読めばみな、幼少期の記憶が喚起されるはず。それくらい、能町みね子さんの小説『私以外みんな不潔』の中には、生身の5歳児がいる。「自分は幼稚園の頃の記憶が人より鮮明なようなので、その頃の感覚を今大人の言葉で書いたら面白くなるんじゃないかなと思いました」子どもの内面を大人に響く小説として成立させている巧さに驚くが、「会話文が多いと大人の語彙が使えず子どもっぽい文章になるので、地の文を多くしました。それと、親は子どもにとってあまりに絶対的なので、存在感を薄めています」読み書きを早くにおぼえ、イラストを描くのが好きな誇り高き幼稚園児・なつき。転居により新しい幼稚園に通うが、それが苦痛だ。「うちは家族が円満だったのですが、子どもだからそれが当たり前だと思っている。でも幼稚園に行くと誰もが自分を愛してくれるわけじゃなくて、それが嫌で仕方がなかった。家では絵を褒められたので、幼稚園では何も言われないだけでマイナスに感じていました。ようやく褒められた時も“当然なのに、なんで今まで気づかなかったんだ”と(笑)」絵や文字が下手な子への眼差しは冷淡。一方できないことがあってつらくても、ひどく恥じたりはしない。「5歳児の自我はまだ、人と自分を比べて劣っている部分を恥ずかしく思ったりする前の段階。失敗しても、周囲の子たちもまだ注意力散漫なので、気を付けていればしつこくいじめられたりしませんでしたし」他人に関心がないわけでもない。超然とした子が気になったり、あっけらかんとした子と友達めいた仲になったり…。やがて来る卒園の日、なつきが抱く感覚に、ぐっとくる。「人生ではじめての、人と別れるという体験だったんですよね。その時に自分がああいう気持ちになったことにも、びっくりしました」5歳にだって不安や不満も、自尊心だってあるのだと実感させる本作。「“共感した”という感想も多くて、結構みんな共通の部分があるんだなと思いました。あの頃の、大人はなんでこんなに子ども扱いするんだという感覚はいまだに残っていて。今、自分が小さい子に話しかける時には一人の人間として接していますね」子どもの人格をもっと尊重したくなる作品でもあるのだ。のうまち・みねこ1979年、北海道生まれ、茨城県育ち。文筆業、自称漫画家。2006年『オカマだけどOLやってます。』でデビュー。著書に『文字通り激震が走りました』『雑誌の人格』など。『私以外みんな不潔』聡明で潔癖ななつきは、新しい幼稚園で乱暴な子や字の下手な子に馴染めない。そんなある日、「おたのしみ」時間に危機的状況が訪れて…。幻冬舎1300円※『anan』2019年1月30日号より。写真・土佐麻理子(能町さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年01月24日面倒見のよい堀川次郎、容姿に恵まれ皮肉屋の松倉詩門。高校2年生の彼らの共通点は、図書委員であること。放課後、図書室で暇をつぶす二人に持ち込まれる数々の謎とは?米澤穂信さんの新作『本と鍵の季節』は、魅力的な男子コンビが活躍する青春ミステリ短編集だ。「もともと、いろんなタイプのミステリを書こう、と始まった企画でした。それで1話目を“暗号もの”にして、こういう謎を解くのは誰だろうと考えた時、二人の人物像が出来上がりました。次の短編では違う登場人物を考えていたのですが、周囲から“彼らの話がもっと読みたい”と言ってもらえたので、二人の話を続けることになりました」物語は堀川の視点で進む。謎を解く二人組とくればホームズとワトソンのような「探偵と助手」という役割分担をイメージしがちであるが、本作では二人が共に推理に挑戦し合っていく。「堀川はわりと真っすぐにものを見ると同時に発想が優れ、松倉は斜めからものを見ていて、鋭さがある。視点が少しずつ違うダブル探偵が一緒に謎を解いていくという形です」どれも本もしくは鍵に関わる謎が登場するが、ミステリのタイプのバリエーションについては、「表向きはこういうミステリだけど、その奥にはこういうミステリの狙いもある、という二重構成です」ネタバレを避け表向きだけ説明すると、先述の“暗号もの”に加え“アリバイ探し”、他人の何気ない言動から秘密を暴く“ワンシチュエーションからの推理連鎖”、“日常の謎” “テキストクリティーク(資料の読み込み)”といったタイプがあり、読めばどれもその展開に驚くはず。ミステリの手練れの米澤さんだけに、細部も周到に組み立てられている。探偵役が最終的に犯人を追い詰めて裁いたりしないのも特徴で、「ここから先は一介の高校生の領分ではない、と彼らもわきまえていますね。それに、事件を解決することが動機というより、好奇心のために行動している部分もあります。それでも、そこから踏み出す場面があります。人が本当に死ぬかもしれない場面と、作中ただ一度だけ“君”という言葉が使われている場面の、2か所です」というから、ぜひチェックを。そして、季節のうつろいとともに堀川と松倉の二人の関係がどう変化していくのかも、読みどころだ。「第1話の時点で二人はすでに友人同士でお互いのことを分かり合っている。でもお互いが知っているのは、放課後の図書室にいる相手なんですよね。それが、いろんな謎に出合い、外の世界を見るなかで、相手の知らない一面も見えてくる。そして…ということを考えていました。彼らは今は未熟なところがありますが、これからの時間で、いろんなことを知っていくはず。そんなニュアンスもこめて、タイトルに“季節”という言葉を入れています」上質な謎解きと、青春のきらめきとほろ苦さ、そこからほの見える男子たちの友情。ディテールまでしっかり噛みしめたい一冊なのです。よねざわ・ほのぶ作家。1978年生まれ。2001年のデビュー作『氷菓』から始まる〈古典部シリーズ〉などが人気。’11年『折れた竜骨』で日本推理作家協会賞、’14年『満願』で山本周五郎賞受賞。『本と鍵の季節』放課後の図書室にいた堀川と松倉のもとに、先輩から「開かずの金庫を開けてほしい」と相談が。二人が推理に挑む「913」ほか5編収録。集英社1400円※『anan』2019年1月16日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年01月15日平成が終わりを迎える今、本の力を借りて知識や思考のブラッシュアップと、心身の浄化を。書店員の方々に分析していただいた2018年のベストセラーの傾向から、来る新時代、幸せに生きる手がかりを探ります。新時代を生きるヒント:好きなものに“狂う”その熱量が道を拓く。『死ぬこと以外かすり傷』箕輪厚介売り上げ:10万部NewsPicks Bookの編集長としてベストセラーを連発する著者が革命的な仕事術や生き方を語る。「まず、タイトルがセンセーショナルで、思わず手に取らされます。そして『無知こそ武器だ。バカになって飛べ!』『こっちの世界に来て、革命を起こそう』など、既存の価値観をぶち壊して新しい道を切り拓こうという熱量、熱狂ぶりが読者に伝播した、そんな印象です。20~30代の男性を中心に、今も売れ続けています」(紀伊國屋書店・吉野裕司さん)マガジンハウス1400円新時代を生きるヒント:誰かと一緒にいるから人は幸せになれる。『大家さんと僕』矢部太郎売り上げ:76万部お笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎さんが80代の大家さんと過ごした日々を綴ったエッセイ漫画。くすっと笑えてほろりと沁みる。「時代は一巡していて、今、懐かしいが新しい。隣人の顔が見えなくなったからこそ、この作品で描かれる“昭和の人情”が身に沁みて、読者の支持を集めたのでしょう。『九十歳。何がめでたい』(佐藤愛子著小学館)の大ヒットの流れも受けて、親、子、孫の3世代から反応がありました」(三省堂書店・内田剛さん)新潮社1000円新時代を生きるヒント:甘えない強い女性のしなやかさと美しさ。『Lily ―日々のカケラ―』石田ゆり子売り上げ:20万部大好きなものや衣食住にまつわるエッセイから、仕事や恋愛について語ったインタビュー、お気に入りレシピ、愛猫の成長記録まで。著者流の暮らしと哲学がぎっしり。「石田ゆり子さんの好感度の高さを実証した作品。SNSで発信するライフスタイルが女性たちの憧れの的になり、それが書籍の大ヒットに直結しました。立ち読みできない内容の濃さで、紹介されるファッションのブランドなど、細かい部分にも反響が」(内田さん)文藝春秋1800円新時代を生きるヒント:多岐にわたる教養が自分を高める武器に。『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』デイヴィッド・S・キダー 、ノア・D・オッペンハイム翻訳 小林朋則売り上げ:30万部アメリカのベストセラーを邦訳。芸術、科学、哲学など7つの分野から、教養を高める知識を1年分収録。「2017年あたりから“教養”がヒットのキーワードに。“世界”と渡り合っていくために、あらゆる教養を広く身につけなければという意識を感じます。1日1ページで無理なく読み進められるのも人気の理由でしょう。爆発的に、というよりは長く売れ続けている印象で、美しい装丁ゆえか、女性もよく手に取っています」(吉野さん)文響社2380円新時代を生きるヒント:体を整えれば自分らしさがより輝く。『ゼロトレ』石村友見売り上げ:80万部舞台女優でもある著者が、縮んだ体の各部位を本来の位置(ゼロポジション)に戻すことで、体型と体調を整える「ゼロトレーニング」を考案。「ゼロトレ呼吸」を使ったエクササイズや心をゼロにする方法を紹介する。「ニューヨークで開発された画期的なダイエット法が初上陸という触れ込みで話題に。1日5分、寝ながらできる、取り組みやすいところも支持を集めたポイントです。テレビで取り上げられてさらにヒットしました」(丸善・丸の内本店・高頭佐和子さん)サンマーク出版1200円新時代を生きるヒント:誰かを傷つけた後悔でまた一歩、大人になる。『青くて痛くて脆い』住野よる売り上げ:23万部大学に入ったばかりの楓は、自分と同じように周囲となじめない秋好と出会い、「モアイ」という秘密結社を始めるが…。『君の膵臓をたべたい』の著者が青春のきらめきと残酷さを痛切に描く。「デビュー作“キミスイ”が小説投稿サイトから書籍化され大ヒット。それ以降、新作が期待される作家となっただけにこの作品のヒットも想定内です。10~20代の若い世代から圧倒的な支持を集め、ネット発の作家の出世頭に」(内田さん)KADOKAWA1400円紀伊國屋書店・吉野裕司さん新宿本店で文庫、新書を担当。司馬遼太郎が好き。読者に読んでほしい本は『仕事にしばられない生き方』(ヤマザキマリ著小学館新書)。三省堂書店・内田 剛さん有楽町店で文芸書、文庫を担当。吉田修一や薬丸岳ら同世代作家を熱烈に支持。通を唸らせビギナーを立ち止まらせる棚作りを目指している。丸善・丸の内本店・高頭佐和子さん丸の内本店で文芸書を担当。読者に読んでほしい本は『これからの私をつくる29の美しいこと』(光野桃著講談社)。おすすめの作家は中山可穂。※『anan』2019年1月2・9日号より。写真・中島慶子取材、文・熊坂麻美(by anan編集部)
