ビューティ情報『睡眠不足症候群の診断と治療【医師解説】』

2017年8月29日 15:08

睡眠不足症候群の診断と治療【医師解説】

その場合はナルコレプシーなど過眠症の可能性を考え、専門的な検査に進んでいただくという形をとっています。

加えて今はスマートフォンを寝床に持ち込んだり、遅くまでパソコンをしていたりと、夜間に光を浴びすぎる人が多くなっています。夜間からメラトニンという熟睡ホルモンが分泌されていくのですが、強い光を浴びるとそれが低下してしまうため、熟睡できなくなるのです。したがって、若い方の場合は、夜間の光の制限と睡眠時間の確保ができれば、昼間の眠気は改善することが多いです。さらに、やせた若い方でも顔の骨格の問題で睡眠時無呼吸の方がいるため、睡眠時無呼吸のチェックをすることも重要です。

睡眠日誌は、患者さん自身にとって重要

睡眠日誌を記載することは、診療に必要な情報を得るということと同時に、患者さんにも認知してもらうという意味があるため、原本をご本人に返しています。もし通院をやめて私たちのところへ来なくなっても、睡眠日誌が患者さん自身の手元に記録として残っていれば、ときどき思い出してご自身で振り返っていただくことができます。そういった意味でも睡眠日誌はとても有効なツールになります。


体内時計のサイクルがずれる?睡眠覚醒概日リズム障害とは

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睡眠覚醒概日リズム障害にはいくつかのタイプがありますが、若い方に頻度が多いのが、睡眠相後退症候群です。

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