ビューティ情報『睡眠不足症候群の診断と治療【医師解説】』

2017年8月29日 15:08

睡眠不足症候群の診断と治療【医師解説】

しかし、ご自分が睡眠不足だということには案外気づいていません。ご本人は昼間に強い眠気があるから過眠症だと思っていても、実際の睡眠時間をよく聞き、4〜5時間だというような場合、もしくは、休日の睡眠時間が平日の睡眠時間より2時間以上延長している場合、睡眠不足が原因だと思って間違いありません。

日中の眠気はいつから?患者さんのこれまでの生活を振り返る

私はいつもその方の人生の中で普通に生活できていた頃のお話をうかがうようにしています。「そのとき何時間ぐらい睡眠をとっていましたか」「どんな生活をしていましたか」と質問していくと、ご本人も今の睡眠時間が短いということに気がつきます。

必要な睡眠時間は人によって違うので、ナポレオンのようにショートスリーパーの方もいれば、10時間ぐらい寝ないとダメだというロングスリーパーの方もいます。ですから、単なる睡眠不足の方に対しては、「あなたは残念ながらナポレオンのようにショートスリーパーではないのですよ」というところから話を始めます。たとえば数年前、今のような眠気がなかった頃には睡眠に7時間使っていたとして、その後仕事が忙しくなって睡眠時間が4時間に減ってしまったとします。

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