2016年9月9日 11:49
自然治癒はない!? 若い女性に多い性感染症と主な症状
症状が短期間でおさまったとしても、病気が治ったわけではないのです。上記の症状が、実際に出ている人はもちろん、以前に出たことがある人も、一度、婦人科や産婦人科などの医療機関を受診し、医師に症状を伝えて必要な検査を受けましょう。
●女性が特に気をつけたい性感染症は?
○主な性感染症を知っておこう
では、チェックリストのような症状が出た場合、どのような病気にかかっている可能性があるのでしょうか。ここでは、女性が特に気をつけたい性感染症とその症状を解説します。
・クラミジア感染症
クラミジア・トラコマチスという菌が、性行為を介して感染することで起こる病気です。初期の主な症状は、おりものの増加、ごく軽い下腹部痛、排尿時の痛み、不正出血など。ただし、まったく症状が出ないケースもあり、気づかないうちに進行して子宮頸管炎や尿道炎、卵管炎などを引き起こすことがあります。進行すると不妊症になりやすくなり、妊娠しても流産や早産、子宮外妊娠などのトラブルにつながるといわれています。
・淋(りん)病
淋菌という細菌が、セックスやオーラルセックスで感染して起こります。初期は無症状か、おりものの増加や軽い性器のかゆみがある程度ですが、進行すると、膣炎や子宮頸管炎を起こして黄色い膿(うみ)