ビューティ情報『PMSをもっと楽に! 産婦人科医が教える「婦人科を受診する目安と簡単セルフケア」』

PMSをもっと楽に! 産婦人科医が教える「婦人科を受診する目安と簡単セルフケア」

また規則正しい生活、運動も指導します。そして家族への理解を求め、自分だけで問題を抱えず、つらいということを伝えサポートしてもらうよう促します。

薬物療法では、鎮痛剤、精神安定剤などのほか、漢方薬、経口避妊薬(OC)および低用量エストロゲン、プロゲスチン配合薬(LEP)、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という抗うつ薬などを処方します。

ー患者それぞれの背景によって治療法は異なりますか。

内山さん独身、または妊娠の希望がないケースでは、PMSによる不調はおもに排卵周期によるホルモン変動と排卵後の黄体ホルモンが原因なので、経口避妊薬(OC)および低用量エストロゲンやプロゲスチン配合薬(LEP)を勧めることが多いです。

一方、ピルに対し副作用のリスクが高い、もしくは抵抗や心配がある方、今後妊娠を希望される場合には漢方薬や抗うつ薬(SSRI)を選択します。うつ症状がより強い「PMDD(月経前不快気分障害)」では抗うつ剤、ピルを選択するか精神科の受診を勧めます。

自分で何とかしたい人に!PMSの症状のセルフケア術

ー婦人科を受診するまでもない軽度の場合には、セルフケア術を身につけたいものです。

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