価な料金プランを提供することで、業績面に減収インパクトがあるのではないか、との質問には「当然、あると認識している。ただ、スマホは高いというお客さんのために3GBのプランを用意した。フィーチャーフォンからスマホへの移行をうながすことができれば、減収インパクトも薄められるのではないか」との見方を示した。もともと田中社長の胸のうちには「値段が下がった方が良い」という思いがあったとのこと。「私は競争論者。大手3キャリアがシェアを占める寡占の市場なので、競争していくことは良いことだと思っている。KDDIではお客さんの声を聞きながら、多様なプランを出していきたい」と話していた。
2015年09月25日KDDI研究所とクリエイターズマッチは9月14日、バナー広告から利用者が受ける印象を事前に推測するコンテンツ解析技術を開発した。同技術により、バナー広告の品質向上と広告制作作業の効率化を図ることができるとともに、利用者にとって魅力的で信頼感のあるバナー広告の配信が可能になる。今回、利用者から収集した膨大な量の広告に対する感想から独自の印象指標を抽出し、深層学習を利用することで、広告に特化した30種類の印象項目(「お得感がある」「信頼感がある」など)を高精度に推測することが実現された。化粧品広告を用いた一般被験者243名による実証実験では、利用者が受ける印象を約71.7%という高い精度で推測することに成功したという。今後は同技術を用いて、さまざまな業種のバナー広告から顧客が受ける印象を推測する汎用的なエンジンの開発を進めていき、開発した汎用エンジンは、クリエイターズマッチが提供する広告評価プラットフォームAdFlowや、KDDIの関連会社であるmedibaなどでの活用を予定している。
2015年09月14日KDDIが8月31日に発表した99.999999999999%(14ナイン)の堅牢性を達成したオブジェクトストレージ。提供開始に合わせ、同社Webサイトで"14ナイン実現の難しさ"を体感できるゲームを公開している。同社広報部によると、7日よりオブジェクトストレージのサービス提供開始に合わせて制作したもので、「一人でも多くのお客さまに本ゲームを体験いただければと考えております」とのこと。ゲームはスロットを模したもので、14桁の数字をすべて9に合わせることでクリアとなる。難易度は高く設定されており、KDDI社内で検証したところ、"14ナインを達成"できた社員は公開時点で1名のみだという。筆者も複数回チャレンジしたが、最後の4桁のルーレットが異常に早く難しい。ぜひチャレンジして、自分の手で"14ナイン"を実現していただきたい。
2015年09月08日KDDI、沖縄セルラー電話は1日、フィーチャーフォン(従来式携帯電話)からPCのサイトが閲覧できるauケータイ向けサービス「PCサイトビューアー」の提供を2016年3月31日をもって終了すると発表した。同社は、利用者数の減少を理由に「PCサイトビューアー」サービスの提供を終了する。なお、サービスの終了日以降も、auケータイからはEZwebを経由して、Webサイトの閲覧や検索を利用できる。ユーザーへのサービス終了のアナウンスは、ホームページやメールを通じて行っていくという。「PCサイトビューアー」は、2004年12月より提供開始したサービス。auケータイからPC向けのWebサイトが閲覧できる。端末の画面に合わせてサイトを見やすくする「スモールスクリーン表示機能」や、各数字キーにショートカットを割り当てる機能などを搭載している。対応機種はこちら。
2015年09月01日KDDIは8月31日、法人顧客向けクラウド基盤「KDDI クラウドプラットフォームサービス」の新機能として「オブジェクトストレージ」の提供を9月7日に開始すると発表した。分散ストレージ技術(Erasure Coding)を使うことで、データ容量を無制限に拡張できたという。また、データを国内データセンター3ヶ所に分散して保存するため、サーバの障害やデータセンター被災などの障害が発生した場合でもデータを復元できる。そのため堅牢性は99.999999999999%(14ナイン)を達成できたという。また、データを暗号化して保存することで、ハイレベルなセキュリティ環境を実現している。