学生時代に妊娠した私たち夫婦。夫は働くため、私は出産のために大学を中退しました。私の両親は素直に妊娠を喜んでくれてホッとしたのですが、夫の両親は大激怒。なぜなら夫は、ひとりっ子の長男として溺愛されて育ったからです。しかも通っていた大学は有名私大。義両親は中退など許せるはずもありません。義両親から勘当を言い渡され、そのまま3年が経過したころ……。 義両親に理解してもらいたい!連絡を取り続ける夫 結婚と妊娠をきっかけに大学を中退した夫は、義両親に勘当されました。メールや電話で約3年間粘り強く説得し続けた結果、義両親が折れる形でやっと勘当を解いてもらえることに。「一度あいさつに来なさい」と義両親が言うので、3歳になった息子を連れ、家族3人で夫の実家へ。初めて会う初孫をかわいがってくれるなど、思ったより歓迎してくれたことに私は拍子抜け。私は夫を退学させてしまったことについて謝罪すると、「まあ、終わったことだから」とあっさりとした反応が義両親から返ってきました。しかし、義母の本心に気づくのにそう時間はかかりませんでした。 その日は夫の実家で夕食を食べ、泊まることに。義母から苦手な食べ物を聞かれ、気遣いをうれしく思いながら「貝のアレルギーがあって……」と答えました。夕食の時間になりダイニングへ向かうと、ごちそうの数々。手厚いおもてなしに感激しましたが、みそ汁を手にとった瞬間、衝撃を受けたました……。なんと、みそ汁にはあさりがたっぷり入っていたのです。夫も義母の嫌がらせに気づいたようですが、せっかく修復しかけた関係に水をさすことはできません。夫には、何も言わずに私の分も食べるようお願いしました。 私にとっては義理の両親ですが、夫にとっては大切な両親です。夫が3年もの間、義両親に連絡を取り続けたことを見習い、私も頻繁に息子の成長を報告するなど距離を縮める努力をしていきたいと思います。いつの日か許してもらえるよう、頑張ります。 作画/Pappayappa著者:本村まこ
2023年07月17日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。里帰りをして、久しぶりに実家での生活を楽しんでいるみかんさん。出産を間近に控えたある日、いつものように両親と食事をしていると「パンッ」という音とともに、生暖かいものが流れてきます。初めてでも尿漏れとは間違えないくらい、ハッキリとわかる破水でした。急いで病院へ連絡をし、両親の完璧なサポートを受けながら入院準備を済ませて病院へと向かったのでした。病院に向かう途中、陣痛のような痛みを感じ始めますが、まだ生理痛程度なのでそこまでつらくはありませんでした。それよりも気になるのが、どんどん流れ出てくる羊水の量。お母さんが準備してくれた大人用のおむつだけでは漏れ出してしまいそうな不安から、到着後とっさに車の座席に敷いてあったバスタオルを股に挟み込んで中へ入って行くと……!? けっこう順調?と期待したけど、甘かった… ※検診→正しくは「健診」 ※NST(ノン・ストレステスト)とは、赤ちゃんの心拍と母体のおなかの張り具合を見る検査のこと(※通常は直接おなかに装着します)。分娩監視装置という器械でグラフ化し、赤ちゃんが元気かどうかを確認する方法です。 破水して陣痛も来ているということは、「順調にお産が進んでいて、子宮口も5センチくらいは開いている?」「もしかして、スポーンと産まれるパターン?」と期待していたみかんさんですが、内診をしてもらうとまだ子宮口は3センチしか開いておらず、考えが甘かったことを思い知らされます。とはいえ、赤ちゃんは元気だということがわかり、「何があっても大丈夫」と心を落ち着かせるみかんさん。産院のスタッフはやさしく声をかけながら笑顔でテキパキと動いてくれて、「あとは産むだけ!」という環境を整えてくれました。 「夜勤で忙しいはずなのに、すごいなぁ……」と、感謝の気持ちでいっぱいです。入院直後はまだ陣痛もそこまで強くなかったこともあり、夫と連絡を取り合いながらお産が進んでいくのを待つのでした。 股にタオルを挟んだままの姿には一切触れず、やさしい言葉をかけてくれるスタッフさん。不安との闘いの中、何度もいろいろな出産の現場に立ち会っている人たちの存在はとても大きいもの。ここまできたら、助産師さんや医師を信じてお産に臨みたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月12日第一子の出産時にトラブルがあり、満身創痍の産後を過ごしていた私。出産は命がけということを痛感して、赤ちゃんが生まれた喜びと同時に次の妊娠が怖いと言う気持ちすら芽生えてしまうほど……。しかし疲れ切った私を待ち受けていたのは、義母からの予想もしない言葉でした。産前から予兆はあった私の夫は2人兄弟の長男。義母は女の子を育てたことがなく、かわいらしいお洋服を着せたり一緒にお出かけしたりすることへの強い憧れがあったようです。 結婚後、息子が生まれる前は一緒に買い物をしたりお茶をしたり、料理を作るなど楽しい時間を過ごすことができていたので、私自身は義母との関係は良好だと思っていました。今考えると、私のことを娘のように扱ってくれてたのかな?と感じます。 孫は3人でも4人でも結婚して間もないうちから、義両親には孫を望まれていました。私と夫が自宅を新築することになったとき、子ども部屋の数を決めるにあたって義両親は「子どもは3人だって4人だっていい」と口にして夫から諌められていたのを覚えています。 息子を妊娠したとき、性別が男の子だと報告した際も「女の子となかなか巡り会えないねえ」と言っていたので、次は女の子を望まれるんだろうなというのは当時から察していました。妊娠、出産が現実のものとなったことで、義両親、特に義母から女の子を産むことを望まれているというプレッシャーが強くなっていたのかもしれません。 孫フィーバーからの女の子リクエスト息子を出産後は義母にとって初孫である息子を非常にかわいがってくれていて、その点は感謝しています。でも、私は息子を妊娠していたときに妊娠高血圧症候群を発症し、さらに出産の際大量の出血でとても苦しい思いをしたので、第二子の妊娠が怖くなってしまっていました。 しかし、出産直後に容赦なく「次は女の子だといいね」の言葉が。私にとっては、「女の子の孫が欲しいからもう一度頑張ってね」というメッセージに感じられたのです。 嫁は妊娠・出産の機械じゃない私と夫は結婚当初から子どもは2人欲しいねと話し合っていたのですが、息子の出産を経て夫は「君に何かあってはいけないから、子どもは1人でもいいね」と考えが変わりました。私自身は「もう1人欲しいけれど母体死亡は怖い」という気持ち。 それぞれの思いは義母に伝えていましたが、「産んだらなんとかなるから」「大丈夫かもしれないじゃない」と言うばかり。結局孫をかわいがりたい気持ちが一番で、出産によって嫁がどうなろうと気にならないのかなと感じられる態度でした。 義母は息子にとってはいいおばあちゃんでいてくれるので、絶縁や距離を取ることは考えていません。しかし、2人目が欲しいけれど自分が死んでしまうかもしれない、それが怖いという気持ちはどうしてもわかってもらえなかった失望感から、自分の本音を話せる間柄ではなくなってしまいました。今後は付かず離れずのちょうどいい距離感で付き合っていこうと思います。 著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2023年07月12日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。里帰りをして、久しぶりに実家での生活を楽しんでいるみかんさん。両親は忙しく過ごしているので、意外にもひとり時間を満喫できています。助産師さんが情報を発信している動画を見て、イメージトレーニングもしていました。そして迎えた臨月の内診では、すでに子宮口が2センチほど開いていると言われます。臨月に入ると、毎週健診に行くようになるので、内診の影響で多少の出血が見られることもあります。しかしある日、内診の影響とは思えないタイミングで出血を確認したみかんさん。「これは、いわゆるおしるし……?」と思いつつも、まだそんなにすぐ生まれてこないだろうと油断していたら、突然破水してしまい……!? 両親のカンペキなサポートに感謝! 妊娠中、いろいろな出産レポを読み漁って「予習」をしていたみかんさんでしたが、実際の出産は想定外の破水からのスタートとなりました。まだ夫も合流していないタイミングで急に病院へ向かうことになりましたが、幸いにも両親と一緒にいたときだったので、直前の荷造りはもちろん、大人用のおむつや車の汚れ対策など、完璧なサポートを受けられました。 病院へ向かう途中には陣痛と思える痛みも出始めますが、それよりもみかんさんが気になったのは、どんどん進む破水。「このままでははいていたおむつからも漏れてしまうのでは……?」。そんな不安から、とっさに車の座席に敷いていたバスタオルをつかみ、股に挟み込んで病院へと向かったのでした。 陣痛が少しずつ強くなったり、間隔が詰まってきたりする場合は心の準備がしやすいこともありますが、初産ならなおさら、いきなり破水してしまうと頭が真っ白になるのも無理はありません。お産の始まり方は人それぞれなので、ご家族が近くにいる人はサポート要請をしたり、いざというときの緊急連絡先を近くに置いたりして準備しておくと安心ですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月11日初めての出産後、私は妊娠前よりも体重が7kg増加。妊娠前のズボンがはけなくなってしまい、鏡を見るたびに太った自分が映りショックでした。出産から半年が経ち、間食や食事に気をつかっていたところ、義母が私のダイエットに気づき……。 義母は産後のダイエットに反対自宅から車で1時間のところにある義実家に、家族で泊まりに行ったときのことです。夫が外出し義母と2人きりになったときに、義母から「ダイエットしているの?」と聞かれたので、「妊娠前と比べ太ってしまったので、ダイエットを意識し始めています」と話しました。 すると義母は笑いながら「確かに太ったわよね! 