五月病を防ぐために…【管理栄養士監修】今避けるべき「NG食事とおすすめの食べ物」
特に女性は鉄が不足しやすいため、食事から摂って鉄不足を予防しましょう。
鉄はレバー、ひじき、赤身の肉や魚、小松菜・ほうれん草などの野菜、納豆や豆腐などの大豆製品などに多く含まれています。鉄には、肉や魚など動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と、野菜などに含まれる「非ヘム鉄」があります。ヘム鉄は非ヘム鉄よりも吸収がよいため、積極的に摂れるとよいでしょう。また鉄はビタミンCを一緒に摂ると吸収しやすくなります(※5)。
食生活に気を付けながら五月病を乗り切りましょう
五月病の予防には、今回お伝えしたような食事のポイントに加え、充分な睡眠や運動、リラックスする時間を持つことも大切です。ストレスをためないよう適度に気分転換できるといいですね。心配な症状が続く場合は専門家への相談をお勧めします。
心身の健康を保ち、楽しい春を過ごしましょう。
【参考】
※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 間食のエネルギー(カロリー)
※2 厚生労働省.e-ヘルスネット セロトニン
※3 農林水産省.朝食が大事なワケ
※4 厚生労働省.e-ヘルスネット 抗酸化ビタミン
※5 厚生労働省.e-ヘルスネット 鉄
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筆者情報
寺内麻美
管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。