子育て情報『ナルコレプシーとは?「制御できないほど激しく眠い」症状や原因、治療法、ADHDとの関連まとめ』

2017年8月28日 20:50

ナルコレプシーとは?「制御できないほど激しく眠い」症状や原因、治療法、ADHDとの関連まとめ


ナルコレプシーとは

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=29921000240

ナルコレプシーとは、日中、場所や状況にかかわらず強い眠気が発生する睡眠障害です。別名「居眠り病」といわれています。

学業や職業にも影響がありますが、日常生活での転倒や交通事故などの危険性もあるため、早期の治療が望まれます。

ナルコレプシーはそれほど珍しい病気ではありません。欧米では2000人に1人、日本では600人に1人程度がナルコレプシーと診断されており、男女間での差はあまり見られません。

15歳前後に発症することが多く、40歳代以降での発症率は低いとされています。

ナルコレプシーは思春期のころに発症した場合、重症化しやすく、肥満や性的早熟につながることも少なくありません。症状自体は年齢を重ねるにつれて明らかに軽くなるとされています。


単なる眠気と区別しにくいことから、ナルコレプシーの発症時から診断されるまでには、平均的に15年と長期にわたる可能性があります。

また、ナルコレプシーは精神障害を伴うこともあり、双極性障害、抑うつ障害、不安症や統合失調症などが認められる場合もあります。

https://www.amazon.co.jp/dp/4772611487
大川 匡子/著『睡眠障害の子どもたち』2015年,合同出版/刊

http://www2s.biglobe.ne.jp/~narukohp/
日本ナルコレプシー協会


ナルコレプシーの症状

ナルコレプシーには、4つの代表的な症状があります。

ナルコレプシーの人であれば誰にでも見られるのが、日中の強い眠気です。

ナルコレプシーであるかどうかに関わらず、急に眠気に襲われるような経験をしたことがある人は多いと思います。しかし、ナルコレプシーの場合、前日に十分な睡眠をとっていたとしても眠気に襲われてしまう点で多くの人とは異なります。

また、ナルコレプシーの人は、眠ることが許されない場面であっても、突然の眠気に逆らうことができません。人によっては、学校のテストや大事な会議で眠ってしまったり、車の運転中に眠気に襲われて事故を引き起こしてしまったりすることがあります。
ただし、過去3ヶ月間にわたり少なくとも週に3日、この症状が起こっている場合のみナルコレプシーの可能性が疑われます。

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