子育て情報『「書くのが苦手」はディスグラフィア(書字障害)かも?症状、原因、困りごと、対処法まとめ』

「書くのが苦手」はディスグラフィア(書字障害)かも?症状、原因、困りごと、対処法まとめ

・書き文字がマスや行から大きくはみ出してしまう
・文字を書くときに鏡文字を書く
※ただし、鏡文字は幼少期の発達段階で誰にでも起こりうるものなので、必ずしもディスグラフィアの症状とは言えません
・年相応の漢字を書くことができない
・文字を書く際に余分に線や点を書いてしまう
・間違った助詞を使ってしまう
・句読点などを忘れる
など

読字障害であるディスレクシアに伴ってディスグラフィアが生じることもあり、その場合は、字を読めないという症状もあります。

いずれにせよ、文字を書く際に何かしらの困難がある症状がみられる場合、ディスグラフィアの可能性があると言えます。


ディスグラフィアの原因

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132112851

ディスグラフィアの原因やメカニズムは、明確には明らかになっていませんが、現在、以下のような要素が「書き」の困難につながっていると考えられています。

ディスグラフィアの原因は一つではなく、人によっても原因が異なると考えられます。そのため、本人にとってなぜ書くことが難しいかの原因を考えることは、困りごとを解決する上でとても大切です。

視覚情報処理は、文字のパーツの位置関係や大きさを認識したり、パーツから形を構成したりする働きです。英語圏などで使用されるアルファベットは比較的、シンプルな文字の形をしています。

一方、日本語の場合などは漢字のように複雑な形の文字が多いため、小学校などで漢字に出会うことで困難が表れやすい傾向にあります。
「読み」には問題ないが、「書き」のみに困難が生じる場合、視覚情報処理に関連している可能性があると考えられています。

また、視覚過敏によって、紙と文字の色のコントラストを過敏に感じ取ってしまうことでノートに向き合えない場合もあります。
音韻処理とは、特定の文字がどのような音と対応しているかを理解する働きです。例えば「た」という文字が「ta」という音であると理解するものです。また同時に、「り」と「ん」と「ご」→「りんご」のように、文字を単語のまとまりとして捉えることも難しい場合があります。この「読み」の困難が「書き」の困難につながる場合があります。

ディスレクシアに伴うディスグラフィアの場合はこのことが原因として考えられます。

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