ほかに、Amazon S3と互換可能なAPIを利用しており、既存のサードパーティ製アプリケーションの利用やバケットやオブジェクトに対する各種操作も可能となっている。標準でイントラ回線との接続を提供するため、閉域環境での利用が可能。安全にデータ転送ができ、従来自社で管理していたデータを安心して預けて、管理・運用コストを削減する。利用料金は、一般的なクラウドサービスでは必要となるイントラネット回線との接続料金や、データ転送料金と初期費用は無料で、月額ストレージ利用料8000円/1TB(税別)での提供となる。9月7日より受付と提供を開始するが、同機能を契約のうえ、キャンペーンに申し込んだ先着50社に、バックアップソフトウェア「CloudBerry Backup/Server Backupエディション」1ライセンスを無償提供するキャンペーンを行う。
2015年09月01日KDDI ウェブコミュニケーションズは、9月29日、ホスティングブランドCPIの共用サーバ「シェアードプランACE01」において、Webアプリケーションファイアウォール(以下 WAF)機能の標準搭載やウェブサーバのApache2.2系採用などの機能強化を行うと発表した。CPIの共用サーバ「シェアードプランACE01」は、複数サイトの運用を可能にするマルチドメイン機能やウェブの自動バックアップ、豊富なメール機能などが標準で付いたビジネス向けレンタルサーバ。標準搭載するWAFは、ジェイピー・セキュア社が提供するWAF 製品「SiteGuard Lite」。これにより、従来、防御しきれなかったSQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングといった攻撃の対策ができる。そのほか、これまでのIPアドレス制限のあるパスワード認証から、SSHによる鍵認証へ変更。SSHの鍵認証への対応により、場所を問わずSSHでサーバにアクセスできる。また、SFTPへの対応により、SSHプロトコルを利用したファイル転送機能が追加される。
2015年08月28日UQコミュニケーションズは27日、10月1日の予定でKDDIバリューイネイブラーを吸収合併すると発表した。合併の目的について、両社の事業基盤を活かし新たな価値の提供を行い、競争力の強化を図るためとしている。UQは2009年2月より「UQ WiMAX」ブランドにより高速モバイルデータ通信サービスを提供、KDDIバリューイネイブラーは2014年12月からUQ mobileのブランドでMVNOサービスを展開してきた。これまでも両社はUQブランドの活用や販売面での連携を行ってきたが、新たな価値の提供と競争力の強化のために合併が妥当と判断した。
2015年08月27日KDDIは8月26日、スマートフォンを活用して自宅で手軽に健康チェックができるサービス「スマホdeドック」の受付を開始したと発表した。料金は1検査につき4980円(税別)。スマホdeドックは、在宅検査キットとWebサービスを組み合わせて健康診断を受診できるサービス。2015年4月からすでに全国15の自治体、3つの企業の健康保険組合で実証事業として提供しており、今回は一般への提供が開始される。実証事業の結果、日常的に健康への不安を感じている人がサービスを利用する傾向が強かったほか、疾病リスクの早期発見や医療機関への受診促進に有効であるとの声が多く寄せられたという。こうした実証事業の実施状況やフィードバックなどを受け、今回、若年層の健康意識向上や疾病リスクの早期発見に少しでも貢献できるようにサービスを改良している。受診するには、専用のWebサイトからサービスを申し込み後、郵送される検査キットで採血し、キットを返送することで、約1~2週間後にスマートフォンやパソコン上で検査結果の確認、近隣の病院検索が行える。また、8月7日から追加された「気になる病名検索」機能では、検査結果に応じてリスクのある病気が表示され、200名以上の医師が編纂した病気に関する正しい情報を確認できる。
