急には休めない!働くママ必見!クイズで学ぶ冬の健康管理
鼻水や咳は、様子を見ながら登園しましょう。微熱のときはどうしようかと迷う人もいるかもしれませんが、一日ゆっくり体を休ませた方が、長引く可能性を減らせることも。「病院に行って、薬を飲ませた方が早く治る」というイメージがあるかもしれませんが、医師の診断が風邪ならば、処方されるのは「早く治す薬」ではなく、「症状を緩和する薬」です。ただし、本人が苦しそうだったり、咳で眠れないなど、強いストレスになる症状があれば、緩和が必要ですから早めに受診するようにしましょう。
普通の風邪なら、熱は2〜4日、鼻水や咳は7〜10日くらいでピークを越えるもの。それ以上長引く場合は、他の病気の可能性もあるので受診してください。
Q3.冬に微熱が出たら、インフルエンザを疑ってすぐに病院に行く
×発症してから12時間以内では正しい診断ができない可能性も
インフルエンザは風邪と異なり、急激に熱が上がります。また、多くの場合、高熱以外に頭痛や悪寒なども伴います。
微熱でぐったりした様子もなければ、インフルエンザの可能性は非常に低いので慌てないでください。
インフルエンザを疑う症状であっても、発熱から12時間以内では診断の正確性が下がります。これは、多くの病院で使われているインフルエンザの迅速診断キットが体内に増殖したウイルス量で判定するものなので、ウイルスが少ないうちは陰性と出てしまうためです。
しかし、タミフルなどの抗インフルエンザ薬は、発熱から48時間以内に服用を始めることが推奨されているので、遅すぎるのもよくありません。「インフルエンザを疑うときは、発熱してから12時間以上48時間以内に病院へ」と覚えておきましょう。
Q4.熱を早く下げるには、厚着させてたくさん汗をかかせる
×薄着+掛けもので体温調節を
発熱時は普段よりも発汗が増え、失われる水分が多くなります。そこに厚着するとさらに汗をかき、脱水症状を起こすリスクも。早期回復には快適な温度を保つことが必要なので、薄着+掛けもので調節をしましょう。
ちなみに、冷却シートをおでこに貼ると気持ち良いですが、熱は下がりません。太い血管が通っている部位(脇の下・脚の付け根など)を冷やすとよいでしょう。
Q5.熱が37.5℃でも、元気ならばお風呂に入れてもよい
○ぐったりしていなければ大丈夫
多少の熱があっても、元気であればお風呂に入っても構いません。長風呂だと体力が奪われるので短めに切り上げ、湯冷めに注意してください。