子育て情報『「書くのが苦手」はディスグラフィア(書字障害)かも?症状、原因、困りごと、対処法まとめ』

2016年9月4日 14:00

「書くのが苦手」はディスグラフィア(書字障害)かも?症状、原因、困りごと、対処法まとめ


ディスグラフィアとは?どんな障害?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230001033

ディスグラフィアは書字障害のことをさし、「読む」「書く」「聞く」「話す」「計算する」「推測する」のうち、文字を「書く」ことに困難がある学習障害(LD)です。

ディスグラフィアの定義には曖昧な部分がありますが、アメリカ精神医学会の『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)では限局性学習障害のうちの1つとし、以下のように定めています。

315.2(F81.81) 書字表出の障害を伴う:
綴字の困難さ
文法と句読点の正確さ
書字表出の明確さまたは構成力
(日本精神神経学会/監修『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』2014年 医学書院/刊p66より引用)

https://goo.gl/sO6asJ
ディスグラフィアは通称であり、書字障害や書字表出障害などといったようにさまざまな呼称がありますが、この記事ではディスグラフィアという名称を用いて説明していきます。

また、「書き」の困難は「読み」に困難のあるディスレクシア(読字障害・読み書き障害)に伴って生じている場合もあります。この記事ではその場合についても紹介します。

ディスグラフィアを含む、学習障害の特徴の一つに「知的発達には大きな遅れがない」ことが挙げられます。つまり、話したり行動することはでき、文字を読むこともできるのに、文字が書けなかったり、苦手だったりするのです。

その子の姿だけを見ると、しばしば「努力していないから書けない」「苦手なら人よりたくさん練習すればいい」と本人の努力不足を責められたり、親には「子どもに勉強をさせていない」などの偏見が生まれることがあります。


これはディスグラフィアや学習障害のある子、そしてその親にとってはとても辛いことです。なぜなら学習障害の場合、周囲の子と同じやり方では、どんなに本人が頑張って努力しても字を書くのが難しい状態だからです。


ディスグラフィアの症状

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ディスグラフィアの症状の現れ方や苦手なことは、一人ひとり違いますが、代表的な症状には以下のようなものがあります。

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