お弁当、梅雨でも傷みません! 管理栄養士直伝「食中毒を防ぐ」簡単なコツ
野菜つながりでいうと、お弁当の彩りになるプチトマトも注意が必要です。ヘタの部分に汚れが溜まっている場合があるので、必ずヘタを取ったあとで洗い、水分をふき取ってから、切らずにそのまま入れてください。たんぱく源が多く、野菜が少なくなりがちなお弁当に、調理なしで入れられるプチトマト。うまく活用してくださいね!
火が完全に通り切っていない半熟玉子や汁気の多い煮物も要注意です。また、お弁当の定番おかずであるちくわきゅうりも、傷みやすいちくわと水分量の多いきゅうりという組み合わせなので、夏場のお弁当にはあまりオススメできません。
肉類は「よく火を通して」と聞いたことがあると思います。それは、鶏肉には食中毒の原因となるカンピロバクターやサルモネラ菌、豚肉にはトキソプラズマが付着していることがあり、これらの菌は肉の中にも存在しているから。また、ひき肉は細かく切ってある分、菌が入りやすくなっているので、こちらも良く加熱してくださいね。
4.調理時に気をつけること
当たり前、と思うかもしれませんが、何より大切なのは、手を石鹸でしっかりと洗うこと。本当にこれに尽きます。上記でいろいろと説明しましたが、その大前提として清潔な手で調理することが何よりも大切です。