夫・ナオキさんと娘・リンちゃんと家族3人で暮らしていた、リナさん。ある日、リナさんは、見覚えのないタブレットを発見。中からはナオキさんの浮気を疑うようなものが出てきました。その後、ナオキさんは仕事と偽り、女性と外泊を計画。リナさんは、尾行し夫と相手の女性・ヒナの様子を撮影しました。後日、リナさんは夫婦ゲンカをきっかけに、ヒナを自宅におびき寄せる作戦を決行。リナさんはナオキさんに「実家に帰る」と伝え、タブレットを持って家を出ました。実家にいたリナさんは、ナオキさんがヒナを家に呼ぶのをタブレットで確認し、リナさんは家に戻ってナオキさんたちの不貞行為を録画するため、自宅のクローゼットに隠れました。夫の必死の言い訳夫と女の行為が終わり、隠れていたクローゼットの中から飛び出すと……。 突然私が目の前に現れたため、その場から逃げ出そうとする夫。 そんな夫を制止させ、「今までのことは、全部録画してあるんだからね」とタブレットを突きつける。 「逃げても無駄」 「そこに座れ!」 「私の質問に正直に答えろ!」と2人に言うと……。 焦っている夫は、苦し紛れに 「実は何もしていないんだ!リナは隠れてたから見えていなかったと思うけど」 「変な声を出したりして、ふざけていただけなんだ!」と必死の弁明。 このとき私は、「この期に及んで、何を言っているんだこの男は……」とあきれた気持ちでいっぱいになった。 夫・ナオキさんと浮気相手・ヒナが来る前からクローゼットの中で録画をしていたリナさん。そんなリナさんに向かって「変な声を出していただけなんだ」と明らかにバレる嘘を言った夫・ナオキさん。 愛する妻を裏切る行為と知っていながら、不貞行為をするならば、最後まで自分の行動に責任を取るべきですよね。 作画/釈氏とおる 著者:ライター リナ地獄のような経験をした元サレ妻。現在シングルマザーで娘1人、犬4匹、猫4匹と楽しく暮らしている。
2022年11月20日主人公・祭(まつり)の兄は、小学生時代に祭のことを傷つけていた同級生と結婚することを発表。結婚して欲しくないと、当時のことや、婚約者のゆかりが現在浮気をしていること、高校生時代に子どもを産んでいることを兄に伝えて説得しますが、ついにゆかりが出産。子の父親は99%の確率で兄だと告げられ……。ついに婚約者のゆかりが出産。99%の確率で父親は兄だというDNA検査の結果をつきつけますが、疑問に思った兄は再検査を提案。 拒否するゆかりに祭の母が「検査を拒否するなら、今後どんな結果が出てもあなたたちに関与しない」と言い……。 急にゆかりは心細くなり…… 「本当の父親は誰かわかってるってことでしょ?」と、ゆかりさんに優しく言い聞かせる祭さんの母。一生嘘をつき続けることにきっと耐えられなくなる、と真剣な眼差しで伝えます。 自分の子どもにひどい事をした相手にもかかわらず、真っ直ぐ向き合う姿勢を見習いたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター Ai
2022年11月20日あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。 辛田さんからの連絡には、「でも全然動かないならラクで良いよね〜」「うらやましいなぁ〜」という言葉が書いてありました。 あおばさんが、長男の成長に悩んでいるのに辛田さんはお構いなし。 生後10カ月でつかまり立ちや、ずりばいをしない息子を見て、あおばさんは自分たちだけが取り残されている感覚におちいってしまいました。 子どもの成長は比べるものではないとわかってはいるものの、あおばさんは不安になってしまい、焦りが止まらなくなってしまったのです。 そして長男が1歳になったころ、小児科医を受診することを決断しました。先生、息子は大丈夫なんでしょうか…? あおばさんは、長男が1歳のころ職場に復帰しました。このときから長男はずりばいをするようになりましたが、1歳半になっても、しっかり歩くことはありませんでした。 市の定期健診では、様子見と言われていましたが、あおばさんは悩んだ末にかかりつけの小児科で1歳半健診を受けることに。 問診票を記入するとき、「いいえ」と答えた項目が結構あったので、あおばさんはかなり緊張していました。 しかし、医師はこう言いました。 「関節や筋肉に問題はありません」「発達は個人差があるからね。うん、大丈夫でしょう」 予想もしない医師の言葉に、「もしかしてもう終わり!?」と焦るあおばさん。「本当に大丈夫なんでしょうか?」「この子人見知りも激しくて……」と、医師に矢継ぎ早に伝えました。すると伝えている最中に、あおばさんの目には涙があふれてきました……。 医師は「お母さん、聞いて」とあおばさんに声をかけました。 ◇◇◇ あおばさんは、マンガを描いているとき長男の母子手帳を見返してみたそう。すると「いいえ」の項目に気になる点を長文で書いているのを見つけました。それを見たあおばさんは、当時は長男のことを心配しすぎるあまり、自分で自分を追い詰めてしまっていたんだな……と、感じたそうです。わが子のことだと、1度気になり始めたら、ちょっとしたことでも心配になってしまうものなのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2022年11月20日マザコン&モラハラ夫・アキラと義母は、妻の洋子が仕事でいない間に、子どもたちにありえないウソを吹き込んでいました。その事実を知り、洋子は夜勤の回数を減らし、子どもたちと一緒にいる時間を増やします。家で過ごす時間が増えた洋子に起きた変化とは⋯⋯?その事実を知り、洋子は夜勤の回数を減らし、子どもたちと一緒にいる時間を増やします。 おかげで子どもたちの不安な表情は消えていきましたが、家で過ごす時間が増えた洋子にある変化が起こって⋯⋯? 夜勤を減らし、夫と義母のモラハラが続いた結果⋯ 夜勤を減らして一緒にいる時間を増やすと、子どもたちの不安な表情は消えていきました。 しかしそれと引き換えに、家にいる時間が増えた洋子は、相変わらずのアキラと義母のモラハラに精神がすり減り、ストレスが蓄積されていきます。 そんな生活を続けていると、ついに洋子の体に異変が出てしまいます。不眠症に陥り、平常心を保つのがやっとの状態だったのです。 子どもたちの笑顔が増えたのはとても嬉しいこと。しかし、家にいる時間が長くなったことで、これまで以上にアキラと義母のモラハラを受けることになってしまいました。 仕事をすると子どもたちが傷つく結果になってしまい、仕事を減らすと自分の精神がすり減っていく⋯⋯。そんな状況では、体に異変が出てしまうのも仕方ありません。洋子の心身が心配ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 川本もち
