揉みほぐしの効果と特徴は?活用するための秘訣を専門家が解説
自分の感じ方が大切
揉みほぐしの目的は、血液循環の改善と緊張の緩和にあります。この目的に合致した刺激にしないと、効果が期待できないといえるでしょう。滞っている部位に刺激が伝わり、なおかつ心地いい刺激であると感じる強さがベストです。
どのくらいの強さが最適なのかは、揉みほぐしを受けている本人の感覚になります。体におかしな力が入ることなく、心地いいな、と思える強さを指定しましょう。
肩もみをしても肩こりが改善しない理由は?
肩もみなどの揉みほぐしだけでなく、マッサージや鍼灸などを含めた「施術」は、体の治癒力をサポートするために行われます。そのため、施術を通して症状の緩和や原因の追求を行うことは可能です。しかし、問題が起こる原因となる根本的な改善はできないと言われています。
肩こりは、姿勢の悪さや運動不足が原因となっているケースが多いです。揉みほぐしなどの施術を行うことで、一時的な姿勢の悪さを改善することはできるでしょう。しかし、姿勢の悪さと運動不足が重なって全身の筋力バランスが崩れてしまっている場合、筋力のバランスを改善しない限り、肩こりを完全に解消することはできません。
揉みほぐしなどの施術行為は、あくまでも体の治癒力を高めるための補助的な役割を担うものです。