寒い時季に出がちな体のトラブル、原因は栄養素不足? 冬の不調時の「おくすり代わり」食材
「肉、魚、卵にもビタミンは含まれていますが、緑黄色野菜には、ビタミンだけでなく、抗酸化作用があるポリフェノールも多く含まれているため、積極的にとってほしいですね」
■季節の旬のものは吸収がよく高栄養価
おくすり食材には、冬が旬の食材が多く入っているが、旬の野菜やフルーツは栄養価が高く、効率よく栄養素を吸収できるので、特におすすめなのだそう。
「牡蠣、青魚は強くおすすめしますし、かぼちゃ、大根、りんご、キウイフルーツなどもいいですね」
お酒の席も増えるこの季節は、顔や手足がぱんぱんにむくみがちになる。
「むくみは血流の悪化により体内に老廃物がたまった状態になって起こります。カリウムの多いキウイフルーツは水分の排出を促す働きが高いのでおすすめです」
ちょっとした体の異変や体調不良に気づいた時点で、必要な栄養素をきちんととると、回復も早くなるそう。
ただ、基礎代謝が落ちてくる中年期以降は、食べる量を抑えよう。満腹になるまで食べていると食べすぎになってしまう。
「若いころは消費できていたカロリーも、この年代から肥満につながりやすくなります。腹六~七分目くらいが適量でしょう」
これから迎える寒い季節。
食事は重要な体調管理のひとつだ。
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