子育て情報『ユニバーサルデザインとは?定義や事例、バリアフリーとの違いを詳しく解説します!』

2017年7月21日 17:00

ユニバーサルデザインとは?定義や事例、バリアフリーとの違いを詳しく解説します!

ことが重要な視点であるとと述べられています。

そしてこれを実現するためには、合理的配慮とユニバーサルデザインの考え方に基づいた環境整備が必要であることを指摘しています。ユニバーサルデザインな教育とは、障害のある子にとって「ないと困る」支援であり、どの子どもにも「あると便利」な支援を増やすことと言えます。

例えば、落ち着いて授業が受けられるよう、黒板周りの装飾を最低限にしたり、学級内のルールを明文化して決めて、それを目につくところに掲示することなどが、ユニバーサルデザインを意識した教育の工夫として考えられます。

こうした工夫は注意力が散漫になりやすい子どもや、決められたルールがないと混乱してしまう子どもにとって必要不可欠な支援ですが、そうでない子どもたちにとっても学びを最大化できるような支援と言えるでしょう。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm
参考:「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)概要」|文部科学省

現在、徐々にユニバーサルデザインが定着してきていますが、施設整備(ハード面)を整えてゆくことには一定の限界もあります。そこで大切になってくるのが”心のユニバーサルデザイン”ともいわれる「ユニバーサルマナー」です。

ユニバーサルマナーは、いくら優れたデザインのプロダクトや環境が増えても、私たち自身のこころが多様な人びとに向き合える人でなくてはよりよい社会にはなっていかないという考え方に基づいています。
高齢者や障害者、外国人やベビーカーを利用している人など、自分とは違く立場の人の視点に立ち、行動することは誰もが必要な心づかい=マナーです。

例えば、困っているようにみえる人に対して「大丈夫ですか?~できますか?できないですか?」という声をかけるのではなく「お手伝いできることはありますか?と声をかける違いだけで、相手の感じ取りかたが大きく違ってくることがあります。

どう声をかけていいかわからないと見て見ぬふりをしてしまったり、相手が困っていると決めつけて手をさし伸べ手てしまったり、どちらも正解はなく難しく考えてしまう人もいるかもしれません。ですが、世の中では自分とまったく”同じ”をみつけることのほうが難しいです。

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