それ以来、煮野菜は何でも竹串に刺して出しています(笑)。[福岡県・年中ママ]
見た目を変えることも、食事に興味を持たせるための刺激の一つ。いろいろなものを見ることで「食べてみようかな」という意欲が育っていきます。(太田先生)
味
ごま油と鶏ガラ味でナムル風ホウレン草
おひたしにしたホウレン草はダメだけど、ごま油と鶏ガラスープの素を加えてナムル風にしたものだけは食べます。[大阪府・年中ママ]
食感
冷凍ペーストでカボチャのアイス
カボチャやサツマイモが嫌いでしたが、下の子の離乳食としてペーストにして冷凍したものを、夏にアイスとして出したら大好きになりました。[神奈川県・年少ママ]
食感
トースターでかりかりナスチップス
柔らかいナスがどうしても苦手。スライスしてトースターでチンし、チップスのようにして食べています。[東京都・年長ママ]
太田先生が答えます! 野菜嫌いQ&A
Q.嫌いな野菜の食べさせ方これってOK?
【OK】細かくみじん切りにする
「食べられた」という達成感は大事なので、嫌いな野菜が入っていることは伝えてください。
調理前に「刻んで入れるよ。どうかな?」と聞き、食べられたらいっぱい褒めてくださいね。
【NG】「入ってないよ」と嘘をつく
ママのことを信頼できなくなるし、いつも「何か入っていないかな?」と疑うようになるので、食事が楽しくなくなってしまいます。
【OK】濃い味付けにする
「料理は薄い味付けがいい」といわれる傾向にありますが、野菜に限っては濃い味付けの方が食べやすいもの。マヨネーズやケチャップなど、子どもが好きな調味料も活用してください。
Q.幼稚園のお弁当や給食で野菜をどう食べさせる?
■お弁当の場合
お弁当箱に「肉・魚…1、野菜…2、炭水化物…3」の割合で食材が入っているのが理想的なバランスといわれています。徐々に野菜を増やすときは、卵とじにする、味付けを濃くするなど、食べやすい工夫をして。
■給食の場合
お友達から刺激を受けて食べられることが多いですが、先生たちは決して無理強いしません。
「今日はピーマンを食べられました」と先生が教えてくれたときは、家でもマネできるよう調理法を聞くのもいいですね。
巻頭特集監修/西東桂子さん(あんふぁんサポーター)illustrationYAMAMOTO Mamoru