2022年11月20日2歳と生後3カ月の男の子を育てている私。2歳の長男はイヤイヤ期真っ盛りで、私が注意しても次男にいたずらして泣かせてしまうことがあります。そんな長男に毎日手を焼いているので、「ダメでしょ!」と注意するのも日常茶飯。そんなあるとき生後3カ月の次男がリビングで転倒していたのです! 私はいつものように長男を叱ったのですが、その後、真実に気づき、叱ったことを激しく後悔したのです……。転倒した次男ある朝、長男の朝食の準備をすませて、キッチンで片付けをしているときのこと。次男のものすごい泣き声が聞こえてきました。すぐにベビーチェアに乗せた次男のいるリビングに駆け寄ると、なんと、次男が床にうつぶせになって転倒していたのです! 私はすぐに次男を抱きかかえ、転倒時に打ったと思われる顔を確認。左眉毛のあたりが少し赤くなっているくらいでホッとしました。私は「また長男がいたずらしたんだ!」と思い、ベビーチェアの横で驚いた顔をして座っている長男に「なんてことするの!」と叱ってしまいました。 よくよく思い返すと…次男が大泣きするなか、私に叱られた恐怖で長男も大泣きしてしまいました。次男をあやす私は、「長男はなんでこんないたずらばかりするんだろう……」とあきれていました。 しかし、ふと、次男を安全にベビーチェアに座らせていなかったことを思い出した私。きちんと座らせていないままキッチンで作業をしてしまい、忘れていたのです。「次男が転倒したのは私のせいだ……」と気づいたのと同時に、「長男は転倒した次男を助けようとして、駆け寄ったのかもしれない」と、このとき思いました。 成長していた長男私は長男を叱ってしまったことを猛反省。大泣きしている長男を抱きしめて、「ごめんね。ママがいけなかったね!」と必死に謝りました。そして私は、普段も「長男はいたずらをする」と私自身が決めつけて叱っているのかもしれない、と思うようになったのです。それから次男に対する長男の行動をよく観察してみることに。 すると、以前は顔にカバーをかけたり、次男の目のなかに自分の指を入れようとしたりしていた長男が、次男の頭をなでたり、おもちゃで一緒に遊んであげたりしていたのです! 私は「長男も成長していることに気づかないといけない」と学びました。 毎日幼い2人の育児に手がいっぱいだった私は、長男も毎日成長し、まだ赤ちゃんの次男を彼なりにかわいがってくれていることに気づいていませんでした。「子どもは日々成長していること」を私自身が忘れてはいけないし、叱る前に子どもの行動を見守り、観察することが大切だと改めて学んだ出来事でした。 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2022年11月20日妻が離婚を決意し実家へ娘を連れて帰ってしまった。その後地震が発生し、妻子と義両親は夫の伯父の家で生活。改心した夫は娘と向き合うようになり、離婚すべきかどうか、今後のことを決めかねていた。自分にも非があったと後悔の言葉をこぼす妻の手をそっと握り、「雪穂は自分を責めないで。全部俺が悪いんだ! ごめん!」と頭を下げて謝罪する夫。「俺のこと、許さずに、忘れないでいてほしい。それだけのことを、俺はしてしまったんだから……」 「どんなに俺が変わっても、過去のことが許されるわけじゃない。雪穂たちを傷つけ事実は変わらないから、許そうとせずに、疑ったままでいいよ」 「許さず、疑ったままでいい」という言葉の真意を知り、スッと胸のつかえが下りた妻。 確かに変わった、昔理想を描いていた父親像に近い今の彼を信じていいのか……。妻はある質問をする。夫の答えは? 育児に向き合った本音を伝えた夫 「今、結のこと、どういう風に見えてる?」 妻の質問に夫は、「かわいいよ! だけど、時々疲れるし、いらつくこともある」と答えた。 我が強くなってきて、言うことを聞かず、叱ってもニヤニヤするだけで苛立ってしまうこと。 日中、危ないことをしないか、怪我をさせてしまわないか、ヒヤヒヤすること。 他の子の成長と比べては、焦って不安になってしまうこと。 毎日娘と長い時間を過ごすようになって初めて知った「かわいいだけ」じゃない、育児の大変さ。素直な自分の気持ちをありのままに伝えて……。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年11月20日魚田コットンさんが小学2年生、お兄さんが中学生になったころ。生き物の飼育にハマっていたお兄さんが、水槽が汚れてきたため魚田コットンさんに洗わせようとして…….。さらに不仲だった両親がついに離婚することに……!?「半殺しにされるか水槽を洗うか選べ」と言ってきました。どうせ何発か殴られるくらい……と思った魚田コットンさんは“半殺し”を選択。しかしお兄さんは本気で殴り始め、「ごめんなさい! もうやめて……!」と魚田コットンさんが泣いて謝罪。するとお兄さんは殴る手を止め、魚田コットンさんが水槽を洗うことになり……? 不仲だった両親がついに… 魚田コットンさんは、最初の答えを間違ってしまったが故に、お兄さんに殴られたうえに水槽を洗うことに……。 落としたらまた怒られる。そう思った魚田コットンさんがお兄さんの方をチラリと見ると……こちらをじっと睨んでいました。 こんなことなら最初から水槽を洗うって言えばよかった。 当時のお兄さんは確実に荒れていました。しかし、家族の誰もがそれを治安の悪い地域や悪い仲間のせいにしていました……。 そして、魚田コットンさんが小学2年生だったある日の夜。お母さんの車に乗せられて、どこに行くかも聞かされず、しばらく走ったときのこと。 人通りのほとんどないところに着くと、路肩に寄せて車を止めるお母さん。 何でこんなことに……?そう思っていると、お母さんが話し始めました。 「あのね、お父さんとお母さん、離婚することになった」「3人ともお母さんと一緒に来てくれる?」 「うん」お兄さんとお姉さんはすぐに返事をしました。 「イヤだ」なんて言える雰囲気ではなく、コットンさんも「うん」と返事するほかありませんでした。 しかし……それからしばらくして両親と祖父母たちとで話し合った結果、離婚は白紙に。 「そんな簡単になしになるもんなんだ?」と思った魚田コットンさんでしたが、内心とてもうれしかったのでとくに気にしませんでした……。 お母さんから車で連れ出され、切り出された離婚話。「お母さんと一緒に来てくれる?」なんて言われたら、子どもは嫌だなんて言えませんよね。さらに本心では“離婚して欲しくない”と思っていても、言える雰囲気ではない車内……。その後、離婚しないことを知って喜んでいるので、やはり両親が不仲であっても離婚して欲しくない、みんなで一緒にいたいと思うのが子ども心なんですね……。 著者:マンガ家・イラストレーター 魚田コットン
2022年11月20日■前回のあらすじ息子がAくんに嫌がらせをしていると先生から報告を受け、ようやくAくんママに会うことができ、無事謝罪。Aくんママからは「気にしないでください」と好意的な言葉を受け取ります。息子の行為を許してもらい、ほっとしていたのですが…。Aくんママに幼稚園でバッタリ会ったときのこと。まさか無視されるわけがないと自分に言い聞かせ、次からも挨拶しようと試みるも…どうやら勘違いではないみたいです。本音は許していなかったのか、自分の謝り方がいけなかったのか…。理由がわからず困惑していました。次回に続く(全5話)は毎日17時更新!
2022年11月20日寒い季節でも薄着派な長男くん。そんな薄着派なお子さんを持つお母さんだったらわかるかもしれない!?今回はちょっと恥ずかしくてもどかしいお話です。こんにちは、ユウコトリトリです。 小学生から中学生まで、3人の子どもを子育て中です。 前回は11月も元気に半袖で過ごす長男の話でしたが、今回はその後の出来事です。心配していたことが、現実になりました……。 〇〇派の子を持つ母の苦悩 感染症が心配されるご時世ですので、熱がなくても風邪の症状があれば学校は要欠席、受診を勧められます。(長男の通う小学校の場合)というわけで、長男を病院に連れて行くことになりました。 病院での半袖小学生は、いつにも増して目立っておりました。気のせいかもしれないけど、他の患者さんからの視線を感じる……。 違うんです……私が着させないんじゃなくて、この子が自分の意思で半袖を着てるんです……!うちの子……かわいそうじゃないんです! なんだか毎年同じような弁明を心の中でしている気がします。時々「ほら、こんな格好してるから風邪ひくんだよー!」「明日からは長袖にしないとね!」など周りに聞こえるように言ってみたりして。あー虚しい……。 半袖派、薄着派のお子様を持つ皆さま、ともにこの冬も耐えましょう。 著者:マンガ家・イラストレーター ユウコトリトリ2007年、2011年、2015年生まれの騒がしい三姉弟を子育て中のワーママ。Instagramにて、育児あるあるや日常の小ネタをカエル漫画でゆるっと更新中!
