低出生体重児だった娘を育てて感じること、私を支えてくれた言葉
「保育園の給食は栄養士が考えた献立。1日に1回、保育園のお昼だけでもちゃんと食べていれば、栄養的にはそんなに問題はないですよ。お昼をきちんと食べさせることは保育士が責任を持ってやりますので、家で食べなくてもあまり悩まないでください」と言ってくれたのです。この言葉でとても気持ちがラクになりました。
「好きな物だけでもOK!食べる楽しさを感じさせて」
また「食に興味がない子はまず食べることに慣れること、そして食べる楽しさを感じることが大切。好きなものばかり食べて…と思わず、これだけは食べる!というものがあれば、気にせずとことんあげてもいいんですよ。まずは食べることに慣れさせましょう!」とアドバイスをいただきました。
そこから長女にも協力してもらい、少し大げさなくらいごはんをみんなでおいしそうに、楽しく食べることを心がけました。
次女は何も食べなくても、とにかくその場に一緒にいてもらうように。そんなことを地道に続けていると少しずつ変化が表れてきました。ごはんの時間に興味をもち、少しずつ食べ物に手を伸ばすようになってきたのです。
そして少しずつ食べるようになってきた頃、事情により断乳を決行。よく聞く「断乳したら食欲が増す」はまったく食べなかった次女にも当てはまりました。今では長女より食べる時があるほど、よく食べる子に成長したので私も先生もびっくりしています。
わが家はみんなでゆっくり成長しています
「おおらかに見守ってあげて大丈夫ですよ」
長女の時の成長と比べたり、一般的な成長と比べたりして一喜一憂していた2年間でしたが、大切なのは少しずつでも大きくなること。
「お腹の中にいた時と同じで、成長が止まったり減ってしまったら問題だけど、そうでなければおおらかに見守ってあげて大丈夫ですよ」と出産をした病院の先生もいつも励ましてくれました。
一般的には2歳くらいでまわりの子に追いつくことが多いと言われていたので、それが私の中でひとつの目安になっていました。
気にしていた体重はいまだに成長曲線の底辺にいますが、今では体重を家で測ることすらほぼありません(笑)。歩き出すのもおしゃべりも、なんでもゆっくりでしたが、できるようになるとそこからの追い上げはすごい次女!次女と向き合っていくうちに「毎日楽しく、元気に育ってくれればそれでいい」と心の底から思えるようになりました。
「よく育つものはゆっくり育つ」