協調性が無いと指摘された息子。友達と遊ばない理由を聞いてみた
私「ハルが何かを心配していて、仲間に入りたくても入れないんじゃないかって心配だったみたい」
息子「あ、そうなんだ。でもね、別にハルがいなくてもみんな楽しそうだからね、ハルは別の遊びをしながら見ていたいんだ」
そのさっぱりした口調からは、「仲間に入りたいけれど入れない」と嘆いているようには感じませんでした。
翌日、先生への不信感は増すことに
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息子に本心を聞いた私は、翌日先生に大まかな会話の内容を伝え、私自身はこの現象を息子らしい「個性」と捉え、のんびり見守ることにしました。
しかし今度は、担任の先生より「協調性がない」という視点で問題視されました。
これまでも、息子の意志をできるだけ尊重してきた私は、「みんなと仲良く一緒に遊びなさい」などの無理強いをするつもりはありません。
この会話の後、先生との価値観の違いを感じた私は、ストレスから次第にノイローゼ気味になっていったのでした。
年長になり、担任の先生が変わったことで対応にも変化が
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新年度が始まってからしばらくは、保育園の先生方全員に対し、まだ不信感で一杯だった気がします。
そのため、新担任のY先生に「今日、みんなでごっこ遊びをするときに、ハル君を誘ったのですが…」と話しかけられたときは、思わず身構えてしまいました。
私「…何か問題でもありましたか?」
Y先生「いえ、そうではなくて、誘ったんですけど、ハル君は加わりたくないみたいで、ずっと数字を書いていたんです」
ああ、また「協調性がない」とのご注意を頂くのかな…とうつむきかけたところ、
Y先生「ハル君、すごい集中力ですね!」
まさかの褒め言葉が。
私「へ…?」
Y先生「一緒に遊べなかったのは残念なんですけど、周りが賑やかなのを気にせずに、一所懸命に数字を書いているハル君を見て、すごいなって思ったんです!好きなことにそうやって取り組めるハル君、素敵ですよね!」
邪気が一切ないY先生の笑顔に、毒を抜かれた私は、「あああありがとうございます。ここここれからもよろしくお願いいたします」