当たり前なのかもしれないが、どこかで強烈に母に対しての想いを持っている自分を認めざるを得なかった。そして、その香りがどことなく「母の香り」として、どんなに強がっていても無意識に自分を落ち着かせていたことも。
昨年、下の子どもが保育園を卒園した。卒園の時期が近くなったときに、母が「もう来年の夏は、孫と保育園の帰り道にクチナシの香りを一緒に嗅げないな。昔、よくあなたとも一緒に嗅いだよね」とつぶやいた。
子どもはよく、その時期になると「お花の匂い嗅がせて」と、母に抱っこをせがんだという。季節を花の香りで感じる、という情緒あふれる習慣が、このまま子どもに受け継がれてくれれば良いと心から思う。
私にとっての「ガーデニア」のように、弱っているときはそっと寄り添い、立ち向かうときは同じ方向を向いてあげる。
そういう姿を子どもたちにも見せていけたらいいなと思う。
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