2016年9月9日 11:49
自然治癒はない!? 若い女性に多い性感染症と主な症状
・尖圭(せんけい)コンジローマ
主にセックスを通して、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで起こる病気です。発症すると、外陰部や膣内にカリフラワーのような形状のイボができ、かゆみや痛みを伴うこともあります。HPVには100以上の種類がありますが、そのうちいくつかのハイリスク型は、子宮頸がんの原因になると考えられています。尖圭コンジローマの原因となるHPVはローリスク型が多いといわれますが、女性の子宮頸がんや男性の陰茎がんとの関係性が否定されているわけではありません。
○早期発見なら、完治できることがほとんど
これらの性感染症は、放置して自然治癒する可能性はまずありませんが、早期に発見して抗生物質を投与するなどの適切な治療をすれば、治ることがほとんどです。ただし、ほとんどの病気に2日から数週間程度の潜伏期間があり、セックス後すぐに症状が出るわけではありません。初期には症状がほとんど出ない病気もあります。
感染に気づかずに他の人に病気をうつしてしまうことも、性感染症の怖いところです。
わずかな症状でも、気づいたら早めに受診するとともに、セックスをするときは必ずコンドームを使って性感染症予防を心がけることが大切です。