2018年12月30日Y’s(ワイズ)とニューエラ(NEW ERA)によるコラボレーションパーカーが、Y’s表参道、Y’s オンラインブティックにて発売。コラボレーションパーカーは、シルバーカラーの“Y’s”反転ロゴを小さくあしらったシンプルなデザイン。フードには、ニューエラのロゴもさりげなく施されている。ボディには、ニューエラ定番の肉厚で裏起毛のスウェットを採用。シンプルながらモードな雰囲気漂うアイテムとなっている。なお、Y’s表参道店限定となっていた本アイテムは、Y’s オンラインブティックでも展開を開始。気になる人は是非チェックしてみてほしい。【詳細】Y’s×ニューエラ スウェット プルオーバーフーディー販売店舗:Y’s表参道、Y’s オンラインブティックカラー:ブラックサイズ:S~XL価格:22,000円+税【問い合わせ先】ワイズ プレスルームTEL: 03-5463-1540
2018年12月30日2018年のベストセラーの傾向から見える、新時代を幸せに生きるためのヒントとは?2018年のベストセラーのキーワードのひとつが、人工知能であるAI。今やAIが台頭する社会は仮想ではなくなり、生活に及ぼす影響や共生の道を示した本が反響を呼んだ。また、多様性社会や時代の変革期にあって、従来の価値観にとらわれない生き方を見せる著者や、「どう生きるか」を説いた普遍的な作品、「教養」関連の本もブームに。小説やエッセイでは、いじめ、孤独、心の闇といった、閉塞感のある時代を反映しつつ、その中に希望を見出せる作品がヒットした。新時代を生きるヒント:葛藤や苦しみが成長と前進の糧となる。『漫画 君たちはどう生きるか』原作 吉野源三郎漫画 羽賀翔一売り上げ:210万部1937年に出版された教養小説を初めて漫画化。原作と同様に、生きる意味をわかりやすく深く説きながら、読者に考えを促す仕立てに。「長年読み継がれる名著がコミックになったことで、読んでみよう、もう一度読み返そうと、幅広い世代が手に取りました。親子で読みたい、孫に贈りたいという方が多かったのもこの作品ならではです。“どう生きるか”という永遠のテーマを、あらためて見つめるきっかけになります」(丸善・丸の内本店・高頭佐和子さん)マガジンハウス1300円新時代を生きるヒント:読解力を磨けば人間はAIに負けない。『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』新井紀子売り上げ:25万部著者は東大合格を目指すAI「東ロボくん」の開発者であり気鋭の数学者。研究と調査から見えてきたAIの可能性と限界、そして人間の現状とは。「〈人工知能はすでにMARCH合格レベル〉という帯と、AIも現代の中高生も読解力が低いという序文が衝撃だったのでは。親しみやすい文章で読みやすく書かれている点もヒットの要因。類書もよく売れ、AIへの関心の高さが窺えました」(高頭さん)東洋経済新報社1500円新時代を生きるヒント:誰もが揺れながら生きていることを知る。『かがみの孤城』辻村深月売り上げ:55万部学校で居場所をなくした中学生のこころが、鏡の中の世界で出会ったのは、自分と似た境遇の7人だった。生きづらさを感じるすべての人をやさしく照らす物語。2018年本屋大賞受賞作。「いま最も書店員に愛されている辻村深月が満を持して送り出した一冊がヒットしないはずがありません。本屋大賞作品は年々注目度を増しているうえ、不登校やいじめというテーマ性でも若い女性や学生の心をつかみました」(三省堂書店・内田剛さん)ポプラ社1800円新時代を生きるヒント:未来を悲観しない。おもしろがる。『10年後の仕事図鑑』堀江貴文、落合陽一売り上げ:24万部多彩な肩書を持つふたりが、AIの普及で変わる社会のありよう、46の職業の未来、お金の価値の変容など、新時代をサバイブする戦略を提示する。「広い見識を持った堀江貴文氏と落合陽一氏の目に未来の仕事はどう映るのか。その興味と、『AIに仕事を奪われるかもしれない』という先行き不透明な世相にマッチしたことがヒットの理由といえそうです。就活生やビジネスマンによく売れています」(紀伊國屋書店・吉野裕司さん)SBクリエイティブ1400円丸善・丸の内本店・高頭佐和子さん丸の内本店で文芸書を担当。読者に読んでほしい本は『これからの私をつくる29の美しいこと』(光野桃著講談社)。おすすめの作家は中山可穂。三省堂書店・内田 剛さん有楽町店で文芸書、文庫を担当。吉田修一や薬丸岳ら同世代作家を熱烈に支持。通を唸らせビギナーを立ち止まらせる棚作りを目指している。紀伊國屋書店・吉野裕司さん新宿本店で文庫、新書を担当。司馬遼太郎が好き。読者に読んでほしい本は『仕事にしばられない生き方』(ヤマザキマリ著小学館新書)。※『anan』2019年1月2・9日号より。写真・中島慶子取材、文・熊坂麻美(by anan編集部)
2018年12月28日こんにちは! ひめまるです。クリスマスも3週間前。今年は恋人にどんなプレゼントを考えてますか?首ったけアピールのネクタイ? 私から去ってアピールの靴?笑でも、どうせあげるなら相手と近づくプレゼント!SとMで、性格別仲良くなれるプレゼントをご紹介します。まず、彼の性格を見てみましょう。彼は髪型をこだわってますか?こだわってるならS脳。1000円カットみたいな感じならM脳。S脳は社会的に価値のあるものを送るといいの。M脳は、あなたの価値観を出したものが喜ばれます。そして前髪をおでこにおろしてるかどうか!あげておでこを出しているならS型。おろしてる場合はM型ね。プレゼントするなら S型には消えるもの! M型は残るもの!S脳S型は欲しいものしかいりません。しかも、相手の得意分野に踏み込むと、相手がすでに持っていたり、さらなるこだわりを見せてきて、合わなかったりするのよね。 このタイプには食べたらなくなる消えものがおススメ。ワインやスイーツ、食事など気の利いた高めの消えものをあげると、ナイス!と思われます。笑S脳M型はこだわりがある上に、コレクト欲があるんです。なので、残るものが喜ばれるんだけど、着るような大物より持ち歩く小物がおすすめ。見られ方を意識するタイプだから大掛かりなものは自分のカラーを変えちゃってダメなのよ。このタイプには万年筆や手袋、バッグなど、その日によって選べるものね。奇抜なものは避け、相手の空気を変えないものが大事。シャイだから自分のカラーが何より大事。笑M脳S型は気分とテンションで生きてます。欲しいものもブランド縛りみたいなものはなくフィーリングなので、プレゼントしてドンピシャはあり得ません。笑このタイプにはモノよりもコトをプレゼント。旅行とか、ガラス作り体験とかUSJなど楽しく過ごせるコトをプレゼントしてみてください。高くなくても相手が好きそうなことを考えてあげると、きっと大喜び。M脳M型は相手の気持ちをできるだけ受け止めたい、嬉しがりな性格です。だからあなたが選んだものならなんでもウェルカム!このタイプにはあなたが相手が身につけて素敵と思うものをプレゼントしましょう。服や帽子、コートなど、あなたがいいなと思うものをあげれば、これを身につけて欲しいのかーと喜んでなんでも身につけます。いいプレゼントが見つかりますように!Written by ひめまる
2018年12月25日●初コラボをCrystal Kayにオファーした理由あなたは「chay」というシンガーソングライターに、どのようなイメージを抱いているだろうか。2012年にロッテ・ガーナミルクチョコレートのCMソングに起用された「はじめての気持ち」でメジャーデビューを飾り、2013年から2014年に出演したフジテレビ系リアリティ番組『テラスハウス』で一気に知名度を上げた。2015年には月9ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』の主題歌「あなたに恋をしてみました」が50万ダウンロードを突破するヒット。「彗星のごとく」現れ、「順風満帆」で歩んできたようにも思われるが、デビュー前から振り返っていくと彼女の苦労人としての姿が浮かび上がる。幼少の頃から「歌手になる」と言い続け、大学では周囲に目をくれることなく、音楽塾でのスパルタ授業とギターの練習に没頭した。誰かに歌声を届けたい。その一心で臨んだ路上ライブでは誰も立ち止まってくれず、悔し涙を流しながら帰ることもあった。念願のライブでは、観客が母親一人だったことも。それでも、chayは歌手になること、歌手で居続けることを諦めなかった。その原動力とは一体何なのか。そして、見つめる先にあるものとは。“あなたの知らない”chayに迫る。○MVで「したたかな女性」熱演――12月5日にリリースされた新曲「あなたの知らない私たち」は、木村佳乃さん主演ドラマ『あなたには渡さない』(テレビ朝日系 毎週土曜23:15~ 12月22日最終回)の主題歌に採用されています。ドラマ観ていますが……かなり過激な内容ですね(笑)。本当にすごいですよね。毎回観るたびに、驚きの展開です(笑)。主題歌のお話があった時、スタッフさんから「誰かと歌いませんか?」というご提案があって。過去にはRIP SLYMEさんの「JUMP with chay」という曲でご一緒させて頂いたことはありましたが、自分のシングルでどなたかとご一緒することは初めてです。そういう考えはそもそもなかったのですが、デビュー5周年を終えて6周年を迎える中で、「新しいことに挑戦したい」という意欲と、音楽の幅や視野を広げる良いきっかけになればと思いました。――数あるアーティストの中から選ぶのも大変そうですね。Crystal Kayさんはどのような経緯で決まったのでしょうか。Crystal Kayさんのことはずっと大好きで、フェスやイベント、歌番組でお会いするたびに「何かでご一緒したい」と思っていて、ダメ元でお願いしたところ引き受けてくださいました。今回のドラマの内容は、私が今まで書いてきたピュアなラブソングとは真逆の世界観だったので、大人の魅力を兼ね備えた方で、女性二人で愛憎劇を表現できる方を……ということでCrystal Kayさんしかいないと。――ご本人はどのような反応でしたか?ジャケット撮影、レコーディング、PV撮影と怒涛の流れだったので、取材の機会にたくさんお話させていただいて、お互いお酒好きだということも分かったので、連絡先を交換して今度飲みに行く約束をしました(笑)。LINEやインスタでもやりとりさせていただいています。――PVではダンスにも初挑戦されたそうですね。踊りが苦手なので抵抗はあったのですが(笑)。撮影当日に振り付けをしていただいたので、覚えて踊っての繰り返し。もちろん、Crystal Kayさんはお上手ですから、迷惑をかけないように必死で……途中泣きそうになるくらいピンチでした。そんな中で、自然とそれぞれ演じる女性像が浮かび上がってきて。Crystal Kayさんは「意思堅固な強い女性」、私は「したたかな女性」をイメージして。キャラクターが違う女性同士の“バトル”が表現されています。