加齢や疾患にともなう乾燥とは?肌を理解して正しいスキンケア対策をしよう
水分が逃げていくだけでなく、外部からの異物が浸入しやすい状態でもあるため、外気や紫外線の影響を受けやすくなったり、アレルギーの原因物質が侵入することで炎症やかゆみなどを引き起こします。水分を与えて、さらに維持する保湿ケアをする必要があります。
皮膚が乾燥した状態「乾燥肌・乾皮症・皮脂欠乏症」肌が乾燥する状態は医学的に「乾皮症(かんぴしょう)」と呼びます。一般的によく使われる「乾燥肌」というのは俗称です。乾燥肌という言葉は、その人が生まれ持つ体質(肌質)のように捉えられることがありますが、実際には肌を乾燥させる何らかの原因によって引き起こっています。
加齢によって乾燥しやすくなる理由「肌機能の低下」
肌が乾燥する度合いは人によってさまざまです。皮脂の量が少ない体質や間違ったスキンケアや過剰なメイクなども関係してきます。そういった要因のひとつに、年齢をあげることができます。
若い頃の体はすこやかな細胞が作られますが、年齢を重ねていくほど新しく作られる細胞の質も低下していきます。これにより、維持できる水分量が低下するため、バリア機能の低下にもつながります。
また、常に新しいものが作られ、古いものと入れ替わっていくサイクルがあります。