2022年11月20日Instagramでフォロワー2万人超えののぶえ(@sanmanobue)さん。2016年生まれの男の子・ミリオくんと、2020年生まれの女の子・チョスちゃんのママです。今回はのぶえさんとパパの子どもの反抗期の捉え方ついてご紹介します! パパの反抗期の受け止め方(心の準備編)子どもの幼稚園の参観日。母は反抗期の女の子を目にして……。 幼稚園の参観日で反抗期の女の子を見かけて、「いつかうちの子も……」と怯える私。 家に帰り、夫に相談すると、 夫のまだ見ぬ愛娘の反抗期へのポジティブ・シンキングがすごかった……! 娘さんのこれから来る反抗期に対してポジティブ解釈ができるパパ。いつか来るお子さんの反抗期に備えて、準備万全ですね! 著者:マンガ家・イラストレーター のぶえ4歳差兄妹の母です。2016年生まれの息子ミリオと、2020年生まれの娘チョスの育児絵日記をインスタグラムで更新中です。
2022年11月20日場面緘黙(選択性緘黙)とは?Upload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホン場面緘黙の原因は?場面緘黙(選択性緘黙)とは、発声器官の障害がなく言語能力がある人が、ある特定の場面や状況で話すことができなくなってしまう精神疾患です。たとえば、家庭の中や家族とは元気よく話せるにもかかわらず、幼稚園や学校では無口になり話すことができなくなってしまう場合があります。これは、言葉の遅れや発声障害によるものではなく、発話に関する不安によるものではないかと考えられています。緘黙の種類緘黙には、場面緘黙(選択性緘黙)と全緘黙の2つの種類があります。場面緘黙とは、言語能力があるにもかかわらず、話すことを期待されている特定の場面で話せなくなる状態のことであり、全緘黙とは、すべての生活場面で話せなくなる状態のことをいいます。医学的な診断基準とされるDSM‐5では「選択性緘黙」と表記されていますが、日本では一般的に「場面緘黙」という名称が用いられています。場面緘黙は、話したくても話すことができない状態を指しますが、"選択"という言葉が、能動的に本人が場面や状況を選んで黙っているような印象を与えやすいため、誤解を避けるために「場面緘黙」と呼称する人が多いようです。(※)このコラムにおいては、「場面緘黙」という名称を用いて、症状や対策等を詳しく説明していきます。(※)「選択性緘黙」という名称が、誤解を招いているケースがあることから、2018年、日本場面緘黙関連団体連合は、DSM-5とICD-11の和訳を『場面緘黙』に改定することを求める要望書を関連学会に提出しました。そのため、今後は医学的な診断においても「場面緘黙」という名称が用いられる可能性があります。場面緘黙の症状場面緘黙の主な症状は、ある特定の話すことを求められる社交場面や状況で話すことができなくなることです。場面緘黙のある子どもは、家庭などのリラックスできる場面では活発に話すことができるものの、学校やそのほかの公共の場では話すことができなくなってしまうことが多いです。また、家族などの親しい人とも、あまり話すことができない場合があります。話さない代わりに、擬声音を出したり、指をさしたり、筆談したりすることもあります。子どもの年齢が低い場合、反動で癇癪を起こすこともあります。場面緘黙の診断診断基準には、大きく分けて、2014年に出版されたアメリカ精神医学会の『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計のマニュアル』第5版)と世界保健機関(WHO)の『ICD-10』(『国際疾病分類』第10版)(※)の二つがあります。ICD-10では、場面緘黙は、小児期の情緒障害に含まれています。一方、DSM-5 では、場面緘黙は、不安障害の一種とされており、不安や恐怖心が一因になっているのではないかという見方を示しています。今回はDSM-5の診断基準をご紹介します。※ICD-10について:2019年5月、世界保健機関(WHO)の総会で、国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)が承認されました。日本国内ではこれから、日本語訳や審議、周知などを経て数年以内に施行される見込みです。参考:ICD-11 | 世界保健機関(WHO)DSM-5では以下のような症状が少なくとも一ヶ月続いている場合を「場面緘黙(選択性緘黙)」と定義しています。・場面緘黙(選択性緘黙)チェックリスト①ある特定の社会的状況、場面において話すことができない。(それ以外の場面では話すことができる)②症状のために、「学業、職業上の成績が適正に評価されない」「対人コミュニケーションが円滑に行えない」などの困難が生じている。③場面に応じた知識があり、会話の楽しさを知っているが、話すことはできない。④コミュニケーション症(例:小児期発症流暢症)によるものではない。また、自閉スペクトラム症、統合失調症またはその他の精神疾患が併存しない場合もある。参考:『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』場面緘黙は、およそ2歳から4歳で発症することが多いですが、小学生になり話す機会の増える学校へ行き始める時期まで、症状が顕在化しない場合が多くみられます。中学生や高校生以降、青年期、成人でもまれに場面緘黙を発症する場合があります。場面緘黙に悩んだときには抱え込まずに相談を場面緘黙の発症時期である2~4歳はまだ他人と話す機会も少なく、症状が見落とされがちなことが多いです。その後小学生になり学校に通い始めても「性格の問題」として片づけられてしまう場合もあります。しかし、場面緘黙は本人が「話したくても話せない」状態です。初期に気づくことで、適切なサポートにつなげることもできます。保護者や周りの人が症状に気づいたら、抱え込まずに専門家や専門機関へ相談することが重要です。
2022年11月20日お友だちとのおもちゃの貸し借りでの子どものトラブル、経験したことがあるという方も多いのでは……!? 今回は保育士の中田馨さんが、お友だちとのおもちゃトラブルを招く、実はNGな声かけについて教えてくれました。こんにちは。保育士の中田馨です。私は0~2歳児が対象の保育園を運営しています。日々、子どもたちと過ごしていてよくあるのが「お友だちとのおもちゃトラブル」です。おもちゃをとられてしまった時や、逆に相手のおもちゃをとってしまった時に「どう声かけをするべきか?」と悩むところだと思います。今回は、低年齢児の子どもたちの「お友だちとのおもちゃトラブル」についてお話しします。 お友だちにおもちゃを取られた場合はどうすればいい?公園や児童館で遊んでいて、同じくらいの年齢のお友だちにおもちゃを取られる場面があると思います。相手の親御さんは見ているのに何も言ってこない。さて、こんなときどうすればいいか? このような場合、まず大切にしたいのがご自身のお子さんの「遊びを保証」することです。きっとその遊びを楽しんでいたと思います。ですので「今、遊んでいるからおもちゃ返して欲しいな」と伝えましょう。そしてお子さんには「お友だちも遊びたいみたいだから、終わったら渡そうね」と伝えます。 お友だちも返そうとはしないかもしれません。そんなときは、相手の親御さんにも協力してもらえるとベストですが「うちの子も使いたいのに、なんで貸してくれないのよ」と思っているかもしれません。そうなると、なかなか難しいですよね。 でも、私は「すぐに貸せることがえらい」とは思いません。子どもがその遊びに満足し「もう、貸せるよ!」という気持ちになるまで周りの大人が待つことも大切だと思います。まずは「この子の遊びが終わるまで、待ってもらえますか?」とお願いしてみましょう。 お友だちのおもちゃを取ったときはどうすればいい?逆に、ご自身のお子さんがお友だちのおもちゃを取ったときはどうしましょう? この場合まずは、返さなければいけませんね。「このおもちゃで遊びたかったの?」と遊びたかったことに共感し、「でも、これはお友だちのだから返そうね」と伝えます。 低年齢児は、自分から返すことがなかなかできませんので「返しなさい」と何度も言うのではなく「ママと一緒に返そうね」と一緒に返すといいでしょう。このとき、お子さんが泣いても返します。そして「あのおもちゃで遊びたかったんだね」と遊びたかった気持ちに共感します。 また、こんな場面は「貸して」と伝えることを学ぶ機会でもあります。「貸してもらえるかママと聞いてみよう!」と一緒に聞いてみましょう。「いいよ」と言われれば「やった!!」ですし、もし「イヤ」と言われても「今、お友だち、楽しく遊んでいるみたい。じゃあ、あっちでママと遊ぼうか!」と気持ちを切り替えることも大切な経験です。 「お友だちと仲良く遊ぶ」ことはとても大切なこと。しかし、実は「お友だちとモノの取り合いやケンカする」ことも大切なんです。「こうしたら友だちは嫌がる」「こうなったら悲しい」「これをされたら嬉しい」なんて喜怒哀楽の感情を沸き立たせる経験は、友だち関係だからこそできること。今、子どもたちは親以外の人間関係を学んでいる時です。むやみに止めるのではなく、安心して友だちと過ごせる場を提供することも、私たち大人の役目なのですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年11月20日妊娠中からの夫婦の性生活レスの問題に対して、夫から一方的に責められるさくらさん。浮気疑惑だってあるのに……。自分のことばかり主張する夫に、ついに我慢の限界を感じてしまいます。 「私は子育てのために、いろんなことを我慢してきたのに……」 大変さを理解するどころか、自分のことしか考えていない夫に、今まで心に秘めていた思いを、打ち明けますが……。「私知ってるよ…」浮気疑惑のある夫への妻の反撃 夫の浮気疑惑を見て見ぬふりをしようと思っていたのに……。それさえ、させてくれない自分勝手な夫に、さくらさんは言い返します。 「ずっとめぐみちゃんと、楽しそうにお話しているじゃん」 動揺する旦那さんの、知らないフリを決め込む姿にもびっくりしてしまいますよね。浮気疑惑が濃厚なメッセージについて、言及せざるを得ないさくらさんの気持ちがいたたまれません。次の話。著者:マンガ家・イラストレーター おかめ長男おまめ(2015.7月生まれ)と長女こまめ(2021.2月生まれ)の5歳差兄妹の育児漫画を描いています!
