まずは思い込みを捨てることから! 正しい知識を得るだけで生理はもっと快適に。
クリニックで受けられる主な医学的アプローチは低用量ピルの処方。詳しくは、こちらへ。
生理が起こる メカニズムをおさらい。
排卵が起こると、卵子と精子が合体した受精卵を迎えるために、子宮の内側を覆う子宮内膜がふかふかと厚くなっていく。同時に、血液を子宮内に蓄える。受精卵ができなければ、必要なくなった子宮内膜が子宮壁から剥がれ落ち、血液と一緒に経血となって体外へ排出されるのが生理。
痛みを放置すると子宮内膜症や不妊のリスクが上がります。
子宮内膜症とは、子宮内膜や似た組織が、本来あるべき子宮の内側以外の子宮外壁や卵巣、腹膜などで増殖や出血する病気。
体外に排出されず、その場所で溜まり続け、生理のたびに炎症を起こす。代表的な症状は強い生理痛。我慢しているその痛みは、病気のサインかもしれない。「子宮内膜症は、10人に1人が発症するといわれ、多いのは20~30代です。子宮内膜症にかかると、30~50%は不妊になるといわれています。早期に発見して、進行を遅らせることができれば、不妊のリスクも減りますので、年に1回は婦人科検診を受ける習慣をつけましょう」
Q. 今さら聞けない! 婦人科検診って何をするの?
【量】
昼でも夜用ナプキンを使うほど出血量が多いのは危険信号!
生理は様々な婦人科系の病気のサインを出してくれている。