愛着障害とは? 愛着障害の症状・治療法・愛着を築く方法をご紹介します!
それに対して愛着障害は、知的機能に見合った社会的コミュニケーションが見られます。つまり、愛着障害は愛着の不足によって子どもの発達が遅れているということなので、養育環境を改善すれば知的、社会面の両面を含む発達の遅れを取り戻すことができます。
◇注意欠如・多動性障害(ADHD)
脱抑制型愛着障害のある子どもにも、不注意や多動といったADHDのような症状が現れることがあります。ですがADHDのように、子ども自身とりわけ意識していないにもかかわらず常に不注意や多動が続く、という状態とは少し違います。脱抑制型愛着障害の場合、大人の気を引きたいがためにわざとそういった行動・態度を示すという点で、ADHDとは区別することができます。
まとめ
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186008782
愛着障害は乳児期に母親をはじめとする養育者ときちんと愛着を形成できていないことにより発症します。
愛着がきちんと形成できないことは、子どもの知的・社会的発達に大きな影響を与えることとなります。愛着障害の治療は早期であればあるほど効果がありますが、何もせず放置してしまうと大人になっても愛着障害をずっと抱え続ける可能性があります。
養育者の抱えるさまざまな悩みや困難な状況がある場合には、愛着障害を取り巻くすべての要因から解決策を探しだすことが必要となってきます。
パパ・ママは子どもが生まれた直後から、声掛けやスキンシップなどの子どもへのコミュニケーションを積極的にとるようにしましょう。また、子どもに常に目をかけ、あたたかく寄り添ってあげることが、子どもとの強くしっかりとした愛着を築くために大切なことなのです。
参考文献
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岡崎尊司/著『愛着障害の克服 「愛着アプローチ」で、人は変われる』
http://amzn.asia/hQ5yyHv
岡崎尊司/著『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』
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