レストレスレッグス症候群(Restless Legs Syndrome; RLS)は、夜、じっとしていると脚がむずむずして動かさずにはいられない衝動が生じる疾患で、そのためによく眠れなくなることがあります。私たちの睡眠科を受診される方の中では、不眠症と睡眠時無呼吸症候群の患者さんの割合が多く、レストレスレッグス症候群の頻度はそれほど高くありません。しかし、脚のむずむず感が原因で非常に困っておられる方は確実にいらっしゃいます。中には、他の病院で何剤も薬をもらっているのに少しもよくならないといって、私たちのところに来られるケースもあります。