71歳の現役医師語る「認知症さける食習慣」青魚は週2回
〈おすすめ〉サバ缶けんちん汁
「鍋に400ccの水を入れ、大根、にんじん、ごぼう、こんにゃくを切って煮る。ここにサバの水煮缶1缶を汁ごと加えて、みそを小さじ2杯。最後に刻んだねぎを入れて完成。根菜類は冷凍食品でもOKです」
【食習慣3】えごま油をさっとかける
「えごま油に多く含まれる成分α-リノレン酸は、体内に入るとDHAやEPAに変わり、脳の神経細胞を活性化させます。僕はサラダやほうれん草のおひたし、豆腐やみそ汁にもえごま油を小さじ1杯かけています。ほかにも、白身魚の刺身にえごま油と黒こしょう、レモンを搾ってカルパッチョにするのもおいしい。認知症予防の万能調味料です」
鎌田さんの人生観は、PPH(ピンピンひらり)だそう。
「死ぬギリギリまで“ピンピン”していたい。
そして、みんなに『サンキュー、グッバイ』がちゃんと言えて、“ひらり”といけたらいいなと思っています。85歳まで生きるとしたら、85歳まで、冬はスキー、月に1度はレストランに行って好きなものを食べる……みなさんもぜひ、食事や運動といった生活習慣を見直して、ピンピンひらりの生活を楽しく過ごしていただきたいですね」
「女性自身」2020年6月9日号 掲載