2022年11月20日2020年生まれの娘・ほーちゃんを授かってからの日々を描いて、Instagramにて投稿している黄英(きえ)さん。今回は、黄英さんが子ども服を買った際に気づいた、母あるあるをご紹介します!子どもの服と母の服子ども服を買いに行ったある日……。 子ども服は、本当に大好きで選ぶのも楽しいです!それに比べて、自分の服は年々何を着たらいいのかわからなくなって、結局年中Tシャツにジーンズになってしまいます。 子どもの服を選ぶ時間や予算が増えるにつれ、反対に減っていく母の服。 みなさんにも同じような経験はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 黄英2020年生まれの娘がいる母。家族との何気ない日々や、心に留まるような毎日をマンガやイラストにしてInstagramで投稿中。
2022年11月20日こんにちは、エェコです。今回はお友だちとの関係に悩む娘のお話です。■お友だちに仲間外れにされる…幼稚園時代からそうなんですが…B子ちゃんにはときどき仲間外れにされていました…。でも幼稚園はバス通園でバスには先生が乗っていたので、そこまで酷くありませんでした。しかし小学生になって、クラスが離れ、先生もいない登下校…。あからさまにムシするようになりました。「A子ちゃんの1番の友だちは私!」っていう…独占欲が強いんでしょうか…。でも娘のことは「嫌い」ってわけではなさそうで…■自分の心を守るためにA子ちゃんがいない、またはほかのお友だちがいる…などのときは、仲良くしてくれるようです。ときや場所、人によって仲良くするかしないかを選んでいると言っても過言ではない状況。娘の心は喜怒哀楽のジェットコースター。つらいに決まっています。これはもうこちらからアクションしても無理な問題で、無理に付き合う必要はないと思いました。そこで娘に、「側にいるいつでも仲良くしてくれるお友だちを大事にしたほうがいい」、「お互いのためにも距離を置いた方がいい」と、娘にわかるようにアドバイスしました。それ以来、B子ちゃんとは関わらないようにしている娘。そのおかげか、笑顔で下校することが多くなりました。小学生低学年ですから「みんなと仲良く」と先生に言われたりして、それを守ろうとする子が多いと思います。でも…やっぱり合わないお友だちっている…。そういうお友だちとは距離をとって自分の心を守ってあげてほしいな…と思った出来事でした。
2022年11月20日わが家には2歳9カ月と1歳6カ月という、1歳3カ月差の兄妹がいます。下の娘は早産で生まれたため、出生後そのまま1カ月ほど入院し退院。そのあとの家族4人での生活はまさに「大きい赤ちゃんと小さい赤ちゃん、赤ちゃんが2人がいる」という状態でした。そんな2人を育てる私が、日々の育児を乗り切るため実践していることを紹介します。1人に付きっきりにならない子ども2人と私の3人で過ごしていると、どうしても上の息子が「ママ! かまって!」となってしまうことが多いです。そのようなときでもなるべく3人で楽しめるよう、息子が遊んでいたおもちゃを「妹にも貸してあげられる?」と聞いてみたり、絵本を見るなど兄妹で一緒にできることに誘導してみたりします。 また、どちらか一方がひとりで遊んでいても、目・耳・気持ちのすべてがひとりに向かないように心掛けています。1人と手遊び歌をして手を使いながら目を合わせていても、もう1人が何をしているのか把握できるよう気を向けたり、おもちゃを使って遊んでいてもタイミングをみて声かけをしたり、などです。家の中で遊んでいても、まだ小さい2人から完全に意識を逸らさないよう気を付けています。 頼れるサポートは徹底的に使う子ども2人と生活していると、なかなか家事や自分の時間が取れません。そのため、使えるサポートは徹底的に使うことにしています。行政がおこなっている一時預かりは1時間500円で利用できるので、子どもが保育園に入るまでは定期的にお願いしていました。 また、娘が1歳になるまでは行政の補助が出る産後ドゥーラを頼み、週に1回、家に来てもらい娘のお世話をお願いしていました。私が仕事復帰してからは、会社の福利厚生で内閣府のベビーシッター券が使えるので、それを使用し週に1度、シッターを頼んでいます。その間に、親は掃除や料理といった家事がおこなえるので大変助かります。 そうやってサポートをお願いすることで気持ちにゆとりができるので、「他の人に子どもをみてもらっている」ということに罪悪感は一切持たず、どんどん頼るようにしています。 とにかく夫を巻き込む!毎日の育児を乗り切る最大のコツ、それは夫を最大限巻き込むことでした。特に私が仕事に復帰してからは、目まぐるしく日々が過ぎていく中で、2人の体調のこと、保育園の過ごし方、できるようになったことや成長した点などをどんどん共有し、育児を【手伝う】ではなく、【一緒におこなう】という意識を持ってもらうようにしています。例えば朝は食事の準備や、保育園の準備といった家事は基本的に私がおこない、2人の食事補助は夫の担当。保育園の連絡帳には食事内容の記入をするので、そのまま夫に記入をお願いしています。最初は2人同時の食事補助はうまくいかないこともありましたが、成長とともに今では夫も一緒に朝食を楽しむまでになりました。 年の近い2人を育てることは大変だと感じることも多くありますが、楽しく育児ができるよう子どもたちへの対応を工夫したり、周りに頼って生活しています。特に夫は子どものことをしっかりと理解し対応してくれるので、毎日慌ただしいながらも充実した日々です。今後も周りへの感謝を忘れず、子どもの成長を楽しみながら日々を過ごしていきたいです。 著者:林 ゆり2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月20日風邪症状で受診、そのまま入院となった娘さん。入院以来、食べ物どころか水も飲むことが許されていない状況が続いていましたが、回復をし始め、飲食物も少しずつ試し始め…。えびせんを食べられたことにより、ハナは点滴ではなく普通の食事ができることになりました。おかゆを少し出されるくらいなのかな?と想像していたら、いきなり副菜やデザートまで出てきてびっくりしました。 回復はうれしいんだけど… 食事がとれるということは本当にすごいことです。ハナは食事をとり始めてから、顔立ちも声もみるみるうちにしっかりとしていきました。しかしその一方で、起きている時間も、おしゃべりや要求も増え、駄々をこねるのもパワフルになりました。 夫と私、夫の母は、交代制で24時間看護を続けてきましたが、ちょうど疲れが出てきたところ。そこへハナのパワーアップが重なって、全員疲労困憊。交代でマッサージサロンに通う毎日でした。 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年11月20日産後、初めての授乳。同じ日に生まれた赤ちゃんと、そのお母さんが集まって、産院で講習会が開かれました。やっとわが子に会えたという喜びもつかの間、なぜかわが子だけが母乳を吸ってくれない……。泣き止まない息子と、戸惑い焦る私。助産師さんに助けを求めると、言われたのは「扁平乳頭かもしれませんね」というひと言でした。産後の講習会に参加!初産ということもあり、18時間を経てやっとのことで生まれたわが子。産後、別々の部屋に分かれ、検査などを終えてから母子同室になる前に講習会が開かれることになっていました。 その講習会では、おむつの替え方・育児用ミルクの作り方・沐浴の仕方・授乳の仕方などを助産師さんから教わります。すべて初めてのことだったため、私はわくわくドキドキしながら息子と参加しました。 子育ての挫折はすぐやってきた…順調に進んでいた講習会でしたが、最後の最後に落とし穴が。それは授乳練習の時間でした。私は助産師さんから赤ちゃんの抱え方、頭の向きなどの説明を受け、緊張しながらも言われた通り進めていました。ですが一向に息子は乳首をくわえてくれません。 口を開けてはくれるのですが、どうやら吸うことができない様子でした。悪戦苦闘しながらどれくらい経ったでしょうか、周りはもう慣れた様子で授乳をし、終わった親子は次々に退席していきます。