芸能人でもないのにダイエットの必要はないわよ! しかも、あなたは独身ではないのよ? 体重なんか気にしなくていいわ。好きな物を食べ続ければいいじゃない。そんなことに気をつかうなら、育児に気をつかいなさい」と言うのです。 私は「そうですよね……。今は育児に専念します」と答えるしかありませんでした。 義母の本音を聞いてしまいショック!私は体形が変わったことがショックでしたが、義母の言葉を受けて、元の体形に戻りたいと願うことがそんなにいけないことだったのだろうかと思い悩みました。しかし、その日の夜、衝撃的な話が聞こえてきたのです……。子どもを寝かしつけたあと、水を飲もうとリビングに入ろうとしたとき、義母と義実家に住んでいる義姉の話し声が聞こえてきました。 「こっちは太らないように食事に気をつかってるのに、あのお嫁さんは、妊娠前は何を食べても太らないから腹が立ったけど、産後は結構太ったわね。このままもっと太ればおもしろいのに」と、バカにしたように笑いながら言う義母。 これは私のことだと思い、その場で凍り付きました。義母の発言に対し義姉は「お母さん、なかなかひどいこと言うね」と笑っていました。どうやら義母は、私がダイエットをせず、このまま太ればいいと思っていることがわかったのです。私はショックで、すぐにその場から立ち去りました。 義母の言葉はショックでしたが、そのおかげで火がついた私。当時はまだ授乳中だったので無理なダイエットはせず、甘い物や揚げ物を控え、食事量は変えずに和食中心とした食事に変えました。そして1年半ほどかけて、4kg減量に成功! 結果的に痩せることができたので、義母には感謝しています。今後も義母の言葉で傷つくことがあるかもしれませんが、うまくかわしながらやっていきたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。無理な産後ダイエットはおこなわず、必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:神崎 ハナイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年07月11日私には4歳の娘と生後9カ月の息子がいます。妊娠中から弟の誕生を楽しみにしていた娘。しかしいざ生まれると、やはりすんなりお姉さんになれるわけでもなく、時々赤ちゃん返りをするようになりました。そして娘にチックの症状が出てきたのです……。お姉さん、時々、爆発最初こそお姉さんとして下の子をかわいがっていた娘。しかし時間が経つにつれ、娘の不満は溜まっていき、「お姉さん、時々、わがまま爆発」の状態になりました。いつもは良き姉として弟をかまってくれるのですが、私に甘えたいときに弟の世話が入ってしまうと、大泣きで暴れて手がつけられないほどに。 私も私で2人目育児で余裕がなく、きつく当たってしまうこともありました。そんな状態が2カ月ほど続きましたが、だんだんと弟のいる生活に慣れてきたのか、娘は随分と聞き分けのいい状態になったと思った矢先でした。息子が生後半年のときに、娘に気になる症状が出てきたのです。 チックの症状と診断され…テレビを観ているときや、人と話しているときにまばたきが多いのです。最初は目が乾燥しているのかな?と思いましたが、何日も続くので「あ、これはチックの症状だ」と夫婦で思い至りました。後日病院で相談すると、そのときにもまばたきが多くなり、「チック症状ですね」とのことでした。 わがままの爆発が減った分、チックの症状が出てきた娘。夫婦で話し合った結果、甘やかし作戦を実行することにしました。チックを指摘しないほうが良いと言われたので、まばたきに言及はしませんが、まばたきをしているかな?と思ったら「甘えたいサインだ!」と判断。積極的に娘を触ったり、会話をしたり、隣で絵を描いているのを見たり、夫婦2人で全力で娘をかまうようにしたのです。 わがままを「言えている」と捉える甘やかし作戦の甲斐あってか、2カ月が過ぎるころにはチックの症状は消えていました。そしてその代わりに再び出てきたのが、わがままの爆発。「今度はこっちか」と思いつつ、今は「わがままをきちんと『言えている』状態」なんだと考えるようにしようと夫婦で共有。 不思議とそう考えることで、娘がわがままを言い始めても、「お、よしよし、今日もわがまま言えているな」と前向きに捉えられるようになりました。娘の気持ちに寄り添う対応を可能な限りしていると、このわがままの爆発も1カ月ほどで消えていきました。 チック症状があったことで、「今、娘はストレスを感じている状態だ」と客観的に知ることができ、娘の気持ちに寄り添うことができました。毎回のわがままに寄り添えるほど立派な親にはなれていませんが、可能な限り子どもをドンと構えて受け入れられる母親・父親でいようと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年07月11日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。妊娠中期以降は、大きなトラブルもなく順調に経過し、パッと見でも妊婦だとわかるくらいおなかも目立ってきました。そして、ついに里帰りの日を迎え、家族が増える喜びを実感するみかんさん夫婦。結婚してから長い間離れるのは初めてですが、さびしい気持ちを埋められるようにと夫から手紙をプレゼントされ、みかんさんはほっこりした気持ちで里帰りをしたのでした。久しぶりの実家生活には少し不安もありましたが、実際には両親ともに忙しく、ひとりの時間を満喫できていました。空いた時間には、助産師さんが情報を発信している動画を見て普通分娩の流れを把握しておくなど、イメージトレーニングも欠かしません。そしてついに迎えた臨月。なんと、内診ですでに子宮口が2センチ開いていると言われ、体の準備も着々と進んでいき……!? 今度こそおしるしってやつ…? 出産予定日に合わせてやって来る夫との再会を楽しみにしながら、みかんさんの残り少ないマタニティライフは続きます。ある日、トイレで出血を確認してビックリしたみかんさんでしたが、内診の影響で出血することもあると言われたことを思い出します。そのころには、おなかの張りを強く感じたり、赤ちゃんがお尻のほうに少しだけ降りてきている感じもしたりと、体の変化も大きくなっていました。そんなとき、また出血を確認。今度こそ「おしるしかも」と思ったみかんさんは、入院準備のことも気になり始めます。 とはいえ、さすがにおしるしがあってからすぐ生まれるとは思っていなかったみかんさんは、いつもどおり過ごしていました。しかし両親とともに食卓を囲んでいたとき、「パンッ」という音とともにジュワッとする感覚に襲われるのでした。 出産予定日より早く生まれる可能性があることを告げられていたものの、初産の場合はなおさら実感がわきにくいかもしれませんね。出産の始まり方は人それぞれなので、家族に状況を共有しながら、いざというときにサポートしてもらえるよう備えておきたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月10日「多嚢胞性卵巣症候群」と診断を受け、治療を受けていたママぺいさんですが、なんと新型コロナウィルスが猛威を振るい始めたタイミングで妊娠が判明! 勤めていた職場は在宅ワークへと切り替わったのでした。そして、新型コロナウィルスの感染が一時的に落ち着き始めた年の夏に引っ越しをすることにしたママぺいさん。引っ越しをしたことで、さっそく新しい個人の産院を探すことに。ネットで調べていると臨月近くまでは個人院でみてくれて、その後は総合病院の無痛分娩と連携できる産院を見つけたママぺいさん。「ここしかありえない!」と、この産院に通うことを決めたのでした。そして、妊娠31週から総合病院に受診することになったママぺいさん。 医師から大量の資料を受け取ると、コロナ禍ならではの注意事項を説明を受けることに。その説明では、「分娩の立ち会いや入院中の面会もNG」「入院中の荷物の受け渡しもダメ」などかなり行動制限が設けられてしまっていることから、思わず落胆してしまうのでした。 至るところで、個人院と総合病院の違いを実感して… 「このあと時間あります? エコーの予約が取れそうなので今日しちゃいましょうか」 「はい。大丈夫です」 そして、ママぺいさんはしばらく待つことに……。 「お待ちの方どうぞー」 診療室に入って診療台に横になると、黙々と手を動かし、モニターを見つめるエコー技師さん。 (何か説明をおくれ……。お腹に腕を置かないでおくれ……。長時間の無言の仰向けは吐きそうよ……) 心の中でそうつぶやくママペイさん。 しかし、エコー中もエコー後も、「問題なしです」と言われたものの特に詳しい説明はありませんでした。 (個人院の毎回丁寧な説明、ありがたかったな……。あ、エコー写真もらい忘れた……) お会計を待っているとき、エコー写真をもらい忘れたことに気付いたママぺいさん。 後日の診察で女性医師に質問してみると、「感熱紙はもうないので、印刷でよければぁ~」という返事が……! そして、さっそくエコー写真を印刷する女性医師。 ママぺいさんはエコー写真の印刷されたものを受け取ると、(ないよりはええ。ないよりは)と若干不満が残りながらも、心の中で自分で自分を納得させるのでした。 個人院と総合病院にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、総合病院では個人院では対応できない緊急事態が起きたとき、ほかの診療科も併設されているため、そういったアクシデントにも対応できるほか、入院費用が個人院より比較的安いなどのメリットもあります。もともと個人院に通っていたママぺいさんからすると、患者さんの数が多い総合病院では診察が流れ作業のように感じたり、説明が丁寧でなかったりと、どこか物足りなさを感じてしまったのかもしれませんね。監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ママぺい2020年生まれの男の子のママです!関西在住です。インスタグラムで、私(ママぺい)、夫(パパぽん)、息子(子ぽん)の日常のお絵描きを更新してます!