――確かに近寄りがたい雰囲気もありました(笑)。レコーディングはどのような流れで?同じ日の収録で、レコーディングの前には隣りで一緒に歌いました。すごく夢のような時間で、本当に幸せでした。コラボレーションが初めてというのもあって、実際に歌声を重ねてみないとどういう化学反応が起きるのか分かりません。でも、レコーディングで実際に重ね合わせてみた時、相性の良さを感じることができて、Crystal Kayさんにお願いしてよかったと心の底から思いました。「本当に良い曲ができたね」と言ってくださって、うれしかったです。12月25日のクリスマスライブが初披露になります。フリもありますし……どうしましょう(笑)。息つく暇がないくらいハードな歌で、その上動きまでハード。でも、がんばります!○支えとなる曲を作りたい――楽しみです! chayさんは常々、「アップデート」を意識されていますよね。今回のコラボはかなり重要な位置づけになりそうですね。そうですね。今年で28歳になったのですが、こういう大人な雰囲気の楽曲に興味がありました。もちろん、歌詞やドラマのような体験はしたことありませんが(笑)。いろんな方のお力をお借りしながら、視野を広げるきっかけをいただいたと実感しています。――創作は時代や年齢、経験などによって変化していくと思います。楽曲作りにおける変化はありましたか?確かに変化しています。自分で書く時は、今しか書けないこと、その時その時に感じたことを大事にしていて。例えば「nineteen」という曲は、18歳でも20歳でもなく、19歳の当時だったからこそ書けた歌。年齢を重ねていくと感じることも環境もどんどん変わっていくので、その瞬間を切り取っていきたい。同世代のファンの方が多いのですが、一緒に歩んでいるような気がして、デビュー当時に学生だった方が就職、結婚して、お子さんと一緒に来てくださると「歩み」だけじゃなくて、ともに成長しているような感覚になります。その時々で、みなさんの支えとなる曲を作っていきたいです。●路上ライブで最初の観客はサラリーマン――まさに今。どのような曲をそういう方々に届けたいと考えていますか?両親の影響で小さい頃から80’sが好きで、80’sに限らずカントリー、ロックといろんなジャンルの音楽を聴いて育ちました。だから、「1つのジャンルにこだわる」というよりは、例えばアルバムの場合でも「バラエティ豊かな楽曲」が多くて。それが「自分らしさ」かなとも思うんです。でも、以前は悩むこともありました。コンセプチュアルなアルバムはすごく素敵なんですけど、私はその時々で好きなサウンド、コード、メロディが変わっていく。いろんなカラーを見せられるアーティスト、それがchayなのかなと思います。――そうやって積み重ねてきた結果、今の「カラフルなchay」がある。掲げている目標を部屋に貼り出しているというのは本当ですか?本当です! でも、もういい歳なんで今は剥がしています(笑)。――では、胸の中に(笑)。バンバン貼り出していた時は、小さいものから大きいものまで様々。来年で20周年を迎えるCrystal Kayさんと今回ご一緒して、これまで抱いてきた「歌い続けたい」という思いがより強くなりました。そんなCrystal Kayさんとアーティストとしてご一緒できることがどれだけ幸せで、掛け替えのないことなのか実感しています。だからこそ、10周年、20周年と歌い続けていたいです。○名門・音楽塾ヴォイスのスパルタ指導――5周年記念ライブ「chay 5th Anniversary Live ~Surprise Box~」の開演前に囲み取材があって、そこでもおっしゃっていましたね。ありがとうございます。歌い続けることって本当にすごいことなんですよ! Crystal Kayさんは「やっと自分の声がわかってきた気がする」とおっしゃっていて、音楽を追求し続ける姿に胸を打たれました。――その囲み取材で、ある記者さんの「5年前の自分に贈る言葉は?」という質問にchayさんは路上ライブの出来事を話されていましたね。誰も聴いてくれなくて、泣いて帰った日もあった。それでも諦めなかった自分に「ありがとうと言いたい!」と。ありました(笑)。路上ライブをやっても、誰も聴いてくれないんですよね。――なぜ、厳しい環境に身を置こうと? そこにはどのような思いがあったのか気になります。「こういう思いがあった」というよりは……深い考えはなく、「とにかく聴いてもらいたい」という一心でした。――最初に立った場所は?渋谷の東口だった気がします。――いきなり渋谷!?はい(笑)。たぶん、夕方の6時頃、人通りも多かったです。でも、どれだけ人が多くても、私はそこに存在していないくらいというか、「透明人間?」と思ってしまうくらい、誰も足を止めてくれませんでした。――自分だったら心折れそうです……。とにかく、「どうやったら聴いてもらえるか」ばかりを考えていました。とにかく、悔しくて悔しくて……。デビュー前の反骨心は異常でしたね(笑)。「絶対にデビューする!」といつも言い聞かせていました。――続けていくうちに一人、また一人と増えて。ただ立ち止まってくれるだけの人でもめちゃくちゃ愛おしくなりそうですね。そうなんです。路上ライブに来てくださっていた方は、今でもすぐに分かります。ライブ会場でも「あっ! 来てくださったんだ!」って(笑)。一番最初に足を止めてくれた方の顔は今でもしっかり覚えています。サラリーマン風の方で……40代ぐらいだったかな? その時は、自分の曲も歌っていたんですが、足を止めてもらうためにカバーも歌っていました。夜になると、酔っぱらいの方に絡まれることもあって(笑)。いきなり求められた歌でも必死に応えていました。それでも足を止めてくれたことがとってもうれしくて。――音楽塾ヴォイスもかなり厳しかったそうですね。絢香さん、家入レオさんなどを輩出した名門塾です。ものすごくスパルタでした。ギターをはじめたすぐの人にとっては、「こんなフレーズ弾けるわけない」と言いたくなるくらいの課題を突きつけられて。何十回、何百回と繰り返し練習していくうちに気づいたらできていて、ギターを通して、「不可能が可能になる瞬間」を何度も味わいました。それが日常なので大学の授業が終わったら、すぐに音楽塾に5~6時間ぐらい引きこもって。大学卒業後も含めると、5年間ぐらい通っていました。とにかく歌手になることが小さい時からの夢だったので、それ以外に全く興味が向かなくて。両親にはすごく反対されていて、最初は内緒で通ってたんです。デビューが決まったり、何か形で示さないと認めてもらえないと思っていたので、あまりにも弾いていたせいかバレてしまって(笑)。「こんなに1つのことに集中している姿を初めて見た」と驚かれて、応援してくれるようになりました。●SMAP「君は君だよ」 玉置浩二「田園」から学んだこと――幼い頃からたくさん習い事をしていたんですよね。ご両親にとって、娘の夢が「歌手」になることだと知って驚かれたでしょうね。そうですね。幼稚園の頃から「歌手になりたい」と言っていたんですけど、親からは「高校卒業するまではダメ」と言われて。だから高校卒業してすぐにギターを買って、路上ライブして、オーディションをたくさん受けて……両親はそんな昔に言ったことをまさか娘が覚えてたとは思わなかったでしょうね(笑)。不安定な歌手、芸能界を目指すことに対して、周りの人から「なれるわけない」と思われているような気がして。通っていた大学内に就活生があふれる中、ギターをかかえて一人歩いていたあの時も勝手に疎外感を抱いたこともありました。今思えば、そういった感情も原動力になったんだと思います。――その熱い情熱の発火点となったのが、シンディ・ローパーだと聞きました。幼い頃、父がMTVのミュージックショーを見せてくれて、80’sのミュージックビデオは本当にカラフルでポップで自由。もちろん歌詞の内容は分かりませんでしたが、シンディ・ローパーの「Girls Just Want To Have Fun」という曲のミュージックビデオを見て衝撃を受けて。すっごく楽しそうに歌っていたので、私もこうやって人を楽しませる人になりたいと思いました。○「私の傷ついた心を癒やしてくれた」――3周年を迎えたときのブログが印象的でした。というのも、5周年記念ライブの囲み取材で語った内容と似ていたからです。長いようで短い3年。悔しい思いをした路上ライブ。何よりも読んで驚いたのは、観客がたった一人のライブがあって、それがお母さんだったと。なつかしい!確かにありました(笑)。恵比寿のライブハウスだったと思います。それまでお客さんが少ないことはたくさんあったのですが、「ついにお母さん一人か……」と(笑)。ライブハウスのスタッフさんが気を使って座ってくださって。――6周年、7周年と歌手を続けていくと、その親孝行はどんどんより深いものに。そうですね。昔に書いた曲を今聴くとその当時の自分の気持ちがわかって、すごく懐かしい気持ちになります。こうしてCrystal Kayさんとコラボするなんて、当時の自分は夢にも思わなかったでしょうから、10周年、20周年の自分も想像していることとは違う楽しみ方を見つけていると思います。過去の曲を聴くと、これからがさらに楽しみになります。――過去のインタビューでは、支えられた曲としてSMAPの「君は君だよ」を挙げてましたよね? すごくいい歌詞ですよね。これからの方向性に悩んでいた時期でもあったんですが……デビュー前やデビューしたての頃は、根拠のない自信や反骨精神、悔しい気持ちがあっても堂々と胸を張って夢をいだけていた時期でした。デビューして現実を知り、大人になっていくにつれて、大きな夢が人前で言えなくなっていく。実は根拠のない自信もすごく大切なことで、小さくまとまっていく自分がすごく嫌でした。そういう自分に気づいて自分を奮い立たせられない時があって……そんな私の心を癒やしてくれたのが「君は君だよ」でした。デビュー前後の頃は、直接的な表現で後押ししてくれる曲をよく聴いていました。私がインタビューでその曲を挙げた頃……正論なんて自分がいちばんよくわかっていて、それができない状況に苦しんでいたんです。頭ではわかっているけどできない。そういうつらい時期だったから。寄り添って、包み込むような温かさのある曲。本当に心が救われました。あとは、玉置浩二さんの「田園」最強説(笑)。年齢を重ねれば重ねるほど、心に響きます。――楽曲制作への影響もありましたか?自分がシンプルなメッセージに癒やされていたこともあり、メロディもサウンドもすごくシンプルになりました。あまり、ギュッと詰め込んだような曲は作らなくなりました。――苦労したかいがありましたね。ご自身の時代ごとの証を刻み続けることができる仕事ってすごく素敵です。歌はその時々によって、私の傷ついた心を癒やしてくれた。それを逆の立場になって、私の歌を通して皆さんの励みや支えとなれば、本当に幸せなこと。歌手冥利に尽きます。■プロフィールchay1990年10月23日生まれ。2012年ワーナーミュージック・ジャパンより「はじめての気持ち」でCDデビュー。2013年10月よりフジテレビ系『テラスハウス』に出演。2014年5月より『CanCam』専属モデルとしても活動スタート。2015年フジテレビ系月9ドラマ主題歌「あなたに恋をしてみました」をリリースし50万ダウンロードを記録。バンド編成による全国ツアー、弾き語りLIVE「chay’s room~One mic,One guitar~」、フェス出演(SUMMER SONIC2015等)など精力的なライブ活動を行っている。
