元バレーボール日本代表・古賀紗理那選手「働く女性たちの環境に改善が必要」
「生理の時は腰が抜けやすくなったり、体調が悪くなってしまう選手もいるので、そういった時はトレーナーに相談して、生理前には体調に合ったケアをしていただいたり、トレーニングの負荷を調整していました。体調やコンディションに関してはトレーナーからコーチへ情報共有してもらえるような連携があったので、感謝しています」
チームのキャプテンとして周囲を観察する意識を持ち、その日コンディションが良くない選手には率先してコミュニケーションしていたという古賀さん。それぞれの性格に合わせて、声のかけ方やタイミングなども変えていたそうです。
■企業事例を通して「女性が活躍できる環境」について考える
「コートの中だけでは解決できない問題もたくさんありますから。選手同士の信頼関係も大切なので(体調のことも)話しました」と古賀さん。ですが、まだまだ日本社会全体では、生理について職場で気軽に話し合えないという女性も多いでしょう。そこで後半は、花王・坂田さんと、オルガノン・高島さんも登壇し、女性の健康課題に対し各企業が取り組んでいる事例も紹介されました。
坂田さんは花王のサニタリーブランド「ロリエ」の担当として、職場のトイレに生理用品を設置する「職場のロリエ」