2015年08月27日KDDIは8月27日、スマートフォン(スマホ)を使うことで、自宅に居ながら健康チェックを行えるセルフ健康チェックサービス「スマホdeドック」の全国一斉受付を開始した。同サービスは、専用の在宅検査キットとWebサービスを組み合わせることで、健康診断を受診する時間がなかなか取れない人が気軽に素早く健康チェックを行なうことを可能とするもの。すでに2015年4月より、全国15自治体ならびに3つの企業の健康保険組合との実証事業を通じた提供が行われていたが、同実証事業において、日頃から自身の健康への不安を感じている人のサービス利用が多い傾向にあること、ならびに参画自治体・企業より、疾病リスクの早期発見や医療機関への受診促進に有効であるとの声があがっていたという。今回開始した全国一斉受付は、実証事業実施状況を受けて実施されるもので、auユーザ以外でもサービスサイトから、1検査につき4980円(税別)で申込むことが可能だ。また、同サービスを導入済みの自治体に住んでいる人は、期間限定ならびに利用条件付きながら、無料で申し込むことが可能だ(2015年8月27日時点で、無料利用が可能な自治体は、北海道石狩市、茨城県坂東市、東京都足立区、神奈川県綾瀬市、神奈川県鎌倉市、広島県尾道市、広島県大竹市、宮崎県宮崎市)。なお、各自治体により無料利用期間は異なるほか、順次、同サービスWebサイト上で利用可能自治体は更新される予定とのことである。サービスの利用方法としては、申込の後、郵送されてくる専用の検査キットで採血(0.065ml)をし、キットを返送することで、約1~2週間後に登録したスマートフォンやパソコンの「マイページ」上で総タンパク、アルブミン、AST(GOT)、ALT (GPT)、γ-GT(γ-GTP)、尿素窒素、クレアチニン、尿酸、血糖、HbA1c、中性脂肪、総コレステロール、HDL-コレステロール、LDL-コレステロールといった14項目の検査結果の確認や、近隣の病院検索が行えるようになるというもの。また、メドレーとの連携によって追加された「気になる病名検索」機能を活用することで、検査結果に応じて、一般的にリスクのある病気が表示され、200名以上の医師が編纂した、病気に関する正しい情報を確認することもできるという。なお、対象としては20歳以上を推奨としており、日本に在住の人であればauユーザ以外でも利用可能だという。
2015年08月27日KDDI、沖縄セルラー電話は、スマートフォンと連携する傘立て「Umbrella stand」とゴミ箱「Dust bin」を10月下旬より「au WALLET Market」で発売する。価格は「Umbrella stand」が税別8,070円、「Dust bin」が税別6,400円。○Umbrella stand「Umbrella stand」は、その日の天気をLEDライトによって通知する傘立て。専用アプリ「Mono Manager」をダウンロードしたスマートフォンを持って本体に近づくと、降水確率に応じて、晴れであればオレンジ、曇りなら白、雨なら青色にLEDライトが光る。また、光るタイミングに合わせて、スマートフォン側に通知が届き、天気の詳細をアプリ上で確認できる。主な仕様は次の通り。サイズは、幅約160mm×高さ約190mm×奥行き約160mm。重量は測定中。素材はプラスチック樹脂とポリストーン。傘を8本収納できる。カラーバリエーションはホワイトとグレーの2色。通信方式はBluetooth。○Dust bin「Dust bin」は、ゴミの収集日をLEDライトの発光によって通知するゴミ箱。「Umbrella stand」と同様に、専用アプリ「Mono Manager」をダウンロードしたスマートフォンを持って本体に近づくと、ゴミ箱が光ると同時にスマートフォン側に通知が届き、ゴミの収集予定を確認できる。主な仕様は次の通り。サイズは、幅約255mm×高さ約300mm×奥行き約255mm。重量は測定中。容量は11リットル。素材はプラスチック樹脂。カラーバリエーションはホワイトとグレーの2色。通信方式はBluetooth。専用アプリ「Mono Manager」の対応OSは、Android 4.3以降、iOS 7.1から8.4。