2018年12月21日私たちのライフスタイルの指針となる本を発表している、さまざまな業界で活躍する著者たち。自身の体験から、現状を打破し運命を動かすためのメッセージをいただきました。神崎 恵さん(美容家)『あの人がいつも色っぽいワケ』今の仕事に出合う前、20代後半の頃は、「これからどうやって生きていこう…」と迷った時期が長くありました。でも今後を考えた時に、“まあまあの人生”か“私でよかったと思える人生”、どちらかを選ぶとしたら「後者しかない!」と、とにかく行動を起こすことにしたんです。その時は、ブライダルフラワーのスクールに通ったり、宅建や簿記の勉強をしたり、あらゆる興味のあることに挑戦しました。実際に動いてみると、一見仕事に関係がなさそうなことが意外な点と点で結びついたり、「何が自分の運命を変えるかわからないし、何が人生を作っていくかわからないな」と実感することも。ずいぶん遠回りや失敗もしたけれど、そのすべてが必要なものだったと今では思っています。リスクを恐れず、そこに飛び込めた人だけが、チャンスを掴み取る権利を得ることができるんです。“自分磨き”という言葉がありますが、これは外見のことだけを指しているのではないはず。私が思う本当の“自分磨き”とは、人生で何度か必ず訪れるチャンスを全力で掴み取るためのスキルのこと。例えば、いろいろな本を読んで言葉の選び方を学んだり、海外に行って経験を積んだり、写真集を見て色彩のセンスを磨くこともそうです。自分が思いもよらないタイミングでチャンスが巡ってきた時に、それを確実にモノにするための準備をしておくと、可能性はぐっと広がると思います。また自分の運命を拓くためには、人としてはもちろん、女性として魅力的であることも大事。その中で私が今も心がけている習慣の一つは、“古い女にならない”ということ。例えばメイクも髪型も、いつも同じスタイルではつまらないですよね。トレンドに流されるのとは違いますが、常に時代の流れを掴みながら、それを自分らしく落とし込んで表現したり、毎回違った提案をしていくことが、今の時代を生きる女性たちにはきっと必要とされているはず。強さの中にも軽やかさをまといつつ、私自身も自分を日々バージョンアップしていきたいです大草直子さん(エディター、スタイリスト)『大草直子のSTYLING & IDEA』自分のこれまでの人生を振り返ると、20代30代と、たくさんのターニングポイントを経験してきました。社会人になってからの最初の転機は、新卒で入った出版社を27歳で退職した時です。憧れだったファッション編集者を辞めて次に目指したのは、南米。その頃、私はサルサに興味を持っていて、本場のダンスが見てみたいと、一人でその世界に飛び込みました。もちろん、周囲は大反対。でも、あの決断がなかったら今の人生はなかったと思うほど、自分の価値観に大きく影響を与える経験となりました。大人になると、仕事をしたり、結婚したり、子どもを産んだり、女性はさまざまな顔を持つものですが、私が大事だと思うのは“サード・プレイス”。つまり、“家庭での自分”がファースト・プレイス、“仕事での自分”がセカンド・プレイスだとしたら、サード・プレイスは、“自分自身の自分”です。私にとっては20代の時に出合ったサルサがそう。みずからの軸となるサード・プレイスがエアポケットのように心の中にあることで、いつだって自分らしさを失わずにいられると思っています。「まだそんなふうに思える存在に出合っていない」と感じる人も、焦る必要はありません。大事なのは、自分の心を動かすこと。「どうしても行きたい」とか「何が何でもやりたい」という素直な気持ちを持ち続けてさえいれば、運命は自然と拓けてくるはずですから。仕事で悩みを抱えているのであれば、すぐに結果を出そうとしないことも実は大切。今は、女性が100歳まで生きることもできる時代です。20代前半から社会人としての人生がスタートするとして、約80年間の人生を4つの期間に分けてみると、どこに仕事のピークを持っていけばいいかといったプランニングも可能。それなのに、たった2~3年のことで悩むなんてすごくもったいない。私も人生の第3ステージでは新しいことに挑戦したいと計画していて、できれば95歳まで働きたいと思っているんですよ(笑)。女の人生、まだまだこれからです。かんざき・めぐみ一人一人に合わせたメイクやビューティスタイルを提案するアトリエ「mnuit」を主宰しながら、美容雑誌をはじめ、幅広い世代の雑誌に連載を持つ。全国各地にてイベントやメイク講座も数多く開催。近著に『あの人がいつも色っぽいワケ「 なんか気になる女」になる。』(大和書房)、『わたしを幸せにする41のルール』(廣済堂出版)など。累計発行部数は120万部を超える。おおくさ・なおこ大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。雑誌『ヴァンテーヌ』の編集に携わったのち、独立。2015年よりWebマガジン「mi‐mollet」の編集長、2018年コンセプトディレクターに就任。『大草直子のStyling Book』(ワニブックス)、『大草直子のSTYLING & IDEA 10年後も使える「おしゃれの結論」』(講談社)など著書多数。インスタグラムは@naokookusa※『anan』2018年12月12日号より。写真・中島慶子取材、文・瀬尾麻美撮影協力・PROPS NOW(by anan編集部)
2018年12月10日あの本の著者が語る、人生を好転させるために大切なこと。箕輪厚介さん(編集者)『死ぬこと以外かすり傷』行ったことのない国に行くとか、やったことのない作業をするとか、僕はそういうことにまったく抵抗がありません。例えば、最初に作ったビジネス雑誌『ネオヒルズ・ジャパン』もそうで、当時、出版社の広告部に勤めていた僕の編集経験はゼロでした。基本的な編集用語すら知らないまま作業することも多かったのですが、だからこそ、あり得ないくらいの熱量で乗り切ることができたと思います。たとえ自分の行動が世間の常識から外れていても、力を入れるポイントさえわかれば、ヒットは作り出せる――それが僕の導き出した答えです。サッカーに例えると、ここぞという時に力一杯走る、というイメージですが、多くの人はジョギングをしてしまっている。責任感が強くて段取りは守るのに、いざという時に力が出せなかったり、押しが弱かったり。そうやって、なんとなくのっぺりと頑張っていては、いつまでも“その他大勢”のままでいてしまうと思います。「どんなに忙しくても、あの人の電話には必ず出る」とか「理不尽を押し付けてでも交渉する」など、その時どきで勝負時を見極めることが大切です。もちろん、世の中の人みんながチャレンジャーのようになったら、僕の商売あがったりなので困るのですが(笑)、10のパワーがあるとしたら10年かけて使うのではなく、1年で10使ってしまう、というのもアリだと思います。まるで飛行機が離陸する時みたいに、とんでもないパワーを発揮すべき1年なり2年なりが、人生のどこかのタイミングで絶対にあるはず。そして、世の中の多くの経営者や第一線で活躍している人と同じように、一度雲の上に行ってしまえば、あとは安定軌道に乗って落ち着くこともできる。だから、上昇していく時に完全に振り切れるかどうかが肝心。極論、仕事を辞めても死にはしませんから(笑)。だから遊びみたいなもの、と考えてもいいわけです。責任感とかお金を稼ぐとかではなく、楽しいからやっているだけ。“こうあるべき”という思い込みを外した瞬間に、人は案外強くなれるのかもしれません。坪田信貴さん(学習塾塾長、起業家)『才能の正体』僕はこれまで、塾講師としてさまざまな生徒さんの指導を行ったり、企業の中で人材育成の手助けをしたりしてきました。塾の生徒さんの中には偏差値30台からスタートして、見事に慶應や東大などの難関大学に合格した人もいますし、企業では多くの優秀な人材に触れることができました。しかし、そんな彼女・彼らを評価する際に、周囲の人間が決まって言う言葉があります。「あの人にはもともと才能がある」。地頭がいいとか、要領がいいだとか、生まれつき与えられた能力があったからこそ結果を残すことができた、と言うのです。でも、本当にそうでしょうか?僕が思うに、そんな才能は“幻想”。所詮は彼女・彼らが残した結果だけを見てあとから判断しているにすぎません。本当の意味での能力とは、正しいやり方で努力することで、少しずつ磨かれていくもの。現在結果を残している人や、第一線で活躍しているような人は、当然、そこまでの過程でものすごい鍛錬をしているというわけです。だから、そういう人と自身を比べて「あの人には才能があるから…」と自分が“やらない理由”にしてしまうのは、意味のないこと。僕らが「立つ」「歩く」「漢字を書く」などの能力を幼少期に身につけていったのと同じで、誰もが持っている“才能の芽”を繰り返しトレーニングして育てることが何より大事なのです。学生時代に比べ、社会人になるとより多くの選択肢があることに気づきます。例えば写真を撮る、文字を書く、話す。すべての動詞が職業になると言っても過言ではありません。選択肢が多いほど迷いも出てくると思いますが、何から手をつけていいかわからなければ、とにかく“一流の人”に会うことをおすすめします。優秀な人のインターンになったり、憧れの人に思い切って手紙を書いてみてもいいでしょう。一流の人の一流の仕事に触れることで自分の中での意識が必然的に変わり、“やりたいこと”も見えてくるかもしれません。最初から「無理だ」とは決めつけず、自分の可能性を常に磨き続けてください。みのわ・こうすけ2010年に双葉社に入社。広告部に籍を置きながら雑誌『ネオヒルズ・ジャパン』を創刊し、Amazon総合ランキング1位を獲得。その後、幻冬舎に移籍し、2017年にNewsPicks Bookを立ち上げ、編集長に就任。『多動力』(堀江貴文)や『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(佐藤航陽)などを編集。自身初となる著書『死ぬこと以外かすり傷』(小社刊)が好評発売中。つぼた・のぶたか映画化もされて大ベストセラーになった『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)の著者。心理学を駆使した学習法により、これまでに1300人以上の子どもたちを「子別指導」。起業家としては、人材育成、チームビルディングの能力を企業から求められ、新人研修などを行う。新著『才能の正体』(幻冬舎)が好評発売中。※『anan』2018年12月12日号より。写真・中島慶子取材、文・瀬尾麻美撮影協力・PROPS NOW(by anan編集部)
