外出したくない、顔を洗うのも面倒……その異変「夏うつ」かも!?
一方、夏の場合は日照時間が長く、気温が上がることで、私たちの体は自然と交感神経が活発になるが、それが過剰になることで自律神経が乱れて、夏季うつにつながる。
「“季節性”と呼ばれるだけあって、毎年その季節になると現れたり、体調が気候に影響を受けるといった特徴が見受けられます。夏季うつは女性に多く出る傾向がありますが、それはもともとうつ病患者に女性が多いことから、夏季うつも同様なようです。仕事や家事など、女性は男性より負担が大きいことが多く、暑いときに休んだり手を抜いたりしないでいると、過緊張状態が続き、自律神経のバランスを崩してしまうケースが少なくありません」(ゆうき先生・以下同)
女性は30代以降、うつになる人が急増する。それだけに、単なる夏バテと軽く考えずに、精神的な異変を感じたら、夏季うつを疑ってみる必要があるかもしれない。
まずは、次のチェックリストで確認してみよう。どれも日々の生活の中で起こりうる。
【「夏季うつ」チェックリスト】
□ 食欲がなくなった
□ 不眠など睡眠障害がある
□ 以前は楽しいと感じていたことが楽しくなくなった
□ 仕事や勉強のやる気がなくなった
□ 特に思い当たるストレスや理由がないのに、毎年、暑い時季になると不調になる
□ 急に体重が減った
□ だるさ、倦怠感が激しい
□ 感情の起伏が激しい
□ 洗顔、歯磨き、入浴など生活全般の動作をするのが面倒だ
3つ以上該当すると「夏季うつ」