2023年07月10日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。おなかの中の赤ちゃんが男の子だとわかり、夫婦の勘は外れてしまいましたが、一気に家族が増えるということが現実味を帯びてきました。そして、このタイミングでみかんさんは夫から育休の取得をしようと思っていると告げられます。夫婦でチームとなって最初から育児に取り組みたいという自分の思いが通じたことに、とてもうれしくなったのでした。ついこの間、分娩方法や出産場所について考えていたと思ったら、あっという間に妊娠後期に入り、里帰りの日がやってきました。結婚してから初めて、長い間離れ離れになるみかんさんに、夫は手紙をプレゼントしてくれました。想定外のうれしいサプライズの手紙は、陣痛の合間に読もうと決めて大切にしまいます。迎えに来てくれていた両親とも無事に合流し、久しぶりの実家生活がスタートして……!? 赤ちゃんとの対面はすぐそこ…! 久しぶりの実家暮らしで当初は心配もあったみかんさんでしたが、両親ともに介護や仕事で忙しく過ごしていて、案外ひとりの時間を楽しんでいました。みかんさんは、助産師さんが情報を発信している動画を見て、普通分娩のいい面や陣痛から出産までのメカニズムを知ることで「ここまで来たら産むしかない!」という気持ちを高めていました。そんな風に過ごしているうちに、とうとう迎えた臨月。内診をした際、医師から「もう子宮口2センチ開いてるよ」と言われ、「なんの兆候もないのに子宮口が開いているなんてあるの……?」とビックリしたみかんさん。それを母親に伝えると、さまざまなケースを想定して、みかんさんよりも母親が焦り始めてしまい、苦笑いしてしまうのでした。 初めて迎える出産で、「すでに子宮口が開いている」と言われると、ビックリしてしまう人もいるかもしれませんね。出産予定日よりも早く生まれる可能性は誰にでもあるので、いざというときに備え、入院準備はもちろんのこと、家族や自身の心の準備も万全にして過ごしたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月09日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。妊娠中期になり、眠気が強くなってきたみかんさん。夜ガッツリ寝ても昼寝が必要なくらいで、もっとちゃんと家事や仕事をしたいと思っているのに、体がダルくて動けない日々が続いていました。そんな中、ついに赤ちゃんの性別がわかる健診の日を迎えたのでした。医師から告げられた赤ちゃんの性別は「男の子」でした。夫婦で「女の子」だと思っていた勘は外れてしまいましたが、性別がわかり、家族が増えることが現実味を帯びてきました。さらに、このタイミングで夫から育休を取得しようと思っていると報告を受け、一緒に育児に関わってほしいという自分の気持ちが伝わっていたことにうれし涙があふれます。そして、あっという間に里帰りの日がやってきて……!? 本当に家族が増えるんだね… 妊娠中期も後半に入り、相変わらず眠気やダルさはあるものの、大きなトラブルもなく順調におなかも大きくなってきました。そしてあっという間に産休と里帰りの時期となり、「本当に家族が増えるんだね」と、あらためて実感するみかんさん夫婦。 そして、新幹線に乗り込むみかんさんに、夫が「プレゼント」といって手紙を差し出します。初めて夫からもらった手紙は、陣痛に耐えているときにじっくり読むことにして、大切にしまって実家に向かうみかんさん。駅まで迎えにきていた両親と無事に合流し、実家で始まる生活に備えるのでした。 SNSですぐに連絡が取れる時代に、手紙を送るサプライズは素敵ですね。妊娠をきっかけに、苦手な家事を進んでおこなってくれたり、みかんさんの思いを受け止めて育休を取得してくれたりと、大切な家族のために変わろうと努力してくれた夫。このようにしっかりと向き合える夫婦なら、初めての育児でも大変さや喜びも分かち合えるのではないでしょうか。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月08日「多嚢胞性卵巣症候群」と診断を受け、治療を受けていたママぺいさんですが、なんと新型コロナウィルスが猛威を振るい始めたタイミングで妊娠が判明! 勤めていた職場は在宅ワークへと切り替わったのでした。そして、新型コロナウィルスの感染が一時的に落ち着き始めた年の夏に引っ越しをすることにしたママぺいさん。時間もなく物件探しはタイトなスケジュールだったのですが、なんとか新しい家を見つけることができ、新居で新たな生活がスタートしたのでした。引っ越しをたことで、新しい個人の産院に通い始めたママぺいさん。臨月近くまでは個人院でみてくれて、その後は総合病院の無痛分娩と連携できることから、この産院に決めたのですが、実際通院を始めると、本当に総合病院で出産するかどうか迷いが生じてしまいました。 しかし悩んだ結果、総合病院の無痛分娩で出産することを決意。無事に期日までに産院に申込書を提出したのでした。 妊娠31週からは、総合病院へ通うことに!※マンガ内ではマスクを省略しております。 申込書を提出し、妊娠31週から総合病院に通うことになったママぺいさん。 しかし、総合病院は想像以上に混んでいて、待ち時間が長く、参ってしまうのでした。 (順番がいつ来るかわからんから、水も買いに行けないわ……) そして、ようやく番号が呼ばれたので中に入ると、有名俳優に似た医師と対面! 「初めまして。無痛分娩を希望ですね」 医師はあいさつすると、笑顔でママぺいさんに書類を渡してきたのです。 次々と渡される書類の多さに困惑してしまいます。 (妊婦に持ち帰らせる量じゃないって。コピー機から直で渡してくるけど、袋とか封筒とかに入れてくれない感じかい?) ママぺいさんは心の中で思わずそう突っ込んでしまったのでした。 まさかこんなに大量の書類を一気に渡されるなんて、思ってもいなかったママぺいさん。確かに書類の量が多く、かなり重そうです……。産院では指導パンフレットをはじめ、健診中にはさまざまな書類を渡されることが多いので、あらかじめ書類をまとめておけるファイルを準備しておくとよさそうですね。監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ママぺい2020年生まれの男の子のママです!関西在住です。インスタグラムで、私(ママぺい)、夫(パパぽん)、息子(子ぽん)の日常のお絵描きを更新してます!
