子育て情報『発達障害の診断・検査方法は?診断・検査は受けるべき?発症年齢や検査・診断の方法を詳しく紹介します』

2017年2月28日 15:00

発達障害の診断・検査方法は?診断・検査は受けるべき?発症年齢や検査・診断の方法を詳しく紹介します

また、うまくいかないことが続いたときに、叱咤・非難されるようなことが多ければ、自尊心を失ったり、やる気がなくなることで、本来できていたことも困難になってしまいます。これらを避けるためにもなるべく早めに対応法を考えたいものです。

適切な治療やサポートを受けられない場合、思春期以降、上で述べたように知的障害の主症状とは異なる症状や状態を引き起こしてしまうことがあります。このような症状や状態を、一般的に「二次障害」と言うことがあります。

二次障害が現れた場合には、それらに対する治療を行うことが必要となります。また、このような症状を引き起こさないためにも、発達障害の早期発見と、早期からの対処が理想です。

“障害の検査・診断”というと身構えてしまう保護者もいるでしょうが、子育てをしている中で、子どもの気になる行動や強い困り感があった時には、ぜひ身近な相談機関に相談してみましょう。相談機関では、その行動の理解や対処法を教えてもらったり、必要に応じて専門機関や医療機関を紹介してもらったりすることも可能です。


専門機関や医療機関では専門家の検査や診断を通じてお子さんの症状や特性、困りごとをより客観的に知ることができます。これらの情報をもとにお子さんに合った対応をすることで、お子さんの能力をより発揮させ、自信を高めることにもつながります。最初は不安もたくさんあると思いますが、一歩ずつ歩んでいきましょう。

https://www.med.or.jp/cme/jjma/newmag/14511/14511.html
参考:岡明/著『発達障害とは何か』(『日本医師会雑誌第145巻・第11号』)日本医師会・2017年/刊

http://amzn.asia/6meLsz9
参考:古荘純一/編『神経発達症(発達障害)と思春期・青年期』(明石書店・2014年/刊)

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