「性と生殖に関する健康と権利」について調査。適切な避妊方法や家族計画については約7割が「学んでいない」と回答
に。次いで「性別による不平等や不公平な状況に立ち向かうことが難しいと感じた」「社会的な期待やジェンダーステレオタイプに従わざるを得ないと感じた」が挙がりました。
性別による社会的な役割や期待に合わせようとすることで、本来の自分の意志とのギャップを感じ、「しかたない」と諦めることが一時的な解決策として考えられるかもしれません。
しかし、その背景には、性別に関する固定概念や社会的な偏見などの影響があることがあります。そのため、より包括的で多様な視点を持つことや、自分自身を理解し、自己の価値観や選択肢を尊重することが重要だということが浮き彫りになりました。
今回の調査により、多くの人々が避妊や性感染症、性的同意など、性行為に関連する重要な概念や自己決定権、自己保護の手段についてもっと学びたいという意志があるということがわかり、学校や社会、家庭において、性教育を包括的に学ぶ機会が不足しているということが明らかになりました。また、固定概念や偏見がなくなり、正しい情報にアクセスできる環境が整うことが、自己決定の支援につながるということもわかりました。
さらに、スマルナユーザーのコメントからは、自身の心や身体に関する悩みの一因として周囲の意見も影響しているということが明らかになり、一人で課題に向き合うのでなく、社会全体で理解し、解決していくべきものであるという重要性が伝わってきました。