2017年5月18日 20:50
精神疾患かな?と思ったら…病院選びから治療、経済面・生活面などの支援、相談先、対応の仕方まで
精神疾患に苦しむ人への対応の仕方
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021002981
こころの不調に悩む方と接するときに基本となるのは、 話を真摯に聞くことです。
その人が今どんな気持ちでいるのか、何に悩んでいるのかじっくりと時間をかけて話を聞きます。自分の価値観を押し付けたり、否定したりせず、ただただ聞き手に徹します。こころの不調に悩んでいるときは、ただ自分の気持ちを聞いてもらい、共感してもらうことで、いくらかでも癒やされるものです。
その際、気をつけるべきなのは、本人の苦しみを完全にわかっていると思い込んでしまうことです。
本人が味わっている苦しみを、その人と全く同じように感じることは不可能です。「わたしはあなたのことをわかっている」という思い込みは、一方的な価値観の押し付けにつながりやすく、本人を傷つけてしまうこともあります。本人が抱えている問題を完全に理解することはできないことを心に留めつつ 回復してほしいと願っていること、そして、その人が悩んでいる問題は、その人自身の弱さや性格によるものではなく、もしかしたら医学的な問題であり専門家による治療が必要かもしれないこと を伝えます。
適切な援助を受けることがどれほど有益なのか具体的に伝え、信頼できる支援者を探す手伝いをすることが大切です。
精神疾患に苦しむ方が受けられる経済的な支援
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144085729
精神疾患にかかった場合、障害者手帳の交付や医療費助成などの支援を受けられます。
自立支援医療(精神通院医療)とは精神疾患がある方で、かつ、通院による継続的な治療が必要な場合、その通院医療にかかわる医療費負担が原則1割になる制度です。
詳しくは、以下のリンクをご参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000146932.pdf
自立支援医療(精神通院医療)について|厚生労働省HP
この制度は、負担の上限金額を超えた高額な医療費を支払った際に、その超過分の払い戻しを受けることのできる健康保険制度です。