一方、息子はずっと泣き続け、私も焦りや不甲斐なさで泣きたくなりました。 「扁平乳頭」という現実講習会の時間はオーバーしていましたが、ひとりだけ居残り、助産師さんに助けを求めました。すると助産師さんいわく、「恐らく扁平乳頭なのではないか。乳頭の突出が少ないため、赤ちゃんがうまく吸えないのでは」とのことでした。 自覚も、聞いたこともない言葉でしたが、うまく吸えない息子を見ていたので私は納得せざるを得ませんでした。それから助産師さんに乳頭保護器というシリコン製の乳頭カバーのような物を借りて授乳することになりました。 それぞれの方法でいいんだ!乳頭保護器を使うことによって、私はようやく息子の授乳に成功しました。乳頭保護器は赤ちゃんの口に入る物なので、毎回消毒をしないといけない大変さはありつつも、息子に辛うじて授乳できるようになったことは、この上ない幸せでした。 腕の中でおなかいっぱいになり、すやすやと眠る息子を見て、私は心からホッとしました。そして、私たちの方法でゆっくりやっていこうと思った瞬間でした。 今回、私の場合はたくさんのお母さんたちの中で自分だけが授乳できなかったということが本当にショックでした。ですが、すくすく育っていく息子を見て思うのは、母も子どもそれぞれで、子育ての方法も無数にあるということです。この経験をバネにして、これらからは周りを気にすることなく、私たち親子にあった方法で子育てを続けていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO著者:野中 透2020年生まれの息子と夫との、3人暮らし。息子が生まれたことをきっかけに都内から地方に移住。
2022年11月20日私の仕事と子どもの保育園が始まり、新生活をスタートさせたわが家。はじめは今まで通り家事も育児も私がすべておこなっていましたが、とうとう時間に追われる毎日に限界を感じました。夫と2人で話し合った結果、夫が家のことを積極的におこなってくれるようになりました。会議の流れや気をつけたことをご紹介します。 まさかうちの夫からこの言葉が……?突然今回の会議がおこなわれたわけではなく、きっかけは夫のひと言でした。「家事しんどいなぁ」と弱音を吐いた私に「俺のほうが大変だよ」とポツリ。ん? もしかして私の生活、夫にはイージーモードに見えている……?「そっか、お疲れ様」と返事しましたが、心は大騒ぎ。 確かに私と違って出来高制の夫はストレスが大きいですし、同じ職種なため大変さは理解できますが、「頑張っていることが伝わっていない」という事実にとてもショックを受けました。 冷静に現状を分析してみるとはいえ、本当に自分が甘いのかもしれないと思った私。とりあえず現状を紙に書き出すことにしました。まずは、私が毎日していること。 「えっと、朝は家事のこれとこれ、あと子どものごはんと……夜は……」と。スラスラと出てきたものの、思っていたよりもだいぶ少ない量。やはり甘えていたのかな? と次に夫の欄に移ったときにハッとしました。 何も書くものがない! 朝はゆったりと自分の準備だけで、(シャツのアイロン、スーツの手入れは私)夜はゆったり明日に備えている夫。 「私、頑張っている!」という証拠を揃えた私は、会議の決行を決意しました。会議の日程は、次の日も休みで心穏やか、子どもが寝ていてゆっくり話せる、というポイントを押さえた土曜日の夜にしました。 導入が肝! 素直に聞いてもらうために時間になったらまず「夫くんが最近頑張っているなと思うところ」と、「私が最近できていないなと思うところ」を発表しました。うちの場合、頭ごなしに責めると夫が拗ねて話し合い終了! となる危険性がありました。それを回避するためにも、まずは褒めて、謙虚に出ることにしました。 結果は大正解! 満足そうな夫に、次は同じように「私が最近頑張っているなと思うところ」と、「自分(夫)が最近できてないなと思うところ」を発表してもらいました。出だしで心が満たされている夫なので、思惑通り「家のことを任せっきりにしていることを自覚している」と素直に認めてくれました。 家族は「協力し合う」もの後半戦が始まり、「毎日していることリスト」を出しました。ドヤ顔を隠しつつ、「労働時間的に、私が多いのは当然だけど……」とひと言を添えました。夫は少し目を通したあと、なんと自分から「朝の洗濯物干しやゴミ出しならできるかも」と申し出てくれたのです。その日から夫は本当に早く起きて洗濯物を干してくれていて、夜もたまに食器洗いや子どものお世話もしてくれるようになりました。 すると不思議なことに、以前はダラダラする夫にイライラしていた私も、「そんなにしなくていいよ! ゆっくりしてな!」と言えるようになったのです。おそらく私は夫に家事をしてほしかったわけではなく、「協力し合って生活しているという実感」が欲しかったのです。 今回は成功しましたが、これまで幾度となく話し合いに失敗してきた私。反省を繰り返して、「相手を否定しない」「視覚で伝える」「改善案を具体的に出す」というポイントにたどり着きました。これからも子どもの教育方針、お互いの両親のことなど大事な話し合いの機会は増えていくはずです。その都度、夫としっかり向き合っていきたいと思います。 作画/はたこ著者:高橋さちこ2歳男児の母。新卒で営業職に就き、妊娠を機に退職。その後就活・保活に成功し、現在は働きつつ妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月20日現在、夫の実家近くに住みながら、3人の子どもを育てています。夫には妹がおり、妹家族も近くに家を構えて住んでいて、同じくらいの子どもが3人います。いとこたちに会うと子どもたちは楽しそうに遊んでいますが、ふとしたときに義母の対応の違いが感じられて切なくなります。旅行に誘われない妹家族の家は別に構えているものの、パパの仕事が忙しく帰りが遅いため、食事やお風呂などはすべて実家で済ませています。 そのため、ずっと一緒に住んでいるような感覚なのでしょう。連休には度々義母と妹家族で旅行に出かけており、わが家はまったく知らされません。もしかしたら妹家族が旅費を出していたりするのかもしれませんし、うちに気を遣ってくれているのかもしれませんが、なんだかちょっぴり寂しい気持ちになります。 誕生日を忘れられる妹家族は義母とほぼ一緒に過ごしているため、子どもたちの誕生日も毎回一緒にお祝いしている模様。しかしわが子たちは3人目が生まれたころから誕生日については触れられなくなり、「おめでとう」とも言われなくなりました。 数年前に義父が亡くなり、孫が多くなり、義母も大変なんだろうとは思います。でも、「おめでとう」も言われなくなるのはやっぱり寂しいものがあり、その傍らで妹家族が一緒にお祝いしているのを知ると、なんだか差を感じてしまいます。 「うちの子たちは……」と言われる義母にとっては何気ないひと言なんだと思いますが、妹の子どものことを「うちの子たちは……」といつも言います。実の娘の子どもですし、ほぼ一緒に暮らしているようなものなので、そう言うのも不思議ではありません。 でも、「うちの子たちは」と聞くたびに、私や私の子どもたちはよそ者扱いされているような感覚になります。義実家近くに住んでもう8年になりますが、なかなか関係的な距離は縮まらず、私の足も遠のく一方です。 近いのになかなか足が向かない義実家ですが、行けば子どもたちはいとこたちと楽しそうに遊んでいますし、義母も子どもたちにやさしく接してくれるので特に問題はありません。義母の何気ないひと言や行動にちょっぴり切なくなることもありますが、適度な距離感で良い関係を保つほうがいいのかなと思うようにしています。 イラスト/ののぱ著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月20日現在2人の子どもを育てています。第1子である娘の1カ月健診は、娘との初めての外出でした。しかも検査などに時間がかかったために長時間の外出となったのですが、その間に必須の授乳で意外な問題に直面してしまったエピソードです。長時間かかった1カ月健診娘は生後すぐに心雑音があることを指摘されていました。すぐに手術などが必要ではなかったものの、家で経過を観察し、1カ月健診でレントゲンなどの検査を受けることになっていました。 