肌悩みにアプローチ! 美容ジャーナリスト奈部川さんが提案する「根本ケア」とは
肌トラブルへの対策よりも大切なのは
「自立する肌」そのものをつくること奈部川さん:紫外線だけでなく、ストレス、排気ガス、タバコなども肌の老化を引き起こす原因となります。最近ですと、パソコンからの「ブルーライト」もシミが出来る原因になると言われています。みなさんが日々の暮らしの中で受けている何気ないことが肌の老化と関係しているんですね。
藤本さん:40歳をこえてから大人ニキビが気になってきたのですが、それも教えていただいた『光老化』などが関係しているのでしょうか?
奈部川さん:はい。光老化によって、乾燥肌になるという意味では、関係しています。大人ニキビの原因の一つには「乾燥」があります。ニキビは毛穴まわりの角質が乾いて厚くなり、閉じてしまっている状態なので。毛穴まわりは脱水しているんですよ。
土田さんはくすみ、小林さんはシミ、藤本さんは大人ニキビ… と、お悩みは人それぞれですが、大切なのは肌トラブルが起きてからひとつひとつを解決しようするのではなく、肌の根本からのケア “自立する肌そのものをつくっていく” という意識。日々ダメージを受けているなかで、肌本来の力を引き出し高めていくためには、表面的なケアだけでは足りないんです。
藤本さん:肌の本質を理解して、もともと備わっている力を引き出していくというのは素適な考え方ですね!
奈部川さん:どんな肌悩みでも、自立した肌に欠かせないのが、ビタミンAです。ビタミンAには細胞のダメージを修復し、細胞の生まれ変わりを助けてくれる効果があります。またビタミンC、ベータカロチンなどの抗酸化ビタミンには、皮膚が受けるダメージを最小限に抑えてくれる働きがあるんですよ。