2023年07月08日妊娠中から実家に里帰りしていたお嫁さん。出産後、義母の突拍子もない言動に悩まされたエピソードをご紹介します。 義母のまさかの行動に…妊娠中から私自身の体調が良くなく、産後もしばらく実家にお世話になっていました。退院初日に義母も呼んでお祝いをしたのですが、その2日後、いきなり義母から「今から行く」と電話が。 義母は免許を持っておらず、なんと義母は義母の友だちと実家に押しかけてきたのです。義母の友だちは私は会ったことはなく、私の両親ももちろん知らない人。 また産後3日目で体調不良中、感染症が流行していた状況下での訪問でした。そして、義母は帰り際に「毎週来る」と言う始末。 義母の図々しさと気遣いの無さに、それからというもの義母を受け入れられなくなりました。(女性 30代 主婦) まとめ義母の友人を連れた突然の訪問。お嫁さんは義母だけではなく、義母の友人の相手もしなくてはならなくなりますよね。そんな状況下では、出産を終えたばかりのお嫁さんにはかなりのストレスだったのではないでしょうか。きっと義母もうれしくてお嫁さんの実家を訪れたと思うのですが、仮に会いたいと思っていても、相手方の返事を待ってから行動に移すなど、相手に対して思いやりを思って接していきたいですよね。 作画/マキノ
2023年07月08日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。妊娠をきっかけに、体の変化や生活の制限を感じ始めていたみかんさん。しかし夫は、誘われればごはんを食べに出かけたり、お酒も飲めたりと、大きな変化はありません。そんな姿を見ていると、どうしても自分だけが我慢しているような気持ちになってしまい、夫にも同じ苦しみを味わってほしいという黒い感情も芽生えてしまうのでした。妊娠中期にさしかかると、夜ガッツリ寝ているはずなのに、日中も強い眠気に襲われてしまい、昼休みの昼寝が日課になっていました。家事も仕事もちゃんとしたいと思いつつ、常に無気力でダルく、思ったように体が動いてくれません。そんな日々を過ごしている中、ついに性別がわかるかもしれない妊娠20週目の健診がやってきました。みかんさん夫婦の予想は女の子ですが、果たして結果は……!? ちゃんと伝わってたんだ…! 医師から告げられた赤ちゃんの性別は「男の子」。夫婦の予想は外れてしまいましたが、性別がわかったことで名前や育児用品の準備も進めようという気持ちが強くなりました。そんなみかんさんの様子を見て、夫が話し始めました。みかんさんから言われた言葉についてずっと考えていたこと……。そして、会社に育休の交渉をして、一緒に親になるためにかけがえのない時間をともに過ごしたいと思っているということ……。妊娠をどこか他人事のように思っていると感じていた夫から予想外の言葉を聞いて、自分の気持ちがちゃんと伝わっていたことがうれしくて、思わず涙してしまったみかんさん。里帰り出産を決めていたので、夫には出産予定日の翌月から育休を取得してもらうことになりました。 赤ちゃんの性別がわかると、一気に現実味を帯びてきますね。そして、今だからこそ経験できる時間を共有し、一緒に親になろうと言ってくれた言葉には本当に励まされます。「ひとりではない」と思えるだけで、乗り越えられることもあるでしょう。一緒にママとパパになる初めての育児。かけがえのない時間を過ごしてほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月07日この記事では、2023年6月に妊娠を発表した芸能人や有名人をご紹介! 妊娠・出産時期が自分と近い芸能人や有名人には、なんとなく親近感がわくものですよね。白鳥久美子さん、本郷杏奈さんなど、多方面でご活躍中の方々からおめでたいニュースが届きました。モデル、タレントなど、5名の妊娠のニュースをお届けします。 妊娠発表白鳥久美子(41歳)お笑いコンビ・たんぽぽ ※夫はチェリー吉武(42)ピン芸人 妊娠発表:2023年6月5日(2人目) 出産予定:10月ごろ ブログ・SNS:「乙女の祈り」美優(35歳)モデル※夫は滝川ロラン(43歳)モデル 妊娠発表:2023年6月13日(2人目) ブログ・SNS:Instagram(@miyu11_20)植村花菜(40歳)シンガー・ソングライター ※夫は清水勇博(40歳)ミュージシャン 妊娠発表:2023年6月16日(2人目) ブログ・SNS:「愛があればそれでいいのだ」高山奈々(28歳)気象キャスター 妊娠発表:2023年6月16日(1人目) ブログ・SNS:Instagram(@chan_nana617)本郷杏奈(31歳)タレント ※夫はりんたろー。(37歳)お笑いコンビ・EXIT 妊娠発表:2023年6月24日(1人目) ブログ・SNS:Twitter(@hnguanan)気になる芸能人や有名人はリストの中にいましたか? 同じくらいの妊娠週数だったり、わが子と近い月齢の赤ちゃんが登場したりする芸能人のブログには、マタニティライフや子育てのヒントがあるかもしれません。家事や子育ての息抜きにチェックしてみてはいかがでしょうか。
2023年07月07日「多嚢胞性卵巣症候群」と診断を受け、治療を受けていたママぺいさんですが、なんと新型コロナウィルスが猛威を振るい始めたタイミングで妊娠が判明! 勤めていた職場は在宅ワークへと切り替わったのでした。そして、新型コロナウィルスの感染が一時的に落ち着き始めた年の夏に引っ越しをすることにしたママぺいさん。時間もなく物件探しはタイトなスケジュールだったのですが、なんとか新しい家を見つけることができ、新居で新たな生活がスタートしたのでした。引っ越しをたことで、ママぺいさんは新しい産院を探すことに……。ひたすらスマートフォンで検索をしていると、ママぺいさんの希望に合った産院を発見! 今後はその産院に通うことにしたのでした。 新しい産院はとってもいい病院で… 妊娠29週まで個人の産院に通っていたママぺいさん。 最初は無痛分娩で考えていたものの、いざ出産が近くなると、本当に総合病院の無痛分娩で出産するのがいいのか悩み始めていました。 「期日までゆっくり考えてくださいね」 そう言われると、脳内でひとり会議を開始! いろいろな視点から考え、さまざまな意見が飛び交う中、ママペイさんは無痛分娩を希望することに決めたのでした。 出産方法やどの産院を選ぶかは、人それぞれ異なりますよね。特にママペイさんの場合、コロナ禍ということもあり、状況がコロコロ変わるので見通しが立たず、余計に悩ましい状況だったかと思います。「私どこでも寝れるわ」ということで、総合病院での無痛分娩を選んでいましたが、ひとまず結論を出せてよかったですね。監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ママぺい2020年生まれの男の子のママです!関西在住です。インスタグラムで、私(ママぺい)、夫(パパぽん)、息子(子ぽん)の日常のお絵描きを更新してます!