そのため、娘の1カ月健診の日は、私の産後1カ月健診、そして娘の心臓の検査2つを受けることに。大きな病院で待ち時間もとても長く、最終的にすべてが終わるまで6時間ほどかかりました。 初めての外での授乳! アレがない!その間にどうしてもおこなわなければいけなかったのが、授乳。完全母乳で育てていたので育児用ミルクなどは持ってきていません。病院に行く前にたっぷり授乳はしてきましたが、長い待ち時間のなかで娘がおなかを空かせて泣き始めました。事前に病院の授乳室の場所は把握していたので、「ちょっと授乳してきます」と受付の方に伝え、意気揚々と授乳室へ。 これが退院後、家以外での初めての授乳です。授乳室というのも初体験で少しワクワク。たどり着いた授乳室には、広いスペースに椅子がいくつか並んでいるだけでした。思わず私は「アレ?」と思い、授乳室の外にもう一度出てあるはずの物を探しました。そこには私があると思っていた「授乳クッション」がありませんでした。 テンパりながらなんとか終えるそれまで家での授乳は授乳クッションが必須でした。当然、病院の授乳室にも授乳クッションがあるものと思い込んでいたのです。しかし私が行った病院では授乳クッションが置いてありませんでした。「え、授乳クッションなしで授乳ってどうやればいいの?」とさっきまでのワクワク感はどこへやら。 ドキドキしながらとりあえず椅子に座りました。そして、長女と同じくらいの月齢の子に授乳クッションなしでおっぱいをしているママをチラリと見ました。その授乳室は個々を隔てるカーテンなどもなく、他の人の授乳も丸見え。授乳中に盗み見るようで申し訳ないと思いながらも、そのママの授乳の仕方をマネさせてもらい、なんとか長女の授乳を終えることができました。 病院の授乳室には、当然のように授乳クッションがあると思い込んでいた私。今の私からすれば、「どんなあげ方でも赤ちゃんがおっぱいを飲めればそれでいいじゃない」と思いますが、新米ママだった当時は必須の授乳クッションがないという状況に戸惑うばかりでした。もう少し気楽に考えていればよかったなと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2022年11月20日育児につまずき、思い詰めて心療内科を受診した私。そこで医師から投げかけられた言葉は「発達障害の疑いがある」という、私にとって意外な言葉でした。そこで心理テストを受け、結果を受け止めた今の自分の心境をお伝えします。ほかのママとどこかで比べてしまう現在、私は3歳と0歳の姉妹を育てている2児の母親ですが、上の子も下の子も出産後から両親や親戚などに頼らず、ほぼワンオペで育児をおこなっていました。孤独に育児をしていたこともあってか、ほかのママ友たちと自分を比べると「どうも私は子どもに対する愛情に欠けているのではないか」と思ってしまう自分がいることに気づいたのです。たとえば、子どもとどうやって遊べばよいか本気でよくわからなかったですし、一生懸命に育児本を読んでそのようにおこなっても、いまいち乗り気になれない自分がいたりしました。特に下の子を出産したあとの数カ月の間は、上の子に対して感情的に怒鳴るなどひどい扱いをしていたことも事実です。そんな出来事から「私はもしかして産後うつなのでは?」と思い悩み、また慢性的な睡眠障害もあって、思い切って心療内科を受診したのです。 思い切って心療内科を受診心療内科を受診したのは下の子が生後半年を過ぎたころでした。医師からの診断は「適応障害と産後うつ」そして「発達障害の疑いがある」という、私にとっては衝撃的な話でした。恥ずかしながら発達障害というワードだけは聞いたことがありましたが、詳しくは知りませんでした。早速家に帰って発達障害について調べてみたり、セルフチェックテストなどをおこなったりしました。たしかに今までの人生を振り返ってみて対人関係においてのつまずきや、職場でのトラブルなどはあったのも事実ですし、いわゆるADDやADHDの症状である「忘れっぽさ」や「衝動性の強さ」「こだわりの強さ」があったように感じました。 愛着障害と診断を受けて後日、2日ほどに渡って精密な発達障害の心理テストを受けたのですが、結果は「発達障害の所見はなし」でした。しかし、私が過去に実親から暴力などの虐待を受けたことがあるということから、「愛着障害の可能性がある」と医師から聞かされました。愛着障害とは、乳幼児期において暴力やネグレクトなどで傷を負い、適切な愛情を持って育てられなかった子どもが、社会人になったときに対人関係や仕事、そして育児などに支障が出る障害のことだそうです。医師からその診断を受けたときは、正直言って「やっぱりな」と思う自分がいました。 まさか自分が発達障害の疑いを持たれるとは思いもよらず、心理テストの結果が出るまではモヤモヤでいっぱいでしたが、発達障害やそのほかの精神疾患などについての勉強にもなりました。客観的に自分が親にされてきたことは虐待だったのだと受け止め、過去の自分と向き合うことで本当の私になれる気がしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月20日息子も1歳になり、ひとり歩きも少し安定してきたころ、家の前で息子を遊ばせていたときに起こった事故でした。ほんの少し目を離した瞬間に息子が側溝に落ちてケガをしてしまい、私は息子の手当てをしながら自分の対応に後悔したのを思い出します。それ以来、たぶん大丈夫!と思わず、よりいっそう注意するようになりました。ほんの一瞬のことで思わぬケガにつながってしまうんだと実感した、私の体験談をお伝えしたいと思います。 きっと大丈夫だろうという気持ちよちよち歩きの息子と一緒に、家の前のお花にお水をあげていました。私の家の周りには25cmくらいの深さがある側溝があり、カバーされていません。息子は側溝から離れた場所で、しゃがんで石を拾って遊んでいました。集中して遊んでいるように見えたので、ホースを片付けるために壁で遮られた庭へ一瞬だけ入りました。 ほんの5秒くらい目を離しただけでしたが、急いで出てきて息子に目をやるとまさに側溝へ向かって歩き、落ちる瞬間でした。「危ない!」と叫び駆け寄りましたが届かず、息子は側溝に転落してしまったのです。 側溝に落ちてしまった息子側溝にうつぶせになる形で倒れ、息子は大泣き。慌てて抱き上げると、息子の口元が血で真っ赤になっていました。出血が多く、ぱっと見てどこをケガしているのかわからない程でした。 急いで家の中に入り流水で洗って改めて見てみると、上唇が5mmほど切れて、上唇の裏の筋が切れて出血している状態でした。タオルを押し当てて止血しながら、泣き叫ぶ息子を抱きしめて「手当してるから大丈夫だよ」と言うしかなく、ごめんねという気持ちでいっぱいになりました。 ほんのちょっと目を離しただけなのに傷が小さく、出血もすぐに止まったため、家で様子を見ることにしました。唇のケガ以外には打撲などはなく、少しほっとしました。ただ唇の腫れが引いて傷がふさがるまでの4~5日くらいの間、いつもはしっかり食べる大好きなごはんもひと口ずつ食べては痛そうに顔をしかめて少ししか食べられず、見ているのがつらかったです。 ケガから半年以上経ち、話せるようになった息子は、その溝を見て「ここドーンって落ちた、痛い痛いよ」と言います。小さかったのに鮮明に記憶に残っているようで、本当に怖い思いをさせてしまったんだと胸が痛いです。ほんのちょっとだからと自分の用事を優先せずに、どうしたら息子にとって安全でベストかを考えて行動すべきでした。 ちょっとだからと済ませてしまいたい用事があったとき、私はそれを優先させてしまったために息子にケガをさせてしまいました。大事には至らなかったけれど、息子は怖い経験としていまだにしっかりと覚えています。1歳という活動範囲が増えていくけれどまだまだ理解が不十分な時期。自分で思っている以上に注意して見守らないといけないんだなと実感した私の体験談でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 原案/山下 ひいこ作画/やましたともこ監修/助産師REIKO