2015年08月26日KDDIは、全国のauショップを活用したショッピングサービス「au WALLET Market」を25日より開始する。au直営店4店舗(au SHINJUKU、au OSAKA、au NAGOYA、au FUKUOKA)からスタートし、9月1日より、直営店以外の108店舗に拡大、年内に全国のauショップで取扱いを開始する。「au WALLET Market」は、食品や生活用品のうち嗜好性の高いものを販売するサービス。取扱商品は「安心・安全の食材」「日本全国産直品」「こだわりのスペシャリティーコーヒー」「天然水のウォーターサーバ」「話題のIoT商品」など。auショップのスタッフがタブレットを用いて、来店者に商品や定期購入商品を紹介してくれるという。また、スマートフォンやPC、タブレットからも、厳選商品や体験型商品を購入できるネットショッピングサービスをルクサと協業で提供する。ネットショッピングでは、高級レストランやエステ、舞台チケット、ブランド家電や最新ITガジェットなどの非日常の商品をタイムセール形式で販売する。商品によっては最大90%割引になるという。なお、auショップ、ネットショップでの決済時に、au WALLETプリペイドカード、au WALLET クレジットカードで支払うと、通常よりも多くWALLETポイントを付与するキャンペーンも実施する。
2015年08月24日KDDIは8月21日、国内データセンターサービスの新拠点となる「TELEHOUSE OSAKA 2」の提供を開始した。TELEHOUSE OSAKA 2は、ラック当たり30kVA(定格)という国内最大級の電力供給能力を備えたデータセンターで、電力使用量の大きな高性能サーバを多用する大規模なWebコンテンツやクラウドの提供ニーズにこたえる。これにより、ラックの収容効率も高まるため、顧客の事業推進を経済的にもサポートできる。また、首都圏をはじめとした他エリアのデータセンターとの併用で、有事の際のBCPおよびDR(Disaster Recovery)の対策としても機能する。ほかにも、高効率の電源設備や省電力の空調設備、LED照明や人感センサーなどの導入により、環境負荷軽減に寄与する。KDDIでは、地球環境負荷の軽減に寄与するICTサービスとして、2015年8月21日より導入を開始する「環境エコラベル 」を付与するという。施設の電源設備および運用室が水害を受けにくい2階以上に設置されており、建物は長周期地震動にも対応した「ハイブリッド免震方式」を採用している。また、日本データセンター協会が定めるJDCC-FSにおいて、最高レベル「ティア4」に準拠し、大容量バックボーンと直接接続するため、「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」などのネットワーク環境を快適に利用できるという。
2015年08月21日●ビッグデータで映像作品に化学反応を!KDDIは20日、動画配信サービス「ビデオパス」において、テレビ朝日と業務提携すると発表した。KDDIのビッグデータを活用した動画コンテンツの共同制作などを予定している。本稿では、都内で開催された共同記者会見の模様をお伝えする。○新しい化学反応に期待KDDIの高橋誠専務が登壇して詳細を説明した。KDDIでは、かねてから映画や音楽など様々なコンテンツやサービスを(Multi-Use)、LTE、WiMAX、CATVなどTPOに合わせたネットワークで(Multi-Network)、スマートフォンやタブレットなど好きなデバイスで楽しめる(Multi-Device)、「3M戦略」を推し進めてきた。ビデオパスは、月額562円(税別)で映画・ドラマ・アニメなどが見放題になるサービス。国内最大級となるエピソード総数15,000本を用意、利用者には先行独占配信や会員特典などを提供している。高橋氏によれば、契約数は今日現在で100万を突破しているという。KDDIではビデオパスの契約数をさらに伸ばす施策として、ビッグデータ解析を活用する。具体的には、KDDIが保有する利用者の情報(年齢性別などの顧客データ、視聴履歴などの行動データ)に、ソケッツ社が保有する動画コンテンツのメタデータ(怖い、美しいといった基本データなど)を追加。それを、コンテンツの作り手(テレビ朝日)に提供する。このビッグデータ解析により、ビデオパス利用者に最適な作品の長さ、山場の作り方などが明らかになる。コンテンツ制作者はこれを参考にすることで、ビデオパス利用者のニーズに合ったコンテンツが制作可能になる、という算段だ。テレビ朝日とは、地上波番組と連動したオリジナルコンテンツの共同制作も予定。このほか放送中の最新話の配信など、両社の持つ強みを最大限に活かしたサービスも展開していく。