2018年12月10日今年、直木賞受賞作『ファーストラヴ』が話題となった作家・島本理生さんに、運命が動いた瞬間、自身のターニングポイントについてお聞きしました。17歳で作家デビュー、若い女性を中心に幅広い支持を得、今年は『ファーストラヴ』で見事直木賞を受賞した島本理生さん。――人生の分岐点で、自分で選択をしてきた、という自覚はありますか?はい。子どもの頃から集団行動が苦手で、小説を書く時間だけが楽しくて。作家になると決めてから、そのための努力は常に必死でやってきたと思います。――作家になりたいと思ったのはいつ?小学校高学年の文集には将来の夢に「作家」と書いていました。中学生で投稿を始めて、15歳の時に短編の賞をもらい、「書く力があるかもしれない」と思えました。今思えば、それが一つ目の転機でした。――目標は立てるタイプ?その都度、先のことを考えますね。たとえば20歳で野間文芸新人賞を受賞した『リトル・バイ・リトル』は「もっと広く読まれる」ことを目標に、意図的に幅広い年齢層の人物が登場する家族の話にしました。『アンダスタンド・メイビー』を発表した時は、もう自分一人の人生で書けるものは全部書き終えたと感じたので、「次は子どもだ!」と(笑)。そして育児休暇後に、「次は大人の女性に読んでもらえるものを書こう」と決めて書いたのが『Red』でした。これで島清恋愛文学賞を受賞した時は本当に嬉しかったですね。――でも、そこで満足はしなかった、と。前は賞をもらうとそこで一旦安心してしまっていたので、新たに目標を持たないと駄目だ、と思って。変わらないといけないと思うことを手帳に何十項目も書き出して、実行したんです。たとえば「人前でうまく喋れるようになろう」と話し方教室や表情教室に通ったり、「外見も作風に近づけよう」とヘアメイクを習ったり。他ジャンルの人とも積極的な交流を心がけました。映像化も目標のひとつでした。『ナラタージュ』の映像化が決まった時は「ここから波に乗るぞ!」と思って。20代の頃、自分の経験値が足りなくて波をつかみきれなかった。それで、次こそは、と取材や直しを何度も重ねて仕上げたのが、直木賞を受賞した『ファーストラヴ』でした。――現在、目標としていることは?これまでは気後れして海外の仕事を断っていましたが、今年から受けよう、と英会話教室に通い、初めて韓国のシンポジウムに参加しました。叶わないこともあるけれど、願うことで始まることもたくさんある。そう思って先を考えています。島本理生さんの運命が動いた瞬間年表15歳:「ヨル」が『鳩よ!』掌編小説コンクールで受賞。プロの編集者に認められ、作家になろうという夢は単なる思い込みでないと実感できた。17歳:「シルエット」が第44回群像新人文学賞の優秀作に選ばれる。本を刊行するもあまり話題にならなかったため、「売れるものを書こう」と決意。21歳:短期間で一気に書き上げた『生まれる森』が第130回芥川龍之介賞候補になる。結果は選外で、「もっと大きな話を書かなくては」と思い『ナラタージュ』に着手。22歳:『ナラタージュ』が発売後すぐに重版する大ヒットとなる。一気に忙しくなったがそれに自分が追いつけず、ここから苦しい時期が続くことに。27歳:『アンダスタンド・メイビー』で第145回直木三十五賞候補に。力を入れた作品だったが選外で、落胆。ただ、今の自分が書けることは書き切ったと感じた。27歳~28歳:産休を取り、一時世間から離れる。次第に「子どもも産んだし、大人の女性に読んでもらえるものを書こう」と思うように。31歳:『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。←ターニングポイント「若手作家」を卒業し、新たな代表作を出すつもりで書いたので、受賞は嬉しかった!32歳:『夏の裁断』が第153回芥川龍之介賞候補に。結果は選外。だがこれで、純文学は卒業し、エンタメ小説を書いていこうと決心がついた。35歳:『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞受賞。波に乗っかる気持ちで、照準を合わせて書いた作品だったので、受賞にほっと一安心。しまもと・りお1983年生まれ、東京都出身。作家。’01年「シルエット」でデビュー。’17年『ナラタージュ』が映像化。今年、『ファーストラヴ』で初の直木賞受賞。※『anan』2018年12月12日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)ヘア&メイク・イワタユイナインタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2018年12月08日インターネット上や雑誌など、さまざまなフィールドで作品を発表する詩人・最果タヒさんの、待望の最新詩集が発売された。“みんなのことがあまり好きじゃない、ということがばれないようにしたくて、丁寧に、親切に接している。(「かるたの詩」)”のように、今作にも、私たちに寄り添う言葉が綴られている。「読む人が“ん?”と止まって現実に戻らないよう、できるだけ自然に読める言葉を使いたいんです。それは、生活と地続きの状態で読んでほしいから。今作にはルミネのクリスマスキャンペーンのために書いた詩がありますが、それは街中に出るものなので、景色と馴染みながらも、溶け込まない文章になるように意識しました。こうして、さまざまなお仕事をするにつれ、想像の中にしかいなかった“読者”の姿が見え、実感が蓄積し、言葉に手応えが増していく感覚があります。インスタで私の本を映している写真を見るのも、実感を得るのにとてもいいです」詩の選択や順番は自身で決める。「詩集を作るというのはただ詩をまとめるというよりは、それもまた一つの創作と思っています。タイトルは、詩集『空が分裂する』の作品のタイトルで、急に“これしかない”と思いだしたんです。また、今作には1行空きの詩がいくつかあります。普通、詩はページの一か所に塊となって載っていますが、全体に行き渡るように、まんべんなく載せたい詩が何編かありました。詩の印象は、レイアウトでかなり変わりますね」「言葉は、思いを伝えるには少なすぎる」と最果さん。「人それぞれ思うことが違うのに、言葉は同じものを使わなくてはいけないなんて無茶苦茶なことだと思い ます。気持ちを言葉にあてはめていくことで、本来あったものが切り捨てられていくこともあるはず。たとえば、大切な人を“親友だ”と表現した途端、たった一つだった関係性が、凡庸なものに変わってしまう。私にとって詩は、そうした固まった言葉に気持ちをあてはめていくのではなく、気持ちと同じぐらい曖昧で流動的な言葉を見つけ出していくこと。気持ちを切り捨てずに、言葉にしていくこと。そんな言葉は、きっと誰かに、共感よりずっと深くまで届くことができると思うんです。私は、そんな詩を目指しています」『天国と、とてつもない暇』現代を生きる若者たちを魅了した詩集三部作に次ぐ、最新詩集。「自分にご褒美」「冬の濃霧」「声」をはじめ、43編を収録。あとがきも必読。小学館1200円さいはて・たひ’86年生まれ。’07年に第一詩集『グッドモーニング』(新潮社)を刊行。『死んでしまう系のぼくらに』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(共にリトル・モア)など、数々の詩集を発表。※『anan』2018年12月12日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年12月06日こんにちは!ひめまるです。なかよくなりたい相手や、興味がある相手につまらない話された時どうします?「今月のディアゴスティーニの付録のガンダムのパーツがね!」と熱く語られても、とりあえず聞いておくけど「早くおわんないかなー」なんて思いません?それ、Sです。Sが主観なのに対しMは客観なので、Sが「自分にとって面白くない話」と思うところをMは「相手が面白いと思ってる話」として聞くの。だからまぁ、苦じゃないんですよね。だからMは相手にとって話しやすい存在になりやすいんです。でも、興味ないものは興味ないじゃない?そもそもあなたに興味のないガンダムの話をしているってことは、その人もSなの。相手を知るより自分の話!そんな相手と話す場合は、相手の話題と自分の話題のつながる場所を探しましょう。どんどん細かいところに進んでいくのがSの思考なのに対して、Mはどんどん広げていくんです。マジカルバナナみたいな感じで、バナナといったら黄色!とか甘い!って広げる方が話は続くでしょ?ここを、バナナといったらモンキーバナナ!なんて言ったら未来がないじゃない?モンキーバナナから続かない!狭めちゃダメ!広げるの!ガンダム男子は、赤を見ればシャア専用だ!と言い出したりするんだけど、「シャアって誰?」なんて興味もないのに突き詰めちゃダメ!「へー!赤はシャアのなんだねー!太郎くんは何専なのー?」とか広げます。笑「花子ちゃん専だよハート」「もー!上手いこと言ってるー」などと行けば大成功。笑そうならなくても、「あー、実はぽっちゃりが好きなんだよねー」って感じで話題がそれれば会話も楽になりますよね。つまらない話聞かなくて済む!バナナといったら甘い!甘いといったらパンケーキ!美味しいとこ見つけたの!今度行こうよ!みたいなつなぎ方で、つまらない話題を楽しくしましょ。ってことで、次回は、間違えて相手に興味ない話をしないように、Sが陥りがちなマウンティングトークと、相手も楽しめる話題をご紹介します。Written by ひめまる
2018年12月05日こんにちは!ひめまるです。SにもMにも良さがあると同時に嫌なところもあります。ほら、特徴って良くも悪くもなりうるじゃない?Sは、判断力もあるしエネルギッシュでとんがった魅力があります。でも同時に我を通しすぎたり強い印象も与えるんですよね。周りの人が傷ついたりするの。Mは、協調力があって、受け止めてくれるような優しい魅力があります。でも、何考えてるかわからないどっちつかずの芯のない印象も与えちゃう。八方美人というか。どちらもきっと、自分のいいところも知ってるけど、何かの時にそれが物事を悪くした気がして、自己嫌悪になる場合もあるのかもしれません。言い方が悪くて誤解で険悪になっちゃったとか、あっちでもこっちでも悪口言っちゃったとか。なので、簡単に自分の性格や考え方の癖を変える方法をご紹介。まずは!恋愛!本気の恋愛は人を変えるじゃない?Sの人は基本的に自分の中に正解があることが自己嫌悪につながる理由。これが絶対合ってる!っていう姿勢が他人とぶつかるのよ。そんなSタイプが、Mな恋人を捕まえちゃうとどんどん自分の正解を相手に押しつけてSが強くなりすぎるの!Sの人こそ、Sの人と付き合ってみて!相手の価値観に目を向けたり、相手の考え方に耳を傾けたりできるようになるから!そしてMの人!基本人に合わせることを最優先にするから、ポリシーもなにも見えなくて信用できなくなるのがMのデメリット!あっちでもこっちでもいい顔!ってのが不信感につながるのよ。そんなMタイプがSの恋人にハマっちゃうともう自分を出せる場所なんて皆無!友達でも合わせて、恋人にも合わせて、社会にも合わせるのよ?あなたなんてどこにもいなくなる!Mの人こそ、Mの相手を恋人にしてみてください。Mは自分の意見をオブラートに包みすぎてなにが包まれてるのかわからなくなっちゃうのよね。だから、恋人みたいな近い相手で、自分の出し方を上手に学べるいい機会を作ってみてください。SとMが相性がいいわけじゃないんです。同じタイプを選んで、成長できる恋にしてもいいですよね!Written by ひめまる
