子育て情報『知的障害の子どもの接し方は?子育ての困難と対処法まとめ』

2017年1月30日 17:07

知的障害の子どもの接し方は?子育ての困難と対処法まとめ

と伝えても話し続けてしまう子が多くいます。静かに、という抽象的な注意では「何をしたらいいのか」が分かりにくく、結果的に手持ち無沙汰でまた歌い始めたり話し始めてしまう場合が多いです。

言葉という概念が理解することがなかなか難しく、言葉がスムーズに覚えられない場合があります。知的障害のある子どもの中には、言葉の遅れが目立ったり、自分の気持ちを上手く言えずに手を出してしまう子もいます。


知的障害の子どもへの接し方は?子育てのコツ7選

知的障害の子どもの接し方は?子育ての困難と対処法まとめの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28208000007

知的障害のある子どもへの接し方で基本となるのは、以下の3つのステップです。

1.成功しやすい指示を出す
子どもにとってわかりやすく、具体的な指示を出します。課題はスモールステップで難しくない、興味があるものだと取り組みやすく、成功を実感しやすくなります。

2.行動
子どもがやってみて、できない場合は少し待ってから成功に導くための適度なサポートをします。
失敗体験をさせないこともポイントです。

3.ほめる
「できた」ときにほめることで、子どもは「いいことをした」「うまくできた」と感じます。この成功体験を繰り返すことで、習慣化し、さまざまなことが身につきます。

さらに具体的なコツを以下にご紹介します。

知的障害のある子どもは、目に見えないことや抽象的なことを理解するのが苦手な場合もあります。そんな時は、絵や写真などの視覚的情報を用いて伝えると理解しやすくなるかもしれません。

例えば、物のしまってある場所を覚えられないとき、引き出しにアイテムの写真を貼ってあげるのも一つの工夫になります。また、手順が覚えられないときには絵カードを使うのもおすすめです。


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知的障害の子どもの中には、曖昧な表現が苦手な子もいます。できるだけ抽象的な表現や曖昧な表現は避けて具体的な手順や方法を伝えることも大切です。記憶しておくことが苦手な場合は紙に書いて壁に貼っておくなどの方法もよいでしょう。

その場合、絵や写真で理解できる、文字が読める、簡単な文章が読めるなど、本人の発達に合わせて伝える工夫をしましょう。

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