不浄のものとしてすぐに流し去ってしまったり、丸めて処分してしまったりで、大切な体のシグナルを見過ごしてしまうことが多くなっています。
それにより、体調不良や病気を未然に防ぐ手立てを日常生活で実践できず、結果として、明らかな症状が出てから対処するというケースも少なくありません。
特に女性の月経血は男性に比べ多くの情報を持っているため、セルフチェックのチャンスとして、正しい知識を取り入れて活かしてほしいと千葉さんは話します。
基礎体温と月経血であらゆる情報が読み取れる
しかし、月経血については女性の大切な知識であるにも関わらず、センシティブな内容でもあるため、女性同士でも友人と比較したり、話題に登ったりすることは多くありません。
そしてもちろん、男性はもっと何も知らないので、結果的に正しい知識を知っている人は限られてしまうことに。
そこで千葉さんは、女性が簡単に自分のホルモン状態などをチェックできるツールとして、基礎体温を例に挙げています。
およそ0.3〜0.5℃のあいだで周期的に変化する、朝目覚めたときの体を動かす前の体温である基礎体温。それからは、妊娠や出産についてだけでなく、女性の体調のあらゆる情報が読み取れるそうです。