朝スムージーも…いいと思ってやったのに“認知症”招くNG食習慣
そのうえ、コゲつき、サビて、もろくなった器官には、“カビ”も発生しやすい。これらコゲ・サビ・カビが、一生消えないシミになり、老化を加速させる。認知症になる脳には、シミがたくさんあるというから、恐ろしい限りだ。
また、認知症は“第3の糖尿病”ともいわれる。体質的な1型糖尿病、生活習慣病の2型糖尿病は、糖をエネルギーに変えるインスリンの作用が不足することで血糖値がコントロールできずに発症する。ブドウ糖をエネルギー源とする脳で、同じようにインスリンが効かなくなると、脳のエネルギーが不足して認知症を発症する。
糖尿病の人は、そうでない人より、血管性認知症に約2.5倍、アルツハイマー型認知症に約1.5倍なりやすいという報告もある(糖尿病情報センター)。糖尿病で高血糖が続くと認知症を招きやすくなるのだ。
食生活がこのリスクを高めていると姫野先生は指摘する。
そこで、私たちがやりがちな「認知症を招く危険な食生活10」を解説してもらった。
【1】腸内環境改善のため、ヨーグルトを毎日食べる
〈危険な症状〉ヨーグルトの取りすぎで、乳タンパクのβカゼインA1が腸粘膜の炎症を起こす。腸粘膜のバリア機能が低下し、脳に有害物質が侵入して認知症が誘発されることも。