2018年11月28日こんにちは!ひめまる です。30代になって、男性にきゅんとしなくなってきたなぁ。もう恋なんてできないのかなぁ。なんて思ったりしませんか?恋愛って結構エネルギーいりますもんね。毎日顔を見る相手も決まってくるし、そこにときめきが起こる感じもないですもんね。出会いが起こるような場所も、わざわざ行かなきゃならないと、もーめんどくさい!笑でも、そもそも恋愛モードにならない理由がSとMで理由が違うんです。恋愛Sは、好かれている中から自分の好きな相手を見つける形の恋愛をします。打たれ弱いからダメージを受けたくないの。だからそもそも恋が起こる条件に「相手から好かれている」ってことが入るんですよね。自分からこっちを向かせるのって疲れちゃう。だからだれかこっちにくればいいのに。ってなってるのが恋愛が遠ざかる理由。Sが問題なのは出会い頭のふるいです。相手が「今週末はどう過ごすんですか?」って聞いてきてからじゃないと目を向けない!そこ!挙句、30代になると言い寄られなくなるのを隠すからなのよね。「週末はいつも何してるんですか?」「ご想像にお任せします。」って!それバリア!で、恋愛遠のくの!そして、恋愛Mは自分が気になった人を追いかける習性があります。アイドルを追いかけるように相手を好きになるのよね。もう、今までの統計で自分の尽くしグセはわかってるはず。でも、30代でそのエネルギー出せないわよ。恋したら疲れちゃうのを知ってるの。プロのアイドルが返してくれるような見返りは素人からは望めないのも気づいちゃっての今。Mの問題は、従属気味の恋愛しか知らないのに経験値的に従属が辛くなってきてるところ。合わせてあげるのもめんどい!でも合わせちゃう!そしてとうとう自分の時間を持つことがとってもマイペースで楽しいことに気づいちゃう!で、恋愛が遠のくと。どちらも他人と自分にバシッと壁を作り始めてるのよね。友達や同性含めて、少しずつ人と打ち解けるリハビリをしてもいいかもしれないですね。笑今日あったことを話せる人を増やしてみてください。自然に出会いが生まれるようになります。Written by ひめまる
2018年11月22日こんにちは!ひめまるです。よく、性格診断の時にどのタイプが一番いいんですか?と聞かれますが、性格ってSもMも個性で、どっちが悪いってことはないのよね。デブなのかふっくらなのかみたいなのと同じで、頑固な性格は芯があるし、つかみどころない性格は柔軟なんです。見方一つよね。我の強い子の周りには柔軟な人がいるし、優柔不断な子の周りにはしっかりものがいるじゃない?だからいい性格ってのは相性一つなのよ!ただ、SもMも強過ぎると受け入れられづらいもの。ここはひとつ秋ベイクドカラーで自分の性格を和らげてみましょ。Sは基本的に強い活発な性格。自分の好き嫌いや気分がすごく大事なので、周りのために無理することはあまりないタイプが多いです。相手の気持ちを読むMにとっては、存在感からもうSっ気を拾っちゃうんです。「S子は飲み会がこの場所じゃ嫌かな?なんか文句言われそうだな。どーしよどーしよ。」って思わせるのよね。そんなS子がボルドーのワンピースなんか着てたらなおさら主張を感じるわ。なのでこの秋はぜひ、試しに寒色を使ってみてください。ネイビーやカーキ、パープルを広めに、柿色やボルドー、マスタードはSが強調されるので面積控えめで!Mはぬるい温厚な性格。周りに合わせるために客観的な冷静な視野を持ってます。だからこそ相手優先。つかみどころがないの。だからね、Sにはぼんやりして見えちゃうんですよね。飲み会行っても、主張がないから最初の一杯決めかねてる間に、勝手にビールにされちゃうわよ?そんなM子がネイビーなんか着てたらもはや影!あれ?ビール一個余るけど誰〜?ってなっちゃう。なのでこの秋は少し張り切ってメープルカラーやマスタード、ボルドーなんかで明るくいきましょう。カーキやネイビーに逃げがちなところをぐっと我慢して遊んでみてください。Written by ひめまる
2018年11月03日こんにちは!ひめまるです。夏のイベント満載モードからゆったりモードになる秋。恋も衝動じゃなく、ちゃんと恋愛モードになるわよね。夏、パッションで選んでいた彼は、いまいち合わないなぁなんて気づいちゃうのもこの季節!秋の出会いはそんなことがないように、ちゃんと冬のイベントを過ごせる相手を選びましょ。普段は自己主張の強いSな人でも恋人にはメロメロで相手に尽くすMタイプだったりすることってあるじゃない?あと逆に普段は控えめなMっぽい人でも恋人には上からみたいな場合とか。それが、恋愛のガッカリの主な理由だったりするんです。気が利く人だなと思って気になってた彼がお家に遊びに行ったらすぐ寝ちゃったりする雑な男でガッカリとか。リーダー気質で素敵だなと思ってた彼が、仲良くなったら「どこでもいいよーなんでもいいよー!あわせるよー!」って優柔不断でガッカリとか。ここはひとつ、仲良くなったあと豹変するかもしれない彼の恋愛SとMをチェックしときましょう。女の子によく「お前」と言う男性は、恋人になるとSになることが多いです。異性には偉そうにでておきたいのよね。あなたがM子さんなら問題ないけど、仲良くなったら簡単なこともあなたに頼むようになるから!頼むことが自分のものアピールで、愛情だと思ってるタイプで主人気質!そして、女の子みんなに優しい男性は、恋人になるとMなことが多いです。このタイプにとっては、女の子自体が自分より少し上の立場なのよね。あなたがS子さんなら、合わせてくれる男性から愛情を感じて嬉しいけど、Mにとってはあなたを見過ぎてて疲れちゃうことになります。あなたに寄せることがあなたのものになってるアピールで、愛情だと思ってるんですね!わんちゃんか!まぁ愛情表現それぞれですし。それぞれのタイプを見極めて相性の良いステキな秋の恋を楽しんでください♡Written by ひめまる
2018年10月28日こんにちは!ひめまるです。涼しくなってきて秋モードに入ってきましたね。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、、、ってついつい自分モードに入る季節ですよね。春は出会いがあるから恋愛できるし、夏はイベントがあるから恋愛できるし、冬はイベントのために必死で恋を探すじゃない?でも秋は自分!自分モードの季節なんです。たしかに自分磨きをして冬の恋の準備をしてもいいですよね。自分を磨くにもSとMで向き不向きがあるんです。基本的にスポーツはS、文化はM。Sはスポーツを楽しみながら体を綺麗にしてみてもいいかもしれません。Mは読書や絵画などに触れたりして、知識の他にも情緒や感度を養うのもいいかも。でもできれば、彼と一緒に楽しみたいじゃない?スポーツも一人でやるより二人で楽しんだり、美術館にも二人で行ってみるとまた違います。で、あなたがSだけど相手はMだったりその逆だったりで、楽しむ秋が違うことがあるんですよね。そんな時!相手に寄せたデートを考えてみました!Sな彼が退屈じゃない文化系デートは、文化系なのにアウトドアな風景を見るものがオススメ!Sは感覚的なことが多いので、知能的なMよりもシチュエーション重視です。美術館より紅葉狩り!お家で食事よりぶどう狩り!とにかく狩に行ってください。読書となるとSはハードルが高いので雑誌を二人で見たりする時間を作るとか、もしくは映画なら二人の興味を共有できるのでオススメです。逆にMな彼は頭脳系。Mにはサイクリングやジョギングに誘っても腰が重くなってしまいます。Mにも楽しめるスポーツはワイワイ二人でやれるもの。例えばバドミントンなど、点数や勝ち負けのない運動だと楽しめます。なにかすることよりコミュニケーションの方がMには大事なので、博物館や美術館で二人で感想をシェアするのを大事にしてあげてください。お互いの興味をそれぞれ寄せてより充実の秋を過ごしてみてください。Written by ひめまる
2018年10月21日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Flowers』Lina Scheyniusスウェーデン人フォトグラファー、リナ・シェイニウスの作品集。作者の作品には、日常の中の美や神秘を浮き彫りにする親密なイメージを生み、屈託のない軽やかさがいつもそこにはある。本シリーズにおいても過去の作品群と同じようなアプローチで取り組んでいるが、無作為さや生々しさ、独特かつ官能美に満ちたその気配をより強く漂わせている。夢の中のような情景を自然光を用いながらパステルカラーやモノクロで写し出すことで、自然への愛情がページを捲るごとに表れており、その制作行為によって作者は自分自身を取り戻すことができる。それ故に、リナ・シェイニウスの作品は複雑に絡み合いかつ繊細に表現される視覚言語として進化しており、セクシュアリティやヌードを全面に押し出さずとも、これまで以上により親密なものとして存在する。本作において、花の質感がほのめかす明確な理解や自然への言及が作品にはっきりと現れている。本能や憧れやロマンスとして自然を捉え、あらゆる形や動きが持つ誠実さと同じように、自身の制作を通じて本質的にその親密さを形にしている。【書籍情報】『Flowers』写真:Lina Scheynius出版社:FOUNTAIN BOOKSニュースペーパーサイズ/48ページ/570×400mm発刊:2018年言語:英語価格:4,500円■Shelfオフィシャルサイトで『Flowers』を購入する
