寒暖差で“冬バテ”してるかも…【女医監修】12月に起こりやすい体調不良の「原因と対策」
日照時間の減少による影響
12月は日照時間が短くなるため、紫外線が皮膚にあたることで合成されるビタミンDの不足や、日光に当たる時間が少ないことで季節性感情障害(SAD)のリスクが高まります(※2)。ビタミンDが不足すると骨密度が低下しやすくなるほか、免疫力が低下しやすくなるため、ビタミンDが不足していると感染症の重症化につながる場合もあるのです。
季節性感情障害は秋から冬に増悪し、春~夏に改善するうつ病の一種。日光にあたる時間が短くなることでセロトニンの合成が不足することが一因と考えられます。健康な人でも、冬はセロトニンの分泌が少なくなり、気分が落ち込みやすくなる可能性があります。
冬バテの対策
適切な衣服
重ね着や防寒具を活用し、体温の急激な変化に対応できるようにしましょう。屋外では、血流の多い首周りをマフラー等で覆ったり、手足が冷えないように手袋や厚手の靴下を履くなどの冷え対策がおすすめ。暖房の効いた屋内でも暑くなりすぎないように、調整しやすい衣服にすると良いですね。
暖房器具の使用
適切な室温を保ち、冷えによる体調不良を防ぐようにしましょう。暖房器具を使用すると空気が乾燥しやすくなるため、加湿器を活用するのも有効です。