心療内科とは?精神科と何が違うの?対象になる病気や治療の流れ、費用などを解説します
そのため内科の検査では異常が見つからず、心療内科を紹介されたというケースもあります。
心療内科や精神科ではなく、「メンタルクリニック」「メンタルヘルス科」という看板を掲げる病院も多くあります。これらは病院によって診療内容のとらえ方が違います。
「精神科」という名前に抵抗のある人が多いと考え、精神科でありながらあえて名前を変えているケースもあります。また心療内科と精神科の両方の診療をするため、メンタル全般を診るという意味合いで看板を掲げるケースもあります。
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/3_01_02choice.html
【参考】みんなのメンタルヘルス|厚生労働省
心療内科の専門領域は、ストレスが招く体の不調
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10387003132
ストレスが招く体の不調には以下のようなものがあります。
・頭痛
・倦怠感
・めまい
・不眠
・過呼吸
・食欲減退、過食
・吐き気
・腹痛、胃痛
・動悸
・発汗
・抜毛
頭痛や吐き気など、身近な症状が多く並びます。このような不調の背景には、以下のような疾患が隠れている可能性があるのです。
心療内科の対象となる病気や障害など
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10179010406
心療内科の対象になる病気をいくつか挙げました。
症状の程度や原因によっては精神科など、他の診療科を勧められる可能性もあります。
何らかの理由で学校や会社にいけない、あるいは行きたくても行けないのが不登校・出社拒否です。登校や出社をしたい気持ちはあるのに、体がそれを拒否して腹痛や頭痛といった症状が表れるというケースもあります。休んで家にいれば症状が落ち着くこともあり、休むための嘘だと思われてしまうこともあります。ですが、子どもの不登校や配偶者の出社拒否から、本人だけでなく周りの人までストレスで体調を崩してしまうことも少なくありません。そのため、早めのケアが重要となります。
主な症状は吐き気や腹痛、倦怠感、動悸などです。
うつ病の中でも、心の不調が体の不調に隠れてしまっているものが「仮面うつ病」と呼ばれています。