2019年3月28日 16:00
瞑想を西洋流に再構築「マインドフルネス」で更年期障害を軽く
瞑想の効果は科学的に実証されるようになった。たとえば、GoogleやFacebookなど世界の名だたる企業が研修に取り入れる「マインドフルネス瞑想」は、脳の海馬や扁桃体に影響を与え、不安やストレスを軽減させることが明らかになっている。
「私たちの心はふだん、無意識の思い込みや世間の目などによりバイアス(偏り)がかかった状態。不安になったり傷ついたりするのは、そのせいです。瞑想はそんなバイアスを取り払い、人々の抱えている不安が、じつは大したことではないと気づかせてくれる。言い換えるなら、小さな悟りを開くことができるんですよ」
そんな瞑想のなかから、前述した不安やストレスの軽減に効果的な「マインドフルネス瞑想」のやり方を紹介。
【マインドフルネス-ボディスキャン】
東洋で発達した瞑想文化を西洋流に再構築した瞑想法。マインドフルネス瞑想にはいくつか方法があるが、「ボディスキャン」は全身にくまなく意識を向け、その内面に光を当てていく。
1)あおむけになり目を閉じる。意識のサーチライトが体を照らす様子をイメージしながら、自然な呼吸を繰り返す。呼吸でおなかが膨らみ、へこむのを感じながら心を落ち着かせる。