他力本願で自分史上いちばん綺麗なボディラインを作ってみた【美容クリニックで脂肪溶解注射】
摘める脂肪があれば、全身どこでも注入可能なのも特徴だ。
海外で「メソセラピー」と言えば、脂肪溶解注射のことを指すくらいメジャーな治療。その長く定着した歴史の中で、日本の脂肪溶解注射も変化してきた。
ここで少し、美容医療初心者の方に豆知識として覚えておいてほしいことがある。美容クリニックでは、総称して「ヒアルロン酸注射」とか「シミとりレーザー」と言っていても、それには種類がある。機械や薬剤、手法などの違いから生まれる種類である。
脂肪溶解注射もそのひとつ。長い歴史の中で世界中の医療機器メーカーがいろんな製剤を開発し、世界中で導入されてきた。
日本での脂肪溶解注射については、私がジャーナリスト・美容家として美容医療業界に約14年携わってきた中で、強い思い入れがある製剤がある。ここでは名前を伏せるが、それは日本上陸後、瞬く間に日本中の美容クリニックに導入された製剤で、私はその導入期に携わっている。
しばらくはその脂肪溶解注射が代表として名を知らしめていたが、時代も変わった。
日本の厚生労働省に似た役割を持つアメリカの機関、FDA(アメリカ食品医薬品局)が脂肪の分解効果を認め、国として承認した「デオキシコール酸」