2023年07月07日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。夫には育休を取得してもらい、最初から育児に関わってほしいと思っていたみかんさんでしたが、夫にその話をすると渋い顔をされてしまいました。その他にも、何も考えずに無痛分娩をすすめられるなど、節々でギャップを感じてしまいます。今からこんな調子でこれからの出産や育児が少し不安になりますが、つわりも終わり胎動も感じるなど、妊婦らしい体の変化も出始めました。妊娠をきっかけに、自分は体の変化や生活の制限も出てきているのに、夫の生活は何も変わっていない……。上司とごはんに行くと言う夫を見て、自分だけが我慢しているという思いが強くなってしまったみかんさん。もちろん、それは仕方がないことだと頭ではわかっています。夫なりに妊娠生活を支えてくれているのも実感しているのですが、自分と同じように苦しんでほしいと言う黒い感情も芽生えてしまうのです。さらに妊娠中期に入ると、体の変化も顕著になってきて……!? 本当は仕事も家事ももっとちゃんとやりたいのに… ※検診→正しくは「健診」 妊娠中期に入ると、眠気との闘いが待っていました。夜ガッツリ寝ていても、昼休みには必ず昼寝をしてしまうような生活が続きます。在宅で仕事ができている分、他の妊婦さんよりも負担は軽いと思いつつ、無気力で常にダルさを感じていて、仕事にも身が入りません。本当はもっと家事も仕事もちゃんとやりたいのに……。そうして迎えた妊娠20週目の健診。赤ちゃんの体勢にもよりますが、いよいよ楽しみにしていた性別がわかるかもしれません。みかんさんは、なんとなくおなかの赤ちゃんが女の子だと思っていることを夫に伝えると、夫も同じように女の子のような気がしていると話すのでした。 体の変化もどんどん大きくなってくる妊娠中期。ギリギリまで働こうと思っている人にとって、眠気や無気力、ダルさで仕事に集中できないこともあるかもしれません。自身の体調を第一に、もし支障が出てしまう場合は、会社や上司に相談のうえ無理のない働き方をしたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月06日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。赤ちゃんの心拍が確認できて、母子健康手帳ももらい、少しは安心して過ごせるようになったみかんさん。夫は早くも性別を気にしている様子。しかし、その前に「どこで産むか」「どんな分娩方法にするか」など、決めなくてはいけないこともたくさんあるのに、夫のどこか他人事のような反応にモヤモヤしてしまいます。いざ妊娠すると出産までに考えておかなくてはいけないことが山積みです。しかし、思っていた以上に夫とのギャップを感じてしまうみかんさん。出産がゴールではなく、その先には育児も待っています。今からこんな状態で大丈夫なのかと少し不安になってしまうのでした。結局、里帰り出産をする方向で産院を探すことにしましたが、周辺の状況から和痛や無痛での分娩はあきらめることに……。そして妊娠中期に差し掛かると、おなかも膨らんできて胎動も感じるようになります。そんな中、夫から上司と食事に行くことになったと言われ、体も生活も何も変わらない夫を見て、自分ばかり我慢しているような気持ちになってしまい……!? 夫なりに支えてくれているのはわかるけど… 分娩方法や出産場所など、決めなくてはいけないことを少しずつ話し合っていき、出産に向けて準備を進めているみかんさん夫婦。それと同時にどんどん体も変化していき、自分の体なのに自分の体ではないような不思議な感じがしているみかんさん。夫もおなかに向かって話しかけてくれたり、重い物を持ってくれたり、嫌な家事もこなしてくれたりと、たくさん支えてくれているのはわかります。しかし、上司から誘われたからと気軽に食事に行くことができて、お酒も飲める……。体や生活に何も変化がない夫の姿を見て、みかんさんは自分ばかりが我慢しているような気持ちになってしまいます。上司からの誘いが断れないこともわかっているし、妊娠をきっかけに男性の体に大きな変化が起こらないことも頭ではわかっているものの、心のどこかで同じ苦しみを味わってほしいという黒い感情を抱いてしまい、自己嫌悪に陥っていたのでした。 体の変化とともにできることも限られてくるようになると、余計にいつもどおりの生活を送る夫の言動が気になってしまうのかもしれませんね。夫もまだパパになる準備をしている段階なので、ママの気持ちを察するのに時間がかかることも。みなさんは、夫に対する黒い感情を抱いてしまったとき、どのように気持ちを切り替えたらいいと思いますか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月05日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。祈るような気持ちで診察を受けたみかんさん。医師の「ちゃんと赤ちゃんいますよ」という言葉を聞いて、これまでの緊張が解けて思わず涙があふれてきます。でも、まだ妊娠初期の不安定な時期。何が起こるかわからないし、「たとえ何かあったとしても、薬などでは防ぎようがないこともある」ということでした。その後も出血が続いたものの、結局原因がわからないまま数日で出血は止まりました。「今日も大丈夫だった」と、祈るような気持ちで出血の有無を確認する日々を過ごし、ついにみかんさん夫婦は母子健康手帳とマタニティマークを受け取ったのでした。赤ちゃんの心拍が確認できて、母子健康手帳ももらい、少しは安心して過ごせるようになったみかんさん。しかし、「夫婦」というチームで、最初から一緒に育児に取り組みたいと思っていたみかんさんでしたが、夫に育休取得を提案すると何とも渋い表情をされてしまいました。どうやら里帰り出産が当たり前だと考えていたようです。また、分娩方法についても簡単に「無痛にしたら?」と言われましたが、分娩方法によって産む場所の選択肢が変わるということもピンときていない様子。みかんさんは、出産をまるで他人事のように考えている夫の態度にモヤモヤしてしまい……!? 一緒に育児に取り組める時間を大事にしたい 里帰り出産をするのか、育休を取得するのかなど、いざ妊娠すると出産までに考えておかなくてはいけないことが山積みです。それぞれ具体的に話をしていく中で、思っていた以上に夫とのギャップを感じてしまうみかんさん。出産がゴールではなく、その先には育児も待っています。今からこんな状態で大丈夫なのかと少し不安になってしまうのでした。 結局、里帰り出産をする方向で産院を探すことにしましたが、周辺の状況から和痛や無痛での分娩はあきらめることに……。それでも、いいニュースはありました。つらかったつわりがついに終わりを迎えたのです。食事もようやくおいしく食べられるようになり、時おり胎動も感じるようになったのでした。みなさんの中にも、夫が考えていることや抱えている気持ちにギャップを感じたことがあるという人もいるのではないでしょうか。一緒に考えてほしいことや不安なことは、みかんさんのように言葉にして伝えることも大切かもしれません。体の変化を実感しながら、限られたマタニティライフを楽しむみかんさん。胎動を感じるようになると、おなかに向かって話しかけたり反応を待ってみたり、まだ見ぬわが子とのコミュニケーションもより楽しくなりそうですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月04日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。クアトロテストで引っかかり、羊水検査を受けたあゆみさん。ドキドキしながら結果を聞きましたが、問題ないことがわかりました。娘の入院や息子のケガなど、いろいろありましたがようやく落ち着き、あとは出産を待つのみという状態に。いよいよ出産が近づいてきたころ、子どもたちと家で過ごす時間が増えていました。そんなとき、ネガティブな妄想ばかりしてしまうあゆみさんは、過去の出産で経験した、とっても痛かった出来事を思い出してしまい――!? 胎盤が出てこなかったときのこと… 妊娠後期に入り、出産予定日も近づいてきました。もしも病院に行くのが間に合わなくて、自宅出産になったらどうしよう……。陣痛がきたときに、アパートのエレベーターが故障していたらどうしよう……など、ネガティブな妄想ばかりしてしまいます。そして思い出したのが、前回の出産時、赤ちゃんを産んだあとに胎盤が出てこなくて、医師が子宮に手を突っ込んで剥がして出したこと。出産よりも痛いんじゃないかと思うくらいの激痛でした。また胎盤が出てこなかったら……? そんな風に考えてしまいます。そこで、湧き出てくる不安な気持ちについて、少しでもラクになればと思い、心理学の先生に相談してみることに。先生と話したことで気持ちがずいぶんラクになり、寝る前のイメトレも前向きにできるようになったあゆみさん。もう大丈夫! 安心して赤ちゃんを迎える準備が整いました。 出産はそれぞれなので、何回経験しても不安や恐怖などの感情はなくならないものかもしれません。現代はいろいろな情報がネットで手に入るので、検索しては心配になってしまう、なんて方もいるのではないでしょうか。あゆみさんのように、過去につらい出来事があったなら、なおのことですよね。