2021年3月25日 22:20
両親が相次いでガンに…。父の亡き後すぐに妊娠した息子は存在自体が希望の光
ベビーカレンダーでは、「子どもがいるっていいな」と思えた瞬間について、実際のママへのインタビューをスタート。今回は、専門家ライターやライブ配信で活躍している助産師の高杉さんにお話を聞きました。
高杉絵理さん
看護師、助産師、保健師の資格を取得。国際ラクテーションコンサルタント。総合周産期母子医療センターの産科やNICU、産科クリニックで経験を積む。現在は世田谷区の保健センターで妊婦さんやママたちの相談業務に携わる。助産師にオンラインで相談できる「助産師サロン」も運営。自身も1児の母として育児に奮闘中。
コロナ前はワンオペ育児。今では「家族」を実感できるように
ーちょうど2才になるお子さんがいるそうですが、コロナ禍での育児は大変でしたか?
【高杉さん】
もちろん大変なこともあったんですが、コロナがきっかけでうちは家族の時間が増えました。私は昨年春に仕事復帰する予定だったんですが、緊急事態宣言で延長になり、夫もリモートワークになり、1LDKに家族3人。最初はどうなるんだろうと思っていたんですけど。
それまでは夫は仕事が忙しく、家族と関わるのは土日だけ。平日はお風呂に入れるどころか、私と息子が寝てから帰ってくるような毎日だったんです。それが、夫がリモートワークになったら、通勤時間もなくなって、ごはんも一緒に食べられるようになって、お風呂も子どもと一緒に入れるようになりました。私も子どもが小さいうちはどこか諦めていたところもあったんですが、「パパがすごく関わってくれる家庭ってこんな感じなのか。
ちょっといいな〜」なんて(笑)。
子どももパパと一緒にいる時間が増えると慣れきたのか、今では「公園に遊びに行くのはパパ!」になっています。リモート会議の間に「1時間だけ公園行くか」と言って、子どもを遊びに連れて行ってくれたりと格段にパパ力がアップ! コロナがきっかけで、基本ワンオペ育児だった我が家もだいぶ変わりました。
息子は父の代わりに私たちの元にきてくれた天使
ー自分の子どもが欲しいと思ったきっかけは何かあったんですか?
夫は中学生ときの同級生。ずっと友だちのまま34才のときに、交際0日で結婚することになったんです(笑)。当時私は大分で仕事をしていたので、結婚後に仕事を辞めて夫の住む東京に行く予定でいました。