2018年10月20日こんにちは!ひめまるです。よく「サービスのS、満足のM」って聞きません?Sの方が気を配って相手にサービスしてあげて、Mはやってもらう方だから満足する方なんだって。これ、たしかに攻めがSで受けがMなので、そうありうるっちゃありうるんです。Sは相手に気を使えばサービスできるけど、Mは気を使うからこそ何もできない。本来Mはサービスは体質じゃないの。ただ「満足のM」っていうのは、サービスに満足してあげることがSの満足に繋がるため、満足してるように見せかけるというMの気遣いの技ってこともあるのよね。要は、飲み会に誘うのがSだとしたら、誘いに乗るのがM、みたいな。だから気を使うのはSMどちらも使うんだけど、気遣いの現れかたが違うだけなの。でも!恋愛のSとMは別!サービスは恋愛Mがするんです。普段はさておき、恋愛でMを発揮する恋愛M体質の人っていますよね。普段仕事バリバリで厳しい上司なのに、恋人に呼ばれたらすぐ飛んで行ったり。上品なオシャレをするキレイめ女子なのに付き合い始めた人に感化されてロックにじゃんじゃんピアスあけだしたり。こういう人は、恋人にのまれるMタイプなんです。このタイプって恋人色に染まって、相手がまるで飼い主かのように相手に一途。相手軸で動くから、その辺の車や保険の営業の人顔負けの相手寄せ!相手がコーヒーを飲んだ時に、自分もコーヒーを飲んだり、相手の予定を何度も聞いたら悪いから相手のスケジュールもメモしてたり、よく出てくるあったこともない固有名詞覚えたり。できる営業並み!この恋愛Mの素晴らしい気配り気遣いで、一緒にいるSは楽、、というより怖いわよね?「え?この間旅行行ってたのは次郎くんとだったよね?」とか「花子さんって、職場の同じチームの人だったよね?」とかマネージャー並みの管理!鍵なんかもそのうちあたしが持つからあなたは持たなくていいよ!みたいな感じになってきたりもします。もちろんケータイもLINEもお互いのを開ける形になっていきます。ね、サービスのM、別れる時要注意でしょ?出会った時から距離感に気をつけながらがおすすめです。Written by ひめまる
2018年10月14日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Extraordinary Ideas—Realized』James Turrell光を用いて人々の知覚を揺さぶるインスタレーションで知られる現代美術家ジェームズ・タレル。2018年9月6日からドイツ・バーデンバーデンのミュージアム・フリーダー・ブルダでスタートした展覧会のために出版された本書は、1960年代以降の彼の様々なキャリアから包括的に作品を収録。彼は自分の芸術を「知覚芸術」と呼び、その作品は感覚と知性を通して芸術媒体としての光を体験させるものである。スローンレッド―幾何学的な光のオブジェクトが空間に浮かんで表示される彼の初期の作品も収録。また、重要なシリーズである「Wedgeworks」からの2016年の作品で、芸術家が光を使って幻想的な空間状況を作り出す方法を示す。2011年にヴェネツィア・ビエンナーレで注目された「ガンツフェルド」体験は、想像を絶するすべての空間的な輪郭が光と色に溶け込む方法を体験することを可能にした。彼の有名な長期プロジェクト「Roden Crater」はアリゾナの砂漠の絶滅した火山で1970年代から展望台に変貌を遂げた。今回の展示のために特別に作られた作品と共に提示されている。【書籍情報】『Extraordinary Ideas—Realized』作品:James Turrell出版社:Hatje Cantz言語:英語ハードカバー/300ページ/300×240mm発刊:2018年価格:1万640円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Extraordinary Ideas—Realized』を購入する【展覧会情報】JAMES TURRELL. THE SUBSTANCE OF LIGHT会期:9月6日〜10月28日会場:ミュージアム・フリーダー・ブルダ(Museum Frieder Burda)住所:Lichtentaler Allee 8 b, 76530 Baden-Baden, Germany時間:10:00〜18:00
2018年10月06日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Purple #30』2018-19年秋冬号にあたるPurpleの今号は、この10年間でロサンゼルスへの関心が高まり、クリエイティブな人々が街に集まる中、この街の特有の神話、伝説、価値観、イメージ、夢、古今をテーマとする。エディ・スリマン(Hedi Slimane)のお気に入りモデルとして知られるグレース・ハーツェル(Grace Hartzel)を淡いシャーベットカラーで包んだコム デ ギャルソン(COMME des GARÇON)のエディトリアルページ他、ファッションページも充実。ボリュームあるハードカバーのスタイルがすっかり定着し、今回は白いクロス装に14種類の表紙ジャケットが制作された。【書籍情報】『Purple #30』出版社:Purple Institute言語:英語ハードカバー/492ページ/330×240mm発刊:2018年価格:5,800円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Purple #30』を購入する
2018年09月29日竹内涼真の新たな写真集『Ryoma Takeuchi』が、ついに発売。舞台となったカンボジアでの、撮影の裏側を毎週お届けします! ご本人からのスペシャルメッセージや、ここでしか見ることのできないオフショットなど、写真集のサイドストーリーをお楽しみください。another story of『Ryoma Takeuchi』竹内涼真 写真集〜Staff Diary〜前回に引き続き、今回も写真集&写真展イベントの裏側をご紹介!こちらは完成したミュージアムにて、写真を1枚1枚じっくり堪能している竹内さん。ここまで大きなプリントは初めてとのことで、感極まる瞬間です…。カンボジアでの日々もフラッシュバック。イベント終了後、会場にいた写真集&写真展のスタッフたちが大集合して記念撮影。大仕事を終えて、皆さんいい顔していますね。本当にお疲れさまでした!東京の会場入り口には、弊社からのお祝い花が飾られていました。皆さん、ご覧になっていただけましたでしょうか…? カーネーションで象られたパンダは、ananのマスコットキャラクターなのです。別日には、なんとTV番組の企画で、竹内さんが写真展に飛び入り参加!? ドッキリロケ、大成功! 来場者のファンの方々もかなり感激されていたようです。ドッキリロケにて、チャーミングなオフショット。すぐ横にあるマーケットの写真の真似っこです(笑)。写真展が開催されてからしばらく経った日の夜、写真集スタッフが集合して打ち上げをしました。もうこの時点で、すでに重版が決定していた写真集。ものすごく頑張ってくださった竹内さんに、感謝の思いでいっぱいです。打ち上げにて、記念にパシャり。マネージャーさんたちのお誕生日など、この日はお祝い事も盛りだくさん! 話の尽きない夜でした。。さて、全12回にわたりお送りしてきたサイドストーリーも、今回が涙の最終回! でも、写真展の巡回はまだまだ続きます。現在開催している仙台パルコは9月30日まで、10月6日からは名古屋パルコ、11月2日からは福岡パルコと開催予定。こちらも是非、写真集と一緒にお楽しみください!最後に…10月14日21時スタートの日曜劇場「下町ロケット」を撮影中の竹内さん、現場からのスペシャルカットをお届け! 皆さん、次はドラマでお会いしましょう〜。是非、ご覧ください!Information『Ryoma Takeuchi』カンボジアで撮影した、竹内涼真さんの初見せが凝縮された写真集です。
2018年09月27日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Bright Black World』Todd Hido20年以上にわたり、無造作で謎めいた郊外の風景、荒涼とした景色様式的なポートレートを通して写真による物語を紡ぎだしてきたトッド・ハイド(Todd Hido)の新しいモノグラフ。トッド・ハイドは、すぐに身近に感じるけれども知らない場所、歓迎されているようでもありながら不安をかきたてるような場所を捉えながら北米を横断してきた。彼の新しいイメージの多くは、北欧の神話、特に「Fimbulwinter(終わりのない冬)」の思想の影響を強く示し、果てしない冬という黙示録的な考えを暗示しそのための形式を提示している。北欧風景の持つ暗い地形やトッド・ハイドを魅了した日本の北海までに及ぶ地域を探検した後、彼はいくつかの場面に呼び戻された。撮影をアメリカ合衆国外の地域に広げたトッド・ハイドの新境地が示される。初版3,000部限定ポスター付き。【書籍情報】『Bright Black World』写真:Todd Hido出版社:NazraeliI Press言語:英語ハードカバー/104ページ/300×430mm発刊:2018年価格:1万500円■Shelfオフィシャルサイトで『Bright Black World』を購入する
2018年09月22日竹内涼真の新たな写真集『Ryoma Takeuchi』が、ついに発売。舞台となったカンボジアでの、撮影の裏側を毎週お届けします! ご本人からのスペシャルメッセージや、ここでしか見ることのできないオフショットなど、写真集のサイドストーリーをお楽しみください。another story of『Ryoma Takeuchi』竹内涼真 写真集〜Staff Diary〜写真集の発売記念イベント(東京)は、写真展会場である池袋パルコ・パルコミュージアムで行われました。こちらは前日の設営模様。奥の巨大な壁プリントも圧巻ですよね! これらの設営、実は壁を立てるところから展示まで4日間もかかっているんです。写真展はオール未公開カットで構成。写真集に収まりきらなかったプノンペンのマーケットでの写真は、ミュージアムショップで展示されました。照明やラグなども、カンボジアの雰囲気を再現するためにオリジナルで製作したとのこと!写真集記念イベント、当日の朝。パルコのエレベーターの内扉にまでポスターが貼られているのを見つけ、急遽サインを入れる竹内さん。急いで、ハイ、ポーズ。イベントでは握手会やツーショット撮影が催されました。と、そこにお客さんのフリをしたカメラマンアシスタントの松田くんが登場!? 竹内さん、一瞬「あれ?」とビックリするも、しっかり握手をしてくれるホスピタリティー(笑)。イベント当日に書けなかった入り口の特大ポスターにも、後日ちゃんと大きなサインを入れました。ご覧になられた方も多いですよね。こちらの写真は東京のポスターですが、現在も引き続き、仙台パルコにて写真展が開催中です! 仙台会場は、9月30日まで。その後、10月に名古屋パルコ、11月に福岡パルコと巡回します。まだご覧になっていない方は、ぜひ会場に足を運んでくださいね!…to be continued. Information『Ryoma Takeuchi』カンボジアで撮影した、竹内涼真さんの初見せが凝縮された写真集です。
