2016年10月14日 11:00
「小学生をやりきってない」と言う不登校の娘。卒業を迎え、親としてできること
まず私は、娘にどうしたいか聞きました。「卒業式には出たくない。学校に取りに行けるかはわからない。」という答え。
そこで、先生には「式には出席しません。卒業証書を取りに行くかどうかは、当日の本人の意思と体調に任せます。」とはっきり伝えておきました。
卒業アルバムの撮影で気づいた、娘なりの卒業との向き合い方
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10568003560
また、卒業アルバムに載るかどうかも一緒に確認し、決めることに。娘は「載りたい。
私もあの学校の生徒なんだから」というので、学校の配慮で誰にも会わない時間に行って撮影し、あとで合成することにしました。
でもその日の朝、一生懸命支度をしていたのですが吐き気がひどく、座ってもいられない状態に。
「今日はやめておこう」と言う私に、「でも、写真屋さん来てくれるし、教室押さえてくれてるし…。迷惑かけたくない。」とぐずる娘に「気にしなくて大丈夫だから」と説得して休ませました。
その日の夜、娘は悔しそうに話してくれました。
「嫌やったわけじゃない。将来色々なことがあるから、こんな経験もしとかなと思ってん。それに、写真に残りたかったし。
だけど、身体があんなになって悔しい。」
そして後日、担任の先生とカメラマンが自宅に来てくれて、撮影をすることにしました。
感覚過敏のある娘は着られる服が限られていて、自宅ではいつも同じ服ばかり着ています。このため、娘のお気に入りはいつもボロボロ。さすがにそれでアルバムの撮影は難しいので、着用できる服の中から1番きれいなものを選びました。
一張羅のTシャツに半ズボンという、いつも通りだけどおめかしした娘。打ち合わせのときに「娘はこの服装しか受け付けないのです」と説明すると、「何とかします」と言ってもらえました。カメラマンもこういうケースに慣れているらしく、自然体で撮影に臨んでくれたおかげで、娘の飛び切りの笑顔を引き出すことができました。写真を撮ったあと、先生にアルバムに載せる一言メッセージを書いてと言われて書いたものがこれです。
Upload By ヨーコ
どんな気持ちでこの言葉を書いたのかと思うと、涙が出そうになりました。
体裁を保つことを優先する先生に娘は…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186008180
2月になり、担任が原稿用紙を持って自宅を訪れました。