2022年11月20日1歳差の年子で1歳・2歳・3歳の子どもたちを育てる日々。夫は仕事がとても忙しく、ほぼワンオペ育児状態でしたが、追い打ちをかけるように夫の単身赴任が決まり……。それでも子どもたちに向き合うために私が心がけたことをご紹介します。元々ほぼワンオペ育児状態のわが家わが家は元々ほぼワンオペ状態でしたが、子どもたちがパパを好きでいてくれるように毎日写真や動画を見せて、とにかくパパを褒めていました。おかげで子どもたちはなかなか会えなくてもパパ大好き! 特に末っ子の1歳の娘はパパがいるとニコニコ笑顔でした。ほぼワンオペ状態とはいえ、そんなパパ大好きな子どもたちのため、毎日の育児に奮闘していました。 パパ大好きな子どもたちのケアパパが単身赴任になったことを、2歳と3歳の上2人は何となく理解している様子でした。しかし問題はパパ大好きな1歳の末っ子。パパが使っていたコップなどを見ては泣いたりしていました。それと同時に以前は朝までぐっすり眠っていたのに夜泣きが始まったり、体調を崩したり……。心身ともに不安定な状態でした。 週末にパパが帰宅し、また出発した日は抱っこしていないとずっと泣き通すほど寂しい様子。私自身も社会復帰後に完全ワンオペ育児でてんてこ舞いだったこともあり、どのように接していいのかわからなくなってしまいました。 完全ワンオペ育児だから「1日1ハグ」育児・家事・仕事と心身ともにヘトヘトでした。気がつけば余裕がなく怒ってばかりの日々。触れ合う時間さえ忘れていました。これではダメだと考えて、思いついたことが「1日1ハグ」。どんなに忙しくても1日1回以上は3人それぞれを抱きしめることにしました。それまで離れると泣いていた1歳の末っ子もひとり遊びを再開してくれ、2歳と3歳も笑顔で過ごせる時間が少しずつ増えていったように思います。 今でも完全ワンオペ育児は続いていますが、3人でお手伝いをしたがるようになってくれたり、「ママ大丈夫? 」と聞いてくれたりするように。どんなに忙しくても触れ合うことって大切なことなんだなと感じられ、子どもたちと過ごす時間を今まで以上に大切にできるようになりました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:三上美咲3人の未就学児年子の母。営業職でほぼ不在の夫と5人暮らし。育児をはじめとするさまざまなジャンルについてライターとして活動中。育児については主に自身の体験談を元に執筆している。
2022年11月19日仕事の始まりと同時に保育所生活も始まったママ。朝はせわしなく心の余裕をなくし、お子さんにキツくあたってしまうことも……。そこで、お子さんの睡眠を見直したところ、いろいろなことがスムーズに進むようになったそうです。子どもが1歳4カ月のとき、私が仕事を始めるのと同時に子どもは保育所へ通い始めました。制限時間とタスクができたことでわが家の朝の様子は一変。ただでさえせわしない朝に、子どもの機嫌が悪いと何ごとも進みません。時間に追われ私の気持ちに余裕がなくなり、子どもにキツく当たることも……。これでは子どもにとっても私にとっても、周りの家族にとってもよくないと考え、子どもの睡眠や朝の作業を見直してみました。 たった10分の差で大違い! 大人に合わせた時間で起こしていました朝食や片づけ、着替え、自分と子どもの分の荷物の準備をするためには、家を出る1時間半前には子どもを起こさなければならないと考えていました。しかし子どもを起こすとたいがい機嫌が悪く、なかなか食卓につきません。やっと食卓についたと思っても、今度は食事を食べません。 朝食を食べさせずに保育所に行くという選択肢は私にはなく、けれどうまく食べさせることもできず……。食事も支度も進まないのに時間ばかりが過ぎてゆき、私のイライラと子どもの不機嫌が重なりひどい雰囲気の食卓でした。 子どもが自分で起きるまで待つことに子どもには気持ちよく食卓についてもらいたい。そのために私がしたのは、朝の作業の見直しや入れ替えです。具体的には、子どもが自分で起きてくるまで待つことと、子どもが起きるまでに自分の身支度や出かける準備を先に済ませるようにしました。 いざやってみると、意外なことに子どもはそれまでよりも10〜15分長く寝ていると自分で起きてくるのです。スッキリと目覚めるので、寝起きから元気いっぱい。その姿を見るだけでも私の心は穏やかになりました。 ご機嫌でごはんを食べて準備もスムーズ子どもが気分よく朝を迎えられたおかげで、食卓につくまでもスムーズ。子どもも食べさせてもらうのを待つのではなく、自ら進んで食べようと意欲的な姿勢を見せます。ダラダラすることなく食事を食べ終えると、空腹が満たされてさらに元気に。 私はその様子を見て安心し、気持ちに余裕をもつことができたのです。時間も気持ちも余裕ができると使う言葉も丁寧になり、子どもにも家族にもやさしく接することができるようになりました。 子どもが時間ギリギリになっても寝ていて、私が起こすこともあります。それでも以前に比べるとずっと機嫌がよいのでスムーズにことが進み、私もイラつかずに済んでいます。十分に睡眠をとることの大切さを改めて感じました。 作画/はたこ監修/助産師 松田玲子著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2022年11月19日1歳を過ぎても、なかなかひとりで歩き始めない息子。別にそんなに早く子どもが歩き始める必要はないとのんびり構えていた私は、義母に会うたびに息子が歩き出さないことを指摘され、悩み始めました。「歩き出さないのは私のせい?」と心配した私の体験をご紹介します。※外反足や外反扁平足のお子さんは、歩行が遅いという特徴があります。その原因として、低緊張が挙げられます。低緊張は、いざというときには力が出せるのに、持続する力がないことが特徴です。低緊張になる原因の1つに知的な面が関与していることもあります。 歩けないのは選ぶ靴のせい?息子が1歳を過ぎるころ、義母からよく「○○はまだ歩いてないの?」と会うたび聞かれるようになりました。歩き始める子が増える中、私自身も外反扁平足(土踏まずがなくべた足)気味で、1歳4カ月になってもひとりで歩けない息子を心配するように。 義母は「あら、足の形が変ね。こんな靴じゃダメじゃない! 歩けないのは靴のせいよ」と言われ、言われるがまま足首までサポートがあるハイカットの良品な靴を購入し、息子によく履かせたりしました。 息子はそんなに歩き出すのが遅い?甥や姪を見ていた私は、「子どもって歩き始めは外反足気味の子が多いのにな……。たしかに靴選びは大切だけど、歩けないのは足首や靴の問題なの?」と思っていたのですが、義母から何度も息子の足や歩かないことについて言われることにストレスを感じ、悩み始めました。 「歩けないのは私のせい? 病気なの?」と不安になり、定期健診のときに医師に相談したところ、「子どもが歩き出す時期はそれぞれ。外反足は成長過程で治る子がほとんどなので様子を見ましょう」との診断。私は医師からの診断を聞いてすごく安心しました。 はっきり伝えることも大切!定期健診後、義母に会った際に直接医師から言われたことをそのまま伝えました。すると、義母は「そうなの? 今は昔と違うのね。昔は子どもが歩けないのは靴のせいだってよく言っていたのに」と。今まで、育児のことについて自信満々に私に指摘していた義母が「医師の診断ではそうだった」と伝えるとあっけなく引き下がったのです。 息子の成長過程や育児の仕方でいろいろ悩んだら、直接専門家に聞いて私自身が学ぶことも必要だと思いました。また、義母に言われるままではなく、はっきり正確な情報を伝えることでお互いスッキリすることもわかりました。 1歳4カ月になっても片手サポートがないと歩けませんが、外反足は徐々に治ってきています。義母も孫を心配するあまり助言をしてくれていると思うので、意見を尊重しながら良い情報は受け入れて試し、必要時は専門家に相談しながら一緒に子育てしていけたらと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター しおみ なおこ