高橋氏は、今回の提携を「コンテンツの作り手と、お客様のキャッチボールが実現できる」と表現し、「新しい化学反応が起こるのではないか」と期待感を口にした。なおKDDIでは、ビデオパスをより深く楽しめるサービスとして「長期優待データギフト」や「データくりこし」といったサービスを9月から開始させる予定だ。●業務提携に至った経緯○テレビ業界で勝ち残るためにテレビ朝日からは、角南(スナミ)源五常務が登壇して説明した。角南氏は「近年、テレビの見方が変わってきた。手元のスマートフォンを見ながらテレビを視聴するダブルスクリーン視聴、タブレットでオンデマンド配信を楽しむタイムシフト視聴などが当たり前になった」と切り出す。”2018年度までに、国内で最大のコンテンツ総合企業になる”という目標を立てている同社。この激変する時代に勝ち残るためには「インターネットの動画配信サービスに対応することが急務である」と危機感を募らせていた。「通信回線の高速化、デバイスの高機能化により、好きな場所、好きな時間に動画コンテンツを楽しめるようになった」と角南氏。テレビがインターネットにつながるようになったことで、動画配信サービスは今後、主戦場であるテレビの領域においてもその存在感を高める可能性がある。しかしテレビ局がネット動画配信サービスに参入するには容易ではない。「そんな折り、KDDIさまから大変ありがたいお話をいただいた」と業務提携に至った経緯を説明した。角南氏はKDDIの魅力として「強固な顧客基盤がある。グループにはケーブルテレビの大手ジェイコムも控えている。ビデオパスを始めとする付加価値サービスが充実しているほか、ビッグデータの活用も積極的に進めている」と説明。「今後、ビデオパス会員を増やすことが両社に共通するKPI(重要業績評価指標)となってくる」として、業務提携による相乗効果に期待を寄せた。○個人情報の取り扱いは慎重質疑応答では、記者から個人情報の安全性について質問がおよんだ。これについて高橋氏は「視聴データなど、個人情報を含まない統計データを中心に提供する」と説明。「個人情報の取り扱いにはKDDIとしても常に神経を尖らせている」として安全性を強調した。ビデオパスの利用にはau IDが必要だが、これについてはマルチキャリア化の予定は(現時点では)ないとのこと。また、ビッグデータを活用したコンテンツの制作について、高橋氏は「あくまでコンテンツ制作者の”手助け”になればというスタンス」と説明している。
2015年08月20日テレビ朝日とKDDIは8月20日、東京都・六本木のテレビ朝日本社にて共同記者会見を開催し、スマートフォン(以下、スマホ)向け動画配信事業において戦略的業務提携を締結すると発表した。これにより、通信キャリアのビッグデータを活用した地上波番組連動のオリジナルコンテンツを共同で制作するほか、放送中となる番組の最新話をKDDIが提供する動画配信サービス「ビデオパス」にて配信するなど、両社の強みを活かした動画配信サービスの提供を行っていく。ビデオパスとは、月額562円(税別)で映画・ドラマ・アニメが見放題となるauスマホ向けの動画配信サービス。同発表会に出席した同社代表取締役執行役員専務 高橋誠氏によると「2015年8月時点でユーザー数は100万ほど。配信するエピソード総数は15,000本以上、主に国内のコンテンツ配信に注力している」という。今回の業務提携ではまず、テレビ朝日で放送中の金曜ナイトドラマ「民王」(池井戸潤原作)や「お願い! ランキング」内の1コーナーとなる「お願い! ビジコンサロン~ホリエモンも驚く画期的ビジネスが続々登場~」などバラエティ番組等の地上波放送番組の見放題 独占配信や、番組本編をさらに楽しめるインターネットオリジナル動画の同時配信も予定する。また、KDDIは、出演者や監督など映像作品の基本データや、「爽快」「楽しい」といった作品性や感情などの約2,000種類のメタデータに加え、ビデオパスを通じて得られる約2,500万IDの「視聴者の属性情報」「行動データ (視聴履歴・検索履歴など)」をコンテンツの作り手へ提供。国内では初となる "通信キャリアのビッグデータを活用したコンテンツの共同制作" を実現する。高橋氏は、「ここでの主役はコンテンツを作る制作者。