子育て情報『知能指数(IQ)とは?知能指数の定義や知能検査の種類、知能指数の値と疾患・障害の関係は?』

知能指数(IQ)とは?知能指数の定義や知能検査の種類、知能指数の値と疾患・障害の関係は?

は、知能を計るものさしの一つとして広く使用され、一般的な言葉としても受け入れられています。

一方で、一口に「知能指数」と言っても、その数値に対する評価基準はさまざまです。ここでは『発達障害事典』が定める知能指数の分類、WHOが定める知的障害の基準、厚生労働省が定める障害の程度・判定基準をご紹介します。

『発達障害事典』(2011年・明石書店刊)によると、IQの値による知能評価の分類は以下のような基準になっています。

・130以上きわめて優秀
・120~129優秀
・110~119平均の上
・90~109平均
・80~89平均の下
・70~79境界線級/ ボーダーライン
・70未満知的障害

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世界保健機関(WHO)の『ICD-10』(『国際疾病分類』第10版)では、知的障害の程度基準を、以下のように定義しています。

・50~69軽度知的障害
・35~49中度知的障害
・20~34重度知的障害
・20未満最重度知的障害

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厚生労働省は、知的障害の程度や判定基準について、以下のように定義しています。ただし、厚生労働省の基準では、知能指数だけでなく日常生活能力の水準も加味して、知的障害の程度を判断するとしています。

◇知的障害の程度の判定に、基準となる知能指数の範囲
・51~70軽度知的障害
・36~50中度知的障害
・21~35重度知的障害
・20以下最重度知的障害

◇障害の程度及び判定基準: 重度(A)とそれ以外(B)に区分

重度(A)の基準
① 知能指数が概ね35以下であって、次のいずれかに該当する者
・食事、着脱衣、排便及び洗面等日常生活の介助を必要とする。

・異食、興奮などの問題行動を有する。
② 知能指数が概ね50以下であって、盲、ろうあ、肢体不自由等を有する者

それ以外(B)の基準
重度(A)のもの以外

◇療育手帳取得の際に、基準となる知能指数の値
標準化された知的検査によって測定された知能指数(IQ)が75以下であること。
(70以下に規定している自治体もある)


知能指数が高い=頭が良い?―心理学からみる「知能」の広がり

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017005335

一般的に、「IQが高い・低い」

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