子育て情報『ユニバーサルデザインとは?定義や事例、バリアフリーとの違いを詳しく解説します!』

2017年7月21日 17:00

ユニバーサルデザインとは?定義や事例、バリアフリーとの違いを詳しく解説します!

ユニバーサルデザインをはじめご紹介したいくつかのキーワードはそれぞれ、異なった定義を持ちデザインのアプローチや対応の点で違う部分があります。ですが根本となる目的や望んでいるものは同じです。


ユニバーサルデザインの考え方が日本に普及するまで

ユニバーサルデザインとは?定義や事例、バリアフリーとの違いを詳しく解説します!の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017013695

日本に本格的にユニバーサルデザインの考え方が広まりはじめたのは、1990年代中頃以降と言われています。それまでは「障害者のまちづくり=バリアフリー」という枠組みが日本に浸透していましたが、少子・高齢化社会への対応が求められるなかでの新たな枠組みとして、ユニバーサルデザインの概念が急速に広まっていきました。

平成14年に内閣府が発表した障害者基本計画では「ユニバーサルデザイン」の考え方が明記され、平成17年には国土交通省がユニバーサルデザイン大綱を発表しました。

国土交通省では、「どこでも、だれでも、自由に、使いやすく」というユニバーサルデザインの考え方を踏まえ、今後、身体的状況、年齢、国籍などを問わず、可能な限り全ての人が、人格と個性を尊重され、自由に社会に参画し、いきいきと安全で豊かに暮らせるよう、生活環境や連続した移動環境をハード・ソフトの両面から継続して整備・改善していくという理念に基づき国土交通行政を推進するため、この度、「ユニバーサルデザイン政策大綱」を策定致しましたので公表いたします。http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/01/010711_.html
ユニバーサルデザイン大綱を踏まえて、これまでの

・ハートビル法(高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律)
・交通バリアフリー法(高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律)

を統合・拡充したバリアフリー新法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)を平成18年6月に同じく国土交通省が制定しました。このバリアフリー新法には、これまでの法律の内容を踏襲しつつ、新たな内容も盛り込まれています。


具体的には、法律名をこれまでの「身体障害者」ではなく「障害者等」とし、身体障害のみならず、知的障害・精神障害・発達障害を含む、すべての障害のある人が対象となることを明確にしています。

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