スマホという生活者に最も近いデバイスから取得したデータを提供することで、何かしらの化学反応が生まれ、素晴らしいコンテンツの制作につながることに期待する」とコメント。その第1弾として2015年10月より、秋元康氏が企画するAKB48グループメンバー主演のエンターテイメント ドラマをビデオパスにて配信するほか、地上波放送番組と同クオリティのオリジナルエピソードも提供する予定だ。なお、テレビ朝日は、動画配信事業を今後の成長事業の一つと位置付け、放送で培ったコンテンツ制作力を活かし、動画配信分野でもプラットフォーマーとして一定のポジションを構築したい考え。今回の提携では、両社が「プラットフォームの成長(会員数の増加)」を共通目標に掲げ、魅力的なコンテンツの提供に取り組んでいく。
2015年08月20日KDDI、沖縄セルラー電話は、使い切れなかったデータ容量1byte単位で翌月に繰り越して使える「データくりこし」を9月より提供する。「データくりこし」は、対象の料金プラン/データ定額サービスを契約し、「データチャージ」に加入していると自動的に適用されるサービス。当月に使用しなかった月間データ容量を1byte単位で翌月に繰り越すことができる。なお、繰り越したデータ容量は、翌月までのものとなり、翌月に使いきらなかったとしても翌々月には繰り越されない。対象となる料金プラン/データ定額サービスは、「データ定額5/8/10/13」((V)プラン、(VK)プランを含む)、「LTEフラット for tab/tab ds」((i)プラン、(L)プランを含む)、「LTEフラット for DATA(m)/DATA(m)ds」のいずれか。9月より提供開始し、9月未使用分が10月に繰り越される。そのほか、家族間でデータ容量を贈り合える「データギフト」との併用も可能となっている。
2015年08月20日KDDIと増進会出版社、KDDI研究所は8月18日、ICTを活用した学校教育サービスを2015年度中に開始すると発表した。3社は「学校における先生の指導と生徒の学びを支援する」として、ICTを活用した学校教育サービスの提供に関する業務提携契約を締結。文教市場にむけて教育サービスの提案・販売を行う。KDDIはグループのLTEやWiMAXといった移動系ネットワークとFTTH、CATVなどの固定系ネットワーク、Wi-Fiを活用したネットワーク構築、デジタル端末のサポートを行う。グループ会社のKDDI研究所については、一人ひとりの学習習熟度やレベルに応じた効果的な学習を実現する「アダプティブラーニング」に適用できる「理解度推定技術」を開発しており、苦手な学習単元の原因を推定できるという。一方の増進会出版社は、グループ会社にZ会を持ち、通信教育から学校市場での模試、教材販売事業など、幅広い教育サービスを提供している。ほかにもグループ会社に栄光ホールディングスなども抱えている。同社はコンテンツ提供やすでに持つ販売チャネルを活用して私立中学・高校にサービス提案を行う。具体的な事業運営としては、8月下旬より営業の共同提案を開始。年度内に、学校向けの学習コンテンツ、授業支援サービスとICT活用のための学習環境の提供を行う。私立校では、ICT活用が加速すると見込まれていることから、中高一貫校向けの英語検定外教科書で定評のあるZ会の販売チャネルを活用する。また、Z会は2016年春より学校向け学習プラットフォーム「StudyLinkZ(スタディリンクス)」を提供予定で、デジタル教材などをプラットフォームを活用して展開する。また、今後は学習履歴をはじめとする「教育ビッグデータ」を活用した新たな学習環境の提案も検討するとしている。一方のKDDI側では、タブレットを中心としたデバイスの提供と教育の通信環境整備を開始。2016年以降、塾や予備校に通う学生も対象に、家庭利用も含めたライフスタイルに応じたスマートデバイスの提供、通信サービスの開発を目指す。アダプティブラーニングに関しては、「共同研究」として、KDDI研究所の技術を応用して、Z会の多様な教材について最適な学習方法を提示する機能の開発を進め、2016年度以降に提供する。携帯キャリアと文教市場の取り組みでは、ソフトバンクがベネッセとの合弁会社を設立した「Classi」が先行。すでに120を超える学校が導入しており、アダプティブラーニングに関する取り組みも行っている。
2015年08月18日