「毎日シャンプーしているのに、頭皮がにおう」「使った後のタオルや枕が臭い…」など、男性に限らず女性でも意外と気になるのが頭皮のにおい。頭皮はなぜ、臭くなってしまうのでしょうか。その原因を解明するとともに、においを予防・改善するために取り入れたいヘアケア方法や、食生活や日常生活で気をつけたいポイントについて紹介します。
頭皮が臭いのはなぜ?その原因とは
頭皮のにおいの正体として多く考えられるのが、酸化した皮脂です。皮脂は皮膚を健やかな状態に保つために必要なものですが、分泌されてから時間が経つと酸化していきます。皮脂が酸化するとは、いわゆる皮脂が古くなった状態のことで、酸化した皮脂は「過酸化脂質」と呼び、悪臭を発生させます。また、過酸化脂質は雑菌のエサとなるため、頭皮の雑菌を増殖させてしまいさらに悪臭を放ちます。
この過酸化脂質を発生させる原因は、時間の経過だけでなく他の原因によっても起こります。
- 洗髪不足
- 間違った洗髪をしている
- 頭皮の乾燥
- 紫外線
- 加齢臭
- 脂漏性皮膚炎
順に説明していきましょう。
洗髪不足
単純に洗髪をしていない場合、頭皮から分泌された皮脂が残り、過酸化物質が増え、汗や古くなった角質などによって雑菌が繁殖していきます。