ビューティ情報『睡眠不足症候群の診断と治療【医師解説】』

睡眠不足症候群の診断と治療【医師解説】

ちょうど睡眠時間が短くなった頃から日中に強い眠気を覚えるようになっていませんか、あなたの歴史はこうですよね、というふうにお話をしていくと、ご本人も思い当たる節があるということが多いです。

しかし、それと同時に、「周りの人も同じような生活をしているのに自分だけ睡眠が足りないのはおかしい」とおっしゃる方もいらっしゃいます。それは人によって睡眠時間が違うからですよということをお話しするのですが、それでもやはり半信半疑という方が多いです。

睡眠不足症候群の治療の進め方

睡眠不足症候群の治療の進め方


そこでまず1か月間、私が指示するように睡眠時間を確保していただき、睡眠衛生指導についてもご説明して睡眠日誌に記載していただくようにしています。睡眠時間が長くなると、睡眠日誌の「昼間に眠くなる」という項目にチェックが入る頻度が減ってくるということを実感して、ご自分で認知してもらうということを繰り返していきます。

睡眠日誌の中で普通に生活ができた日を振り返ってみて、睡眠時間を確保するために何をしたか、それにより昼間活動度がどのようにあがったか行動変容を確認し、仕事の業務整理などを提案していくという順序で進めていきます。

それでもなお眠気が2時間おきに起きるような状況が日常的に続くとなると、やはり覚醒障害の疑いがあります。

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