2018年09月20日竹内涼真の新たな写真集『Ryoma Takeuchi』が、ついに発売。舞台となったカンボジアでの、撮影の裏側を毎週お届けします! ご本人からのスペシャルメッセージや、ここでしか見ることのできないオフショットなど、写真集のサイドストーリーをお楽しみください。another story of『Ryoma Takeuchi』竹内涼真 写真集〜Staff Diary〜今回はカンボジアロケを振り返りつつ、竹内さんの茶目っ気たっぷりな素顔が覗くオフショット集をお届け!こちらは初日、プノンペンの空港に降り立った瞬間。「機内は爆睡でした〜」と笑いながら、これから始まる旅にワクワク顔。その空港で、顔ハメパネルを見つけて駆け寄る竹内さんとスタイリストの徳永さん。もちろん、ハメますよね〜。翌日のビーチでのひとコマ。逃げるカニを捕まえ、「あーーーーん」!?写真集にも写っているロープのブランコで、二人はこんな抱っこ遊びをしていました。小学生のようにはしゃぐ、仲良しの大人メンズ。常にエンターテイナーなお二人です(笑)。船着場のロケが終わり、「この日の撮影終了!」の瞬間。いい感じに日も暮れてきた海沿い。実はこの時、眠さマックスだったのでした…。さらに翌日、撮影でお邪魔した民家にて。大家族の子供たちに囲まれ、思わず笑みがこぼれる竹内さん。突然の日本人グループの登場に、ちょっぴり緊張した面持ちのキッズたち、キュートですね!…to be continued. Information『Ryoma Takeuchi』カンボジアで撮影した、竹内涼真さんの初見せが凝縮された写真集です。
2018年09月13日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Dzhk Book 2018』Wolfgang Tillmans現代美術界で著名なギャラリスト、デイヴィッド・ツヴィルナー(David Zwirner)が香港で展開するギャラリーで2018年9月13日から始まる、ヴォルフガング・ティルマンス展(「How likely is it that only I am right in this matter?」〜10月20日)のカタログ。本展では、ティルマンスのポートレートやスティルライフ写真の最近の発展を見せつつ、自己完結的環境を実現すると同時に、周囲に対応する新作・近作を幅広くセレクトして特集する。本書には、それら作品に加えて、アリー・ビスワス(Allie Biswas)による2016年のインタビューをティルマンス自身が編集・増補して収録している。現代美術の範囲を形作り、若い世代に影響を与えたという点で、ヴォルフガング・ティルマンス以上のアーティストはほぼいないといえるだろう。1990年代初め以降ティルマンスの作品は、親密さや遊び心を社会的批評と組み合わせ、既存の価値観と階層を絶え間なく問うことで、写真の中にある種新しい主観を示す典型となってきた。ジャンルやテーマ、テクニック、展示戦略をシーム レスに統合することで、彼は従来のメディアへのアプローチ方法を広げ、その実践はイメージがますます飽和する世界において写真を作り出すことが何を意味するのかという根本的な問題に取り組み続ける。【書籍情報】『Dzhk Book 2018』写真:Wolfgang Tillmans出版社:David Zwirner Books言語:英語、中国語ハードカバー/100ページ/240×170mm発刊:2018年価格:4,450円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Dzhk Book 2018』を購入する
2018年09月08日竹内涼真の新たな写真集『Ryoma Takeuchi』が、ついに発売。舞台となったカンボジアでの、撮影の裏側を毎週お届けします! ご本人からのスペシャルメッセージや、ここでしか見ることのできないオフショットなど、写真集のサイドストーリーをお楽しみください。another story of『Ryoma Takeuchi』竹内涼真 写真集〜Staff Diary〜撮影最終日の朝を迎えました。この日は部屋でのベッド&シャワーシーンから。シーツにくるまる竹内さん。伊藤さんが、”彼女目線”でシャッターを切りまくります!上から撮ったり、接写したり、手をつないでみたり…恋人を撮るような近い距離感で撮影。写真集にあるベッドシーン、まるで竹内さんが目の前にいるような感覚になりませんか? この後は、密室でのシャワーシーンへ…ホテルでの撮影を終え、向かったのはセントラルマーケット。山積みになった色鮮やかなフルーツを前に、テンションも上がります!!地元民でガヤガヤと賑わうマーケットにて、最後の撮影を敢行。ゆるっとしたオールインワンの衣装もなんだかいい感じでこの雰囲気にマッチ。ここでの写真は写真集には未収録ですが、全国巡回中の「竹内涼真写真展」にて、撮影OKのスペースに飾られていますよ!お昼ご飯を食べにやってくるローカルのお客さんに見守られながらパシャリ。竹内さんもスタッフも、日本にはないさまざまな食材に目移りしまくりです。マーケットの出口付近にある八百屋さんにて。あと10枚、あと5枚…と、撮影もいよいよラストスパートへ…!「撮影、お疲れさまでしたー!」ついに、長いようで短かった写真集撮影が終了しました。感極まる竹内さんとスタッフ一同…。最後に、カメラマンの伊藤さんと笑顔でスナップ撮影。今回、初めてタッグを組んだ2人。最初はどこか緊張感があったこの二人も、いつの間にか最強のパートナーとなりました。本当に、ありがとうございました。そして、お疲れさまでした!!…to be continued. Information『Ryoma Takeuchi』カンボジアで撮影した、竹内涼真さんの初見せが凝縮された写真集です。
2018年09月06日竹内涼真の新たな写真集『Ryoma Takeuchi』が、ついに発売。舞台となったカンボジアでの、撮影の裏側を毎週お届けします! ご本人からのスペシャルメッセージや、ここでしか見ることのできないオフショットなど、写真集のサイドストーリーをお楽しみください。another story of『Ryoma Takeuchi』竹内涼真 写真集〜Staff Diary〜遺跡を後にし、首都であるプノンペンの街に戻ってきました。大規模なカジノがあるホテル「ナガ ワールド」にお邪魔し、ナイトシーンを撮影。ビシッとスーツに着替えて、夜の薫り漂うセクシーな竹内さんに変身!とあるVIPルームに、下からネオンが照らすポールを発見。すっかり気分はポールダンサー!? この照明を利用し、色気のある表情を切り取ります。トイレから続く廊下には、ベルベットのカーテンと、高級感あふれる大理石の床が。天井からはネオンの光がグラデーションに変化して…。この抜群にバブリーな空間と、ワイルドなスタイリングがマッチ!床にゴロン。カメラマンの伊藤さんも一緒にゴロン。実は、あの色っぽいカットはこんな風に撮影していたんです(笑)。ナガ ワールドを出て、夜のストリートに繰り出しました。屋台やバーが連なる路地裏では、果たしてどんな写真が撮れるでしょうか?偶然、そこにトゥクトゥクが出現。「待ってました!」とばかりにすぐに乗せてもらい、現地の空気を感じる写真を撮影。またこのブルーライトが、夜の艶っぽい雰囲気を後押しします。細い路地に入ってみると、そこにはアンティークショップやバルなど、お洒落なお店が並んでいました。グリーンの外壁も素敵です。夜の街とはいえ、撮影をしていると子供たちや現地の方がわらわらと集まってきました。この日は、このナイトシーンで撮影終了! 民家から遺跡、ホテルに夜の街まで…長かった1日が幕を閉じました。…to be continued. Information『Ryoma Takeuchi』カンボジアで撮影した、竹内涼真さんの初見せが凝縮された写真集です。
2018年08月30日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Hot Mirror』Viviane Sassenファッション写真家としてもアーティストとしても世界的に評価の高いオランダの写真家ヴィヴィアン・サッセンの2017-18年新作や未発表作を含め、ここ10年の作品を振り返る展覧会カタログ。その中でも特に、ファインアート写真に焦点を当てて、彼女の作品の中の“超現実主義的”な流れを明らかにしている。ヴィヴィアン・サッセンは、最初期の芸術的影響の一つがシュルレアリスムであると認めており、それは彼女の作品中の奇妙な影、断片化した身体、想像上の風景などに見て取ることができる。絶賛されたシリーズ「Umbra」、子供時代を過ごしたケニアに回帰するシリーズ「Flamboya」、夢のような眠りを探究する「Parasomnia」、彼女のミューズであるロクサーヌ(Roxane)とともに制作した「Roxane」、出産と繁殖をテーマとした「Of Lotus and Mud」、スリナムの僻地への旅「Pikin Slee」等々のイメージを掲載したページの間に別紙を差し込んで、エッセイとインタビューを収録したユニークな一冊。【書籍情報】『Hot Mirror』写真:Viviane Sassen出版社:Prestel言語:英語ソフトカバー/160ページ/350×250mm発刊:2018年価格:7,650円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Hot Mirror』を購入する
2018年08月25日竹内涼真の新たな写真集『Ryoma Takeuchi』が、ついに発売。舞台となったカンボジアでの、撮影の裏側を毎週お届けします! ご本人からのスペシャルメッセージや、ここでしか見ることのできないオフショットなど、写真集のサイドストーリーをお楽しみください。another story of『Ryoma Takeuchi』竹内涼真 写真集〜Staff Diary〜民家での撮影後、一行は古くからの遺跡があるプノンチソーへ向かいました。そこには、まさかの400段を超える階段が! スタッフが息を切らして登る中、竹内さんだけはものすごいスピードで駆け上がり、あっという間に見えなくなってしまいました…。この運動神経、さすがです。登り切った先には、可愛らしい睡蓮の池が。まだハアハアと息が荒い中、シャツがはだけた男らしい姿をパシャリ。奥へと進む中、途中で立ち止まりながら、色んな角度で撮影する伊藤さん。枯れ葉だらけになってもまったく気にしないカメラマン魂!シャビーな趣のある廃墟が出現しました。登ってみると、けっこう雰囲気のある背景に。そして2階の扉を開けてみると…。扉の先には、格子から光が射し込むコンクリートの部屋がありました。この光が素晴らしく綺麗で、息を呑む美しさ。遠くからのお経とシャッター音だけが響く空間で、もっとも集中した撮影となりました。ここでの写真が、あの写真集の表紙なんです!おや。廃墟を出たところに、猿を発見!アシスタントの松田くんを見た瞬間、襲いかかろうとする猿(笑)。「縄張り荒らすなー!」遺跡を通り抜けた先には、見事な緑の大地が。竹内さんも「国の王になった気分!!」と大興奮。集中した撮影を終え、ふっと柔らかな表情に戻る竹内さん。暑い中、お疲れさまでした!…to be continued. Information『Ryoma Takeuchi』カンボジアで撮影した、竹内涼真さんの初見せが凝縮された写真集です。
2018年08月23日