でも過去の自分と向き合って自分の痛かった思いに共感をすることで、だんだんと落ち着きを取り戻していったようです。あとは出産を待つだけ。出産まで心穏やかに過ごせるといいですね。 このお話は、ベビーカレンダーではこれで最終回となります。続編は、「44歳で自然分娩しました」に続きます。以下のリンクからお読みいただけますので、ぜひご覧くださいね! ※本記事に登場する心理セラピストさんのお話はこの方独自のものです。すべての方にあてはまるものではありませんので、状況に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 >>Instagram「44歳で自然分娩しました」(外部サイト) 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年06月30日ファイナンシャルプランナーの大野先生が、出産を控えているママや、子育て中の働くママに知っておいてほしい「母性健康管理措置」について教えてくれました。妊娠中や子育てをしていると、自身の体調不良や子どもの病気など予期せぬトラブルはつきもの。そんな時に役立つ、法律で定められている制度等がいくつかあります。ぜひチェックしてみてくださいね。妊娠・出産について多くの制度や助成がありますが、働くママが安心して働き続けることができるように職場における適正な母性健康管理は知っていますでしょうか?今回は「労働基準法」や「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(以下、育児・介護休業法)」等で定められている妊娠・育児に関しての労働の制限や緩和の内容について、主なものをお伝えして参ります。 1.妊娠中について①保健指導・健康診査を受けるための時間の確保ができます「事業主(勤務先)は、雇用する女性労働者が母子保健法の規定による保健指導または健康診査を受けるために必要な時間を確保することができるようにしなければならない」と男女雇用機会均等法第12条に定められています。事業主は、申し出があった場合には、勤務時間の中で妊婦健診等の時間を確保する必要があります。また、受診のために確保しなければならない回数は、以下の通りです。 ②妊娠中の通勤緩和医師等から通勤緩和の指導を受けた妊娠中の女性労働者から申出があった場合には、事業主は混雑を避けて通勤することができるように通勤緩和の措置を講じる必要があります(男女雇用機会均等法第13条)。例えば、時差通勤、交通手段の変更、通勤経路の変更、勤務時間の短縮等となります。 ③妊娠中の休憩医師等から休憩に関する措置について指導を受けた妊娠中の女性労働者から申出があった場合には、事業主は適宜補食や休養ができるように、休憩時間を長くする・回数を増やす等、休憩に関して対策を講じる必要があります(男女雇用機会均等法第13条)。例えば、休憩時間の延長、休憩回数の増加、休憩時間帯の変更などが考えられます。 ④妊娠中または出産後の作業の制限等妊娠中または出産後の女性労働者が、健診等の結果や医師等からその症状等について指導を受け、事業主に申し出た場合には、事業主は医師等の指導に基づき、指導事項を守ることができるようにするため、作業の制限、勤務時間の短縮、休業等の措置を講じなければなりません。また、危険有害業務への就業禁止、申し出がある場合には時間外労働・休日労働・深夜への就業が禁止されています。(労働基準法第64条~66条)。身体負担の大きい作業から軽作業・デスクワーク等への変更、勤務時間の短縮、作業環境の変更等が考えられます。 2.産前・産後について ①産前・産後休業女性労働者から請求がある場合には産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)、産後は8週間女性を就業させることはできません(産後6週間を経過した女性労働者が申し出をし、医師が認めた業務に就かせることは可能)。と労働基準法第65条に定められています。なお、産後6週間は申出によっても就業ができない期間ですので、いかなる場合でも働くことができません。 ②解雇制限産前・産後休業の期間とその後30日間の解雇は禁止されています(労働基準法第19条)。但し、打ち切り補償を支払うか災害等で事業継続ができない場合にはその限りではありません。 3.育児について①育児時間1歳未満の子どもを育てる女性は、本人が請求した場合には、1日に2回少なくとも30分の育児時間を請求することができます(労働基準法第67条)。 ②育児のための短時間勤務3歳未満の子どもを育てる労働者が請求した場合、事業主は1日の所定労働時間を原則として6時間とする短時間勤務制度を設ける必要があります(育児・介護休業法23条)。 ③所定外労働の制限3歳未満の子どもを育てる労働者が請求した場合、所定外労働が制限されます。(育児・介護休業法第16条の8) ④時間外労働・深夜業の制限小学校就学前の子どもを育てる労働者が請求した場合、1か月につき24時間、1年につき150時間を超える時間外労働をさせてはならないことになっています。また、午後10時から午前5時までの就業をさせてはならないことになっています(育児・介護休業法第17条、第19条)。 ⑤子どもの看護休暇小学校就学前の子どもを育てる労働者が請求した場合、子どもが1人なら年5日、2人以上なら年10日まで、看護休暇を取得することができます(育児・介護休業法第16条の2、第16条の3)。 すでに多くの方が勤めている勤務先である場合には、妊娠・出産後の労働条件等について制度化され周知もされていることがほとんどですが、人数が少ない勤務先や創業間もない場合勤務先の場合には、今回お伝えした法律や制度を人事担当者が理解していないケースもあります。休業中でも給与が支給されるかどうか、細かいルールの設定は勤務先と労働者で調整することもありますが、法律で定められている制度は勤務先の都合で勝手に労働者が不利な方向への変更や廃止はできません。そのためにも、今回は妊娠・出産されたママが働く場合にはこのような制度が法律で決まっていることを知るきっかけにしていただければと思います。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志
2023年06月30日妊娠中からずっと息子に読み聞かせていた絵本についてのエピソードをご紹介します。 こんな目覚めのいい朝はない!私は妊娠が分かったころから、おなかの子に読み聞かせをしていました。なかでも絵本の「うまれてきてくれてありがとう」を夫婦で頻繁に選んでいたと思います。また、子どもが生まれてきてくれてからも、ときどき読んでいました。 すると息子が2歳を少し過ぎたある日の明け方。息子は私に「ママ、うまれてありがと(うまれてきてくれてありがとう)」と言いながら、初めてほっぺにチュッ。 こんな目覚めのいい朝は一生来ないと思うくらい本当に幸せでした。(女性 30代 主婦) まとめ読み聞かせをしていた本の言葉をママにかけてくれた息子くん。きっとママやパパが息子くんに対して常に言っている言葉だから、息子くんも同じことをしたのでしょうか。ママにとっては一生忘れられない思い出になりますね! みなさんも、お子さんから言われてうれしかった言葉はありますか? 作画/大福
2023年06月30日「多嚢胞性卵巣症候群」と診断を受け、治療を受けていたママぺいさんですが、なんと新型コロナウィルスが猛威を振るい始めたタイミングで妊娠が判明! 勤めていた職場は在宅ワークへと切り替わり、さらに医師に母健連絡カードを書いてもらったことで、出産が終わるまでママぺいさんは在宅ワークをすることに。在宅ワークでは出勤の必要もなく、つわりや体調が悪いとすぐに横になれるなど、妊婦のママぺいさんにとってはとてもありがたい働き方だったのですが、コロナ禍でママぺいさんがよかったと思うことはそれくらいだったのです……。一歩外に出ると、悲しいことだらけで… リモート勤務に関しては、申し分がなかったママぺいさん。 しかし、外へ出るとコロナ禍ならではの悲しい現実を目の当たりにすることに……。 病院の付き添いや出産の立ち会いは全部NG。 さらに、楽しみにしていたプレママセミナーも中止になってしまったのです。 立て続けに悲しい現実を突きつけられたことで「コロナのせいで」と、ひとり涙する日もあったものの、日々おなかの赤ちゃんはすくすくと育ち、ママぺいさんのおなかは順調に大きくなっていきました。 そして、新型コロナウィルスの感染が一時的に落ち着き始めたタイミングで、引っ越しを決意したママぺいさん。 かなりタイトなスケジュールでしたが、爆速で新しいお家が決まって安心したのでした。 コロナ禍に突入し、あまりにも世の中が変わってしまったことで、生きづらさや窮屈さを感じた方も多かったと思いますが、ママぺいさんもまさにその1人でした。立ち会い出産がNG、プレママセミナーも中止されてしまうなど、自分の想像していたマタニティライフが送れず、「コロナのせいで……」と悲しい気持ちになっていましたが、こうも立て続くとやりきれなくなってしまいますよね。コロナ禍で妊娠した方は、ママぺいさんのように感じた方も多かったのではないでしょうか。監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ママぺい2020年生まれの男の子のママです!関西在住です。インスタグラムで、私(ママぺい)、夫(パパぽん)、息子(子ぽん)の日常のお絵描きを更新してます!
