2023年10月21日 11:10
卵子は老化する!? 書籍『結婚していない。けど、いつか子どもが欲しい人が今できること』で学ぶ、若いうちから知っておきたい「自分の身体のこと」
最近は女子会でも、こういった意見を持つ女友達が増えてきました。けれどみんなの表情は、私と同じように不安そう。
不安があるのに、何もできない現状にモヤモヤして、この本を手に取りました。著者の仲栄美子さんは、産婦人科の専門医師。仲先生自身も、20〜30代のうちは充実したキャリア生活を送っていて、気がついた時には不妊になってしまい、結局子どもを授かれなかったのだといいます。本の冒頭では「卵子は35歳くらいから老化すると言われているけれど、その進行は人それぞれ」と語られていました。けれど仲先生によれば、日常生活の改善が、卵子老化を遅らせるきっかけになる場合もあるのだそう。
序章ではまず、私たちが知りたかった「いつまで産めるのか」が解説されます。
婦人科検診のついでに聞いたり、WEBで検索したりしているだけではいまいち理解できなかったことが分かりやすく書いてあるので、私はちょっと怖くなりました(笑)。高齢出産のリスク、起こり得る問題、婦人科系の病気、性病……産みづらくなる要因はいくつもあるのに、何もしなければ卵子の数はどんどん減っていくばかり。なんとなく分かってはいたことなのに、実際に分かりやすく説明されてみると、女性の身体はさまざまなリスクにさらされ続けているように感じました。