2022年11月19日現在2歳の娘を育てています。住んでいるのは関東の田舎のほうで、近所には子どもよりおじいちゃん・おばあちゃんが多い地域です。それはそれでかわいがってもらえるので良いのですが、人によってはちょっとしつこい育児の先輩になったりもします。そんなしつこい子育てアドバイスを、波風立たせずに乗り切った体験談をお伝えします。 お隣は近所でも有名なおしゃべりおばさんわが家の隣に住んでいるのは、世話好きでおしゃべり好きなおばさんです。娘が生まれる前まではあいさつをして、ごくたまに少しだけお話しする程度の距離感でした。 娘が生まれてもしばらくは同じような距離感だったのですが、娘が1歳4カ月で外を歩き回るようになってから、その距離感が激変しました。 毎回育児アドバイスを延々と……ある日、歩けるようになった1歳4カ月の娘と家の前で遊んでいると、お隣のおばさんが家から出てきて話を始めました。ここから1時間、怒涛の育児アドバイスが始まりました。「布おむつのほうがいい」「私は孫も育てた」「歩き方が少し変だよ」などなど……。 しかもこれが1回きりではありませんでした。会うたび、しかもほとんど同じ話を毎回聞かされるようになったのです。偶然会うならまだいいですが、玄関を開ける音や車が帰ってきた音を聞いて急いで出てきているようで、週の半分以上は延々とアドバイスを聞いている時間がありました。 思い切って避けてみたさすがに週の半分以上、毎回30分~1時間の一方的なアドバイスを聞いていては、たまったものではありません。そんな状態で2週間も経つと我慢の限界がきました。そこで「もう我慢できない!」と思い、積極的に避けるようにしたのです。 まずは車をとめる場所を、お隣さんから見えない駐車場に変えました。また、2回に1回は「すみません、病院の予約しているので」「これからお昼寝なので」など言いながら避けるようにしました。 会ったときはきちんとあいさつで乗り切った!これを数回繰り返すとさすがにお隣さんも察してくれたようで、車をとめたり玄関を開けただけで飛び出してくることはなくなりました。 けれどもこれで終わりではありません。ゴミ出しなどではときどき会うので、そのときはとびきり元気に「おはようございます!」と言うようにしています。それを受けてなのか、お隣さんは娘に会ったときも今まで通りやさしく接してくれます。 育児中に無駄なイライラは溜めたくない一方で、娘をかわいがってくれるお隣さんを切り捨てることもしたくありませんでした。もしかしたら関係が悪くなることもあったかもしれませんが、結果としてお隣さんとはほどよい距離感に戻りました。思い切って嫌なところだけ避けてよかったと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2022年11月19日原黒ゆうこさんの幼稚園のママ友トラブル体験談をマンガ化!幼稚園のママ友、マサエさんに「今度の土曜日、子どもを預かれないか」と頼まれたユウコさん。しかし、平日にできなかった家のことをする時間や、家族との時間を優先し、お断りすることに。翌日、保育園では同じくお願いを断った、ミカさんとユリさんが、マサエさんを必死にフォローしている姿が……。ユウコさんは前日にメッセージでマサエさんからのお願いを断っていたのですが、ミカさんに「ユウコさんはマサエさんの子どもを預かれないの?」と聞かれてしまいました。ユウコさんがどうにかマサエさんのお願いを叶えられないか、という嫌な流れに。「でも、ここで折れたら……」。ユウコさんは思い切って断ろうとしますが……!? 「私、衣替えなんて言っていない!」話し合いは嫌な方向に… ミカさんやユリさんと同様に、前日にマサエさんからのお願いを断っていたユウコさん。 「心配だけど、子どもたちだけでお留守番させるしかないかな」と、マサエさんの表情が暗くなると…… 「衣替えなんて平日にやればよくない?」「なんならお手伝いするよ!」「すぐ終わるよ!」 衣替えをするなんて言っていないユウコさんですが、なぜか周りにフォローされる形で、どうにかユウコさんが預かれないか、という流れに……!? 「でも、ここで折れたらこの先もずっとこんな感じになるんだろうな……」そう考えたユウコさんは、 「ごめんなさい!久しぶりに家族でゆっくりしたいんだ!」思い切って、はっきりと断りました。すると……。 「わかりました、無理を言ってすみません」 なぜか敬語のマサエさん。ユウコさんは逃げるようにその場を後にしました。 無理をして相手からのお願いを承諾してしまうと、後々、自分が苦しくなる……。よくあることかもしれませんね。ユウコさんのように、きっぱり断れる人は、実は少ないのかも? もし、そんな場面に遭遇したら、ミカさんやユリさんのような無理な後押しではなく、中立の立場でフォローできると良いですね。作画:松本うち 著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ2人の子持ち主婦。実話を基にしたマンガをInstagramに投稿中。出産してから毒親育ちだと気づく。
2022年11月19日第2子の育休後、在宅勤務をしていたサル山さん。今の仕事を続けながら育児をすることに「社畜の時ですらうつにならなかったのに、今のほうがしんどいわ」と限界を感じます。ある朝、保育園の連絡帳に何も書くことが思いつかないことに呆然としたサル山さん。夫に相談すると「今の会社、辞めてもいいんじゃない?」と言ってくれます。サル山さんはとりあえず、今の会社でサル山さんが望む働き方が実現可能か聞いてみることにしたのですが……。 上司に相談するとまさかの笑顔で… 「パートタイムってのは、前例がないから無理だなぁ」「チームリーダーも今持ってる仕事も、春になったら下に新人つけるから、育つまで頑張って〜」 笑いながら軽く上司にそう言われ、「今しんどいって訴えているのに、仕事の軽量化もしてもらえない」と感じます。 そして何よりも、自分が雑に扱われているように感じたのが耐えれらず……。 「……わかりました。それじゃあ退職します」 サル山さんが意を決してそう伝えると、上司は耳を疑ったのか、「……えっ?」「……えっ?」と、何度も聞いてきたのです。 一緒に働いていた人にしんどさが伝わらないと、無力感でいっぱいになりますよね。皆さんも、同じような経験をしたことはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター サル山ハハヲ
2022年11月19日妻・てんさんが妊娠中から不倫を続け、発覚し一度は謝って断ち切ったと思われた夫。しかしその後もまだ不倫相手と繋がっているという、信じがたい事実を知ったてんさん。このまま許すわけにはいかないと決断し、兄の友人であり弁護士でもある真也くんの元へ相談に訪れます。今まで静かに状況を見据えていたてんさんでしたが、ついに行動に出ることに…!夫と不倫相手がまだ繋がっていることを知ったてんさんは、兄の友人で弁護士でもある真也くんの元へ相談に訪れます。離婚も考えたいけど、子どものことを考えると悩んでしまうてんさんに真也くんの提案は…。弁護士の真也くんの元へ。てんさんの決断とは… 弁護士の真也くんに相談して、自分を裏切り続けていた夫と不倫相手に制裁を下したいと決意したてんさん。「見たくないものを見てしまうかもしれない」と真也くんに忠告を受けますが、夫の尾行調査することをお願いするのでした。 後日、真也くんの知り合いで探偵の小南さんからGPSを受け取り、使用方法の説明を受けます。狙うのは夫が出張に行く日の早朝。てんさんはついに動き出します…! てんさんの中で渦巻いていた「子どものことを考えると離婚は…」「でも制裁したい」という悩みを、優しい言葉で導いてくれた真也くん。弁護士である彼の助言もあり、てんさんは決断することができました。必死の想いで決断したてんさんですが、夫や不倫相手に一矢報いることができるのでしょうか⋯。 作画:松本うち 著者:マンガ家・イラストレーター てんInstagramで、夫が不倫した自身の壮絶体験記を書き綴り反響を呼んだ。その投稿をきっかけに「任意同行願えますか?シーズン2」(読売テレビ)にも出演。
2022年11月19日育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん
うちの家族、個性の塊です