2023年06月30日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。妊娠の経過が順調なこともあり、あゆみさんは子どもたちを連れて、久しぶりに日本へ帰国し、実家で過ごしました。緊張の中、受けた羊水検査は陰性。あとは出産を待つのみ……のはずが、感情が不安定な息子の相手に振り回されていて、落ち着かない日々を過ごしているのでした。週末の朝、子どもたちが大好きな手作りピザを作るため、前日の夜からトマトソースを煮込んでいたあゆみさん。その様子を覗きにきた息子から、どんなピザを作るのか聞かれたので答えました。すると、自分が食べたい具が入っていないことがわかった息子は「食べない」と言って、いつものように機嫌が悪くなって泣き出す始末。その様子を見て、あゆみさんは過去の自分の姿を重ねていて……。 あ、お母さん… ※誤)申し訳ありましたでした→正)申し訳ありませんでした パン生地を発酵させ、トマトソースを手作りして、子どもたちのために手作りピザの準備をすすめていたあゆみさん。しかし、お肉が入っていないピザを作る予定だとわかると、息子は食べないと言い始め、あゆみさんはその言葉に傷ついてしまいます。いつも子どものことを考えて、大きなおなかで本当によく頑張っている……自分で自分を慰めながら、自分も昔は同じようにお母さんを傷つけてきたことに気づきました。そして心の中でお母さんへごめんなさいと謝っていたあゆみさんでした。 子どもの栄養も考えて一生懸命作った料理をひと目見ただけで「いらない」と言われたら、いくら子どもの素直な発言とはいえショックですよね。あゆみさんは子どもの喜ぶ顔が見たくて作ったのに……という気持ちになったそうです。多くのママが経験したことがあるのではないでしょうか。しかし、大人だって食べたいものが日によって違うように、子どもだってムラはあるもの。食べたくないということがあるのも理解できます。とはいえ、心に余裕がないとついイライラしてしまうのでイヤイヤ期や反抗期などは市販品を上手に利用するなど、頼れるものにはどんどん頼ると良いですね。大切なのは手作りの食事を与えるよりもママが笑顔で子どもに向き合えること。難しいことですが、肩の力を抜いて育児を楽しみたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年06月29日私は不妊治療をこなすだけでもメンタル的、肉体的、経済的にもつらい日々が続いていました。不妊治療もなかなかうまくいかず、不妊治療を始めてから4年目、4軒目の病院で妊娠することができましたが、喜んでいたのも束の間、流産がわかります。その後も、私は流産を繰り返して不育症の治療をおこなうことに。結果、不妊症と不育症を乗り越えて元気な赤ちゃんを授かることができました。困難を乗り越えて出産した経験をお伝えしたいと思います。 4度目の流産で不育症の可能性を意識するように長い不妊治療を経て、私はやっとのことで妊娠することができたのですが、赤ちゃんの心拍確認後に流産したことがわかりました。言葉では表すことのできないショックが私を襲い、不妊治療をやめることにしました。 けれども、私は自分の妊娠をあきらめることができない気持ちに気づき、2年後に不妊治療の再開を決意。しかし、待っていたのは3度目・4度目の流産でした。「もしかして、妊娠しても出産できない?」。そのとき、初めて不育症の可能性を意識するようになり、私はパニックを起こしてしまいました。 不妊治療と不育症の治療を開始私はパニック状態から抜け出すことは難しく、時間もかかりましたが、自分の目的を考えると耐えて進むほかに道はないのだと気づきました。そんな中、5回目の妊娠を確認。私は不妊治療でお世話になっている病院の先生にアドバイスをいただいて病院を選び、不育症の治療も始めることに。 原因不明の不育症と経過観察不育症の治療は、初回の診察で不育症の治療のために問診とは別にアンケートと採血をおこないました。私は不育症の検査結果に問題がなかったため安心した反面、原因が見つからないことに不安も感じました。不育症の原因が特に見当たらない場合は経過観察をすることを聞き、不妊治療(妊娠を継続させるための投薬)と不育症の経過観察をおこなうことになりました。 私は不妊治療の病院へ指定された日時に通院しながら、不育症の病院へも指定された日時に通うことに。不妊治療は妊娠7週目まで通い、不育症の病院へは妊娠8週(妊娠3カ月)まで通院。その後、私は不妊治療と不育症治療とは別の出産病院へ転院し、無事に出産することができたのです。 不妊治療と不育症の治療を経て、無事に健康な赤ちゃんを出産できたことをとてもうれしく思っています。生まれた瞬間、赤ちゃんを愛おしく思う感情は、今でも忘れることができません。けれど、私の場合は結果がついてきたからこそある幸せなのだと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの 著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年06月29日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。妊娠の経過が順調なこともあり、あゆみさんは子どもたちを連れて、久しぶりに日本へ帰国し、実家で過ごしました。羊水検査を受け、結果が陰性だとわかり、心穏やかに過ごせると思っていましたが、なかなか息子の感情が安定せず、振り回されてばかり。夫と息子、それぞれの感情が爆発しているときの接し方が少しずつわかってきたあゆみさん。このまま順調に残りのマタニティライフを過ごせると思っていましたが、ある朝、息子が不機嫌になりながら無理な要求をしてきて……!? 頭の中は息子でいっぱいなのに… 妊娠8カ月に入り、おなかも目立ってきて動くのも大変になってきたあゆみさん。そんなある日、朝から不機嫌モード全開の息子が妹よりも先に学校に送ってほしいと言いました。しかし、あゆみさんは幼稚園のバスが到着するため断ります。すると、それが引き金になってしまったのか、息子は「もう学校に行かない! ママのせいだ!」と大号泣。自分の要求を通すことしか考えられない様子に、あゆみさんはうんざりしてしまいます。 毎回都合の悪いことはママのせいだと言われ、どんな事情があっても優先してほしい……。あゆみさんは息子からの激しい思いに振り回されてばかりいるような気持ちに。 嫌い、愛せないという感情を抱くこともありますが、結局いつも頭の中は息子でいっぱいだとあゆみさんは気づきました。そして自分で自分に寄りそうために、思っていることを口にしてみることに。そうしているうちにだんだん感情が荒々しくなっていきます。そして紙にも抑えていた感情を書き殴ったのでした。 ただでさえ、妊娠中は心が不安定な時期。あゆみさんは息子さんのちょっとした言動を受け止める余裕がなくなってしまったようですね。子育ての大変さは人それぞれ。誰にもいえないモヤモヤした気持ちを抱いてしまうこともあると思います。あゆみさんのように、思っていることを口にしたり紙に書いたりすることで、自分の気持ちを発散させるのも一案かもしれませんね。みなさんは子育てでイライラしたとき、どんな風に感情をコントロールしていますか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年06月28日働きながら子育てに奮闘する、2児のママ・まぼさん。仕事と育児とを両立するなかで「子どもとコミュニケーションが減っているのでは?」「周りに迷惑をかけているのでは?」と後ろめたい気持ちになり、日々葛藤を感じてきたそう。そんなまぼさんが本音で綴る「働きながら子どもを育てるということ」の新連載がスタート! 妊娠~産休・育休~復職にいたるまで、時系列を追って毎月1話ずつ公開していきます。第1回目は、仕事が好きで責任感の強いまぼさんが、第一子を妊娠し、産休に入るまでのお話。リアルすぎるエピソードに痛いくらい共感できるはず……!はじめまして。まぼと申します!現在、ふたりの子どもを育てながら会社員として働いております。いわゆる”ワーママ”という人間です。(個人的にはあまりこの言葉は好きではないのですが……それについては後日。)ワーママ歴でいうと4年ほど。身も蓋もない話ですが、4年間ワーママをやって感じたことは……「働く」と「子育て」って……相性悪い!!!(泣)まぁそんなことを言っても子どものオムツ代は稼がないといけないわけで……つまづきながらも、勤労と育児とどうにか折り合いをつけようと4年間奔走しているわけですが。ここで簡単に私の社会人年表をご覧ください。今日は、転職〜第一子妊娠のお話をさせてください。産休に入る直前までなかなか業務の引き継ぎ先が決まらず、夜遅くまでハードに働いていたこの頃。「若手社員のために、妊娠してもこの仕事を続けられる姿を見せねば!!」と頑張っていましたが、若手社員からしてみれば、そんな前例は迷惑なだけですよね。当時は切羽詰まりすぎて、そんな視点が欠けていました……。自分自身の意識と、会社側の体制が変わったおかげで、無事産休に入ることがようやくできました。【次回予告】そんなわけで、次回は無事産休に入ってから、保育園を探すまでの話を描けたらと思っています!お楽しみに!!PROFILEまぼさんイラストレーター/会社員イラストレーターと会社員を兼業する働くママ。パパのびぼちゃん、4歳の男の子・よいたん、1歳の女の子・しおさんと4人家族。イラストで綴る育児日記を、インスタグラムやツイッターで更新中。著書に『よいたん3歳、ときどき先輩。』(KADOKAWA)がある。Instagram:@yoitan_diarytwitter:@yoitan_diary
