スキンケアは“装飾”じゃない。アトピーに悩んだ私が、究極のシンプルケアにたどり着くまで
自分じゃなくて、他人がどう思うか。どう思われるか。そればかりに固執し、時に息苦しくもなったけれど、最終的にはすべてが面倒くさくなった。
ポイントメイクはリムーバーで落とすも、メイククレンジングはせずに無添加石鹸で二度洗い。しっかり洗い、しっかり保湿する。外出時はしっかりUVケア。これで十分なのだと心から納得した瞬間、人生24年目にしてスキンケアを楽しむ余力が生まれたのだった。
「何を使っているから」「誰と比べて良いアイテムを使っているから」そんな感情で自分を縛る必要がなくなり、メディアに載っている情報に踊らされることもなくなり、スキンケアに対する執着が消えて気づく。
私は今まで、スキンケアを“手入れ”ではなく、“装飾”として捉えていたのだと。いくら装飾ばかりを施したところで、土台の手入れが行き届いていないのなら、短期的には美しく見せられても長期的には何も意味がない。
元々、ケチな性分でなるべく固定費は下げたいタイプ。なおかつ、大して効果があるのかわからないような高価なアイテムを使って承認欲求を満たすぐらいなら、安価でもいいから自己満足に浸りたい。価値観の大きな変化だった。
■スキンケアはライフケア
でも、スキンケアは肌だけケアすればいいわけじゃない。