学習障害でADHDの息子が、小学5年生で「転学」を決意した理由
子どもは別室で1時間ほど、遊んだり簡単な学習をしたりし、その様子をモニタリングしてもらいます。
●発達検査・医師との相談など
長男は半年ほど前に、LDの検査を受けています。その資料を取り寄せて提出したので、医師との相談、検査は省略されました。
●学校での様子を観察
相談員の先生が、学校での長男の様子を見に行っていたようでした。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017007453
就学相談期間中に1度、希望する支援級での体験が受けられますが、相談を受ける前に、私たち夫婦で支援級の見学に行きました。
まずは親が見て「長男にとっていい環境かどうか」を判断する必要がある、と思ったからです。
これには、小学校の校長先生が快く動いてくださいました。相談すると、
校長先生「向こうの校長先生と知り合いだから、話を通しておくよ、電話してみて」
と言ってくれたのです。
見学の結果、ここなら長男が自分のペースで自信を持ち、学習するのを助けてくれるだろう、と確信できたので、見学先の先生方にその旨お伝えしたところ、
見学先の先生「1度本人も来てみた方がいいですよ、連れていらっしゃい!」
と提案してくれました。こうして長男は、1回の見学、1回の体験と、2回支援級に行くことができました。
慣れない環境だと、緊張が強く出てしまう長男にとっては、2回目の体験で「ここなら楽しく勉強できそうな気がするよ」と思えたのでした。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017013628
就学相談を始めたのが4月、必要書類も5月には提出し、後は会議を待つばかりとなっていました。
ですが、結局「転学支援部会」が開かれたのは7月の半ばのこと。そこで改めて保護者面談・子どもの行動観察が行われ、その結果をもとに「就学支援等検討委員会」が行われたのが、その1週間後でした。
「結果が出るのは、夏休みに入ってからですね」と言われたのには、驚きました。
つまり、1学期の終業式には転学するかどうかがわからないまま、2学期になったらいきなり、新しい学校に行くんだよ!と言わなくてはならないということ。
彼の心の区切りのためにも、ちゃんと先生や友達に「ありがとう、次の学校で頑張ります!」