2023年06月28日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。妊娠の経過が順調なこともあり、あゆみさんは子どもたちを連れて、久しぶりに日本へ帰国し、実家で過ごしました。帰国後に受けたクアトロテストで心配な結果が出てしまい、羊水検査に進みますが、結果は陰性。ホッしていたところに、息子が大ケガをして入院する事態に。しかし夫は、息子がしっかり注意していればケガをしなかったとイライラモードへ突入してしまいました。気になっていた羊水検査の結果が陰性とわかり、夫婦でホッと胸をなでおろしたあゆみさん。あとは出産に向かって集中するのみ……と思いきや、息子が誤って割れたコップを踏んでしまい、大出血。しかし、夫は息子が注意していれば防げた事態だとイライラ……。感情のコントロールができません。そんな夫の様子を見て、あゆみさんは内緒で息子を病院に連れていくことに。結局、入院して縫合手術をするくらい酷いケガでした。夫は退院に合わせて迎えには来てくれたのですが……!? 夫のイライラ対処法 よく失敗していた自分の昔の姿を重ねてしまい、息子の失敗を見ると怒りが爆発してしまうという夫。ケガをした息子をあゆみさんが病院に連れて行くと、結局は縫合手術を受けるほどの大ケガになっていました。あゆみさんが夫に状況を報告すると、退院に合わせて迎えには来てくれたのですが、明らかにイライラしています。こういうときは、身の回りのお世話だけしておいて、放っておくのが一番だと、あゆみさんはあえて夫に何か言ったりすることはありませんでした。それが功を奏したのか、夫の態度が少しずつ変わっていき、次の日のお昼には感情的になってしまったことを謝ってくれました。 さらに、ケガをしたことで2週間学校を休むことになった息子。あゆみさんはどのようにお世話をしたらいいのか、心理学の先生に相談しました。すると、「素直に甘えられる状況だから甘えを受け止めるといい」と先生。息子は安静期間が終わると無事に学校へ行けるように。甘えを受け止められたかわからなかったあゆみさんでしたが、ひとまずホッとするのでした。 2週間学校を休むことになった息子さん。あゆみさんは3度の食事とおやつの用意に加え、ケガの対応もあるのではかなり大変だったのではないでしょうか。そんなあゆみさんにとって「甘えを受け止めてあげたらいい」「甘やかしているのとは違う」などのアドバイスは目からウロコだったようです。学校が休みな分、あれもこれもやらせなくてはと思っていたところ、気持ちがラクになったのかもしれませんね。とはいえ、常に甘えを受け止めることもストレスになりかねません。あゆみさんがストレスにならない程度に少しずつ受け止めてあげることができたらいいですね。 ※本記事に登場する心理セラピストさんのお話はこの方独自のものです。すべての方にあてはまるものではありませんので、状況に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年06月27日思春期のころから生理不順に悩まされていたママぺいさん。ある日婦人科のクリニックを受診すると、医師から「多嚢胞性卵巣症候群」の診断を受けることに。仕事が一段落した際に、通いやすくて本格的な治療を受けられるクリニックを改めて探し、受診することを決意するのですが、検査の段階で想像を絶する痛みに早くも限界を感じてしまったのでした。後日、検査結果を聞きにクリニックを受診したママぺいさん。医師によると、「右の卵管は疎通確認ができたものの、左の卵管は確認ができなかった」とのことでした。さらに医師からは、「この日は筋肉注射を打って、期間内にタイミング療法を取った結果次第で再検査をしましょう」と告げられ、さっそく筋肉注射を打つことに。しかし、注射を打ち終わってからしばらくすると、注射の痛みによって迷走神経反射を起こし、ママぺいさんは急にバタンと倒れてしまったのでした。※迷走神経反射は、睡眠不足や疲れているとき、痛みや緊張などの精神的ストレスを感じたときなどに起こりやすくなります。通常、頭がふらふらしたり、吐き気、発汗などの症状を伴い、意識を失うことも。横になって休むことなどで治りますが、転倒により怪我をしてしまわないよう注意が必要です。 そして後日、妊娠検査薬を確認する日になりました。さっそくトイレで確認してみたのですが……? 「期待せんとこう」ドキドキしながら検査薬を確認すると!? (※1):卵管造影検査の結果、右の卵管は疎通確認ができたものの、左の卵管はそれが確認できませんでした。しかし、左の卵巣で卵胞が育っていたため、排卵を促す筋肉注射をし、タイミング療法をすることで経過をみることに。うまく排卵するかどうかがわからなかったため、このように発言しています。 (妊娠検査で確認する日か。緊張ー……。期待せんとこうー……) いざトイレで確認すると、結果は陽性だったのです! ママぺいさんはさっそくクリニックを受診し、そこでも検査を受けると……。 「おめでとうございます! 妊娠されていますよ!」 (間違いないんだー!) 医師の言葉に思わずホッとするママぺいさん。 次の段階の心拍検査を受けて問題がないことがわかると、出産できる病院に紹介状を書いてもらうことに。 出産への不安があったママぺいさんは、無痛分娩ついて調べてみるのですが、想像していたよりも金額が高く、驚いてしまいます。 そしていろいろと調べて迷いながらも、無痛分娩はあきらめてニコニコ産婦人科を選択。 「ではニコニコ産婦人科の紹介状です。無事に出産できたらまたご連絡くださいね!」 お世話になったクリニックの医師からそう言われると、ママぺいさんは紹介状を受け取ったのでした。 無痛分娩希望だったものの、総合的な判断でニコニコ産婦人科を選んだママぺいさん。妊娠自体は喜ばしいことではありますが、コロナ禍という先行きが不透明な状況を考えると、妊婦さんの不安や恐怖は大きかったことかと思います。このような状況下での出産になりますが、頑張って乗り越えてほしいです。監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ママぺい2020年生まれの男の子のママです!関西在住です。インスタグラムで、私(ママぺい)、夫(パパぽん)、息子(子ぽん)の日常のお絵描きを更新してます!
2023年06月27日韓国でイラストレーターとして働いているあゆみさんは、国際結婚した韓国人の夫とともに2児を育てるママでもあります。まだチャンスがあるのなら……と40代から最後の妊活に挑み、予想もしていなかった自然妊娠に至ります。しかしクアトロテストで心配な結果が出てしまい、羊水検査に進むことに。そして、緊張しながら検査結果が出る日の朝を迎えて……羊水検査を受けてから結果が出るまでの間、過去に受講した心理学の講座の録画を見直していたあゆみさん。改めて、すべてを胎児に委ねるという覚悟が決まり、検索魔になることなく穏やかに過ごしていました。このまま結果が出る日を迎えると思いきや、娘が体調を崩して付き添い入院をすることに。慌ただしく過ごしながら、結果が出る朝を迎えました……。そして、事件は起こったのです。 息子が大量出血!? 羊水検査の結果は陰性でした。夫と結果を共有し、ホッとしていたそのとき……、目の前で息子が割れたコップを足で踏んでしまい、大出血してしまいました。結構な出血量に、病院へ連れて行かないと……とあゆみさんが思っている横で、夫は息子の不注意を責め続けます。あゆみさんは完全に感情が暴走している夫はそのままにして、とりあえず止血をして息子を寝かせることを優先しました。 息子が寝たあと、夫から「よく失敗していた自分の姿と息子を重ねてしまい、怒りが止まらなくなる瞬間がある」と告げられます。それを聞いて、今回の態度も納得がいきました。そして、これ以上夫を刺激しないよう、今回は夫に言わずに息子を病院へ連れて行くことに。しかし、思ったよりも傷の状態が酷く、入院して縫合することに。しかたなく夫に報告すると、夫はいつもよりさらにイライラしてしまうのでした。 まずは、羊水検査が陰性ということでホッとしましたね。これで、あとは元気な赤ちゃんを産むことだけに集中できるはずでしたが……息子くんの怪我が酷そうで、心配です。娘の体調不良、検査結果、息子の怪我と、いろんなことが立て続けに起きたあゆみんさん。残りのマタニティライフは心穏やかに過ごせるとよいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年06月26日若くして妊娠・出産・離婚を経験した私がよく聞かれていたのは、「彼氏つくらないの?」「再婚しないの?」「父親がいない子どもって、かわいそうじゃない?」ということです。私のことを心配してくれているのかもしれないけど、次第にそれがストレスに……。「ひとり親って、そんなにいけないこと? シングルマザーは再婚必須なの? 私の子どもって、かわいそうなの?」。そんな心の葛藤に直面した、私のお話です。人生の先輩方からの言葉私は19歳で妊娠・入籍をし、20歳で出産・離婚を経験しています。20歳にしてシングルマザーになり、娘はまだ0歳でした。当時、私は資格をとるための訓練校に通っていました。 そこで出会った40~50代くらいの女性たちから、「再婚は考えていないの? 娘ちゃんが小さいうちのほうがいいでしょう」「新しいお父さん探さないの? ほら、ひとり親だったら娘さんがかわいそうだしね」と、事あるごとに言われ、私は苦笑いでかわす日々。 父親がいない娘はかわいそう?当時の私は、元夫のDVが原因で離婚したばかりだったので、「結婚はもうこりごり」という気持ちもありましたし、「新しいお父さんよりも、まずは私と娘との生活をしっかりと立て直さなくちゃ」という思いがありました。女性たちに何度も「娘がかわいそう」と言われるのも、悲しかったです。 ですが、よくよく考えてみると、娘が幸せかどうかは、娘がある程度大きくなったときに、娘自身がどう感じるかまでわからないのです。そのことに気付いてからは、気持ちがラクになり、女性たちに何を言われようとも笑顔でかすことができるようになりました。 訓練校の女性たちは、私や娘を心配して声をかけてくれたのだと思いますが、当時の私からしたら、それは余計なお世話に感じてしまいましたし、「娘がかわいそう」と言われるたびに傷つきました。しかし、「娘が幸せかどうかは娘自身が決めること」ということに気付いてからは、傷つくことはなくなりました。 イラスト/ななぎ著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年06